カプコンから2020年4月3日にプレイステーション4/Xbox One/PCで発売予定の『バイオハザード RE:3』(以下、『RE:3』)。体験版配信も計画されている本作だが、メディア取材でひと足先に試遊することができた。『RE:3』、『レジスタンス』のプレイリポートを最新画像と動画を交えて紹介するので、これらを見ながら発売を心待ちにしてほしい。
『バイオ』大好き担当者がお届けします
ででお(本誌編集者)
ファミ通での初仕事は21年前の『バイオハザード3』攻略記事。もしラクーンシティに転生しても、観光ガイドとして生きていけるはず。「警察署はどこかって? そのゾンビの角を曲がって3件目だよ」。
ゴジラ太田(ライター)
今回の試遊で思ったことは「やはり『バイオ』は“怖おもしろい”」ということ。試遊ではあらゆる場所をしらみつぶしに調べながらプレイに没頭。なお取材後、大阪の某所で食べたご飯もおいしかった。
『RE:3』ゾンビが際限なく出てきて心が休まらない!?
ラクーンシティの探索を開始した直後は、ゾンビは数えるほどしか遭遇せず、対処も容易でした。しかし、探索を進めていると急にフェンスをぶっ倒して大量のゾンビが襲ってきたり、行き止まりから引き返そうとすると知らないうちに複数のゾンビに囲まれていたりと、驚かされまくり。
ラクーンシティにはドラム缶が点在しており、衝撃を与えることで爆発するので、爆発で一網打尽にしようと、ドラム缶にゾンビの集団が近づくのを待ち構えていたら死角から急に別のゾンビに襲われることも。不意を突かれることへの恐怖もハンパない。極めつけはゾンビを倒しても、いつの間にかゾンビが復活していたりして、安息の地などほとんどないんですよね。
「コイツら、どこから来たんだ!」と叫んでいるあいだも、ワラワラと迫り来るゾンビたち。まさにゾンビの無限地獄! タイプライターやアイテムボックスが置かれている部屋は安全だったので、逃げ込めたときの安堵感が半端なかった。まさに天国と地獄!(ゴジラ太田)
『RE:3』街から下水道へ……静けさがまた怖い
数日前までは平和な日常があったことを感じさせる市街地と異なり、ジルが足を踏み入れた下水道は水1滴が落ちる音さえ聞こえてきそうな静寂に包まれた場所でした。この雰囲気のギャップだけで恐怖を感じてしまいます。
逃げ場がない狭い空間では、クリーチャーと1体遭遇するだけで死を意識するんですよね。このあたりの恐怖への演出はさすがだなと感じました。てかマジ怖ぇ!(ゴジラ太田)
『RE:3』ゾンビだけじゃない!虫さんが走りまくり
ラクーンシティを探索していると、ノミのクリーチャー“ドレインディモス”に遭遇。コイツに捕まると、口の中へ産卵されちゃうんだよね。すると“パラサイト”という状態異常になって、このまま放っておくとどうなるか……おえっぷ! 想像したくないわー。まさに虫酸が走る設定のクリーチャーですな。で、ドレインディモスの巣のような場所に行くハメになるんだけど、そこらじゅうから出るわ出るわ。虫酸ならぬ“虫さん”が! 来ないで!!(ででお)
『RE:3』振り切ることも難しい恐怖の存在!
ジルの目の前に突如現れるネメシス。本当に予兆なく急に現れるからビビりますね! 生半可な攻撃ではビクともせず迫って来るので逃げようとしましたが、少しでも進行方向を迷ったり、ゾンビを避けたりしていると、あっと言う間に距離を縮められます。運よく手榴弾を当てたら一時的に動きを止められましたけど、倒せそうにはないので、基本的には全力で逃げることをオススメします! ちなみに。ネメシスは武器を使いますが手ぶらの状況で遭遇することも。しかし、ネメシスから触手が飛び出て掴まれ、ネメシスの目の前まで引き寄せられてしまいました。遭遇してしまったら、どんな状況でも安心できる時間はありませんよ!(ゴジラ太田)
『RE:3』見た目のグロさと威圧感が不気味すぎる
下水道を進んでいたら、なにやら前方で白く大きな塊が下水管から落ちてきました。「ん?」と観察していると、白い塊が動き出し……。「クリーチャー!? コイツ絶対にヤバい!」と、慌ててショットガンをぶっ放しましたが、こちらのリロード中に巨大な口がガバっと広がり、呑み込まれてしまいました。まさかの一撃死。狭い場所で迫って来られるとパニックになり、冷静な対処もできませんね。コイツの弱点を見極めるまでは、アナタもきっと喰われますよ!(ゴジラ太田)
『RE:3』引き込まれる要素は恐怖だけではない
本作の魅力は恐怖だけではありません。攻略し甲斐のある仕掛け、そして登場人物たちがくり広げるドラマがさらにプレイへ没入させてくれました。ニコライたちとの会話シーンでは、ジルの感情が伝わってくる表情の変化に、思わず見入ってしまいました。今後の展開も気になりますね!(ゴジラ太田)
『レジスタンス』はどんなゲーム?
ででお『レジスタンス』はマスターマインドとサバイバーに分かれて対戦するんだけど、お互いの人数が異なるのが特徴だね。
太田マスターマインドはひとり、サバイバーは4人でチームを組むことになりますな。
ででおサバイバー側は、名作『バイオハザード アウトブレイク』に近い感覚。みんなで協力しつつ脱出を目指す形になるから、チームワークがとにかく重要かな。
太田マスターマインドは、クリーチャーやトラップをリアルタイムで設置してサバイバーの脱出を妨害する側なんだよね。斬新。
ででお設置したトラップにかかり慌てているサバイバーを見るとニヤニヤしちゃう。
太田完全にアンブレラ社側の人間ですな。
マスターマインド
サバイバーの行動を把握し、クリーチャーやトラップを仕掛けていく。サバイバーを妨害するごとに残された制限時間を減らすことができ、ゼロにすれば勝利となる。
サバイバー
マップに3つのステージがあり、3つ目のステージから脱出できれば勝利。マスターマインドの妨害を凌ぎつつ、扉を開けるために必要なキーを探す。4人チームなので、いかに協力して連携できるかが重要になる。
『レジスタンス』新ステージはカジノ、廃棄遊園地、研究所(ラボ)!
ででお以前実施されたクローズドβテストはダウンタウンのステージしかなかったけど、製品版では全部で4ステージあるんだね。
太田今回初めて試遊したカジノは、ダウンタウンとはまったく違う印象を受けたよ。ステージが変わるだけでこれほどプレイの印象が変わるとは思わなかった。思った以上に複雑なマップな気がする。
ででおダウンタウンのように小部屋がたくさんあるわけではなくて、ひとつひとつの部屋は広いんだけど、物が散乱しているから、移動できる場所がけっこう制限されてくるんだよね。
太田そうそう。進もうとしたら行き止まりだったり。マップ画面だけだと細かい状況はわからないから、目で見える範囲の状況とマップをリンクさせる必要があるね。おかげで攻略し甲斐がある。
ででお地形に気を取られていると、マスターマインドの設置したトラップを見逃して食らっちゃったり。
太田あるある。マップの構造を把握するまで、サバイバー側は難しいかもね。これはカジノに限らず全ステージ共通だと思うけど。
ででお廃棄遊園地と研究所もステージ構造が気になる。
太田明らかにほかのステージにはない仕掛けがありそうですな。
『レジスタンス』カジノステージでプレイ!
『レジスタンス』新たに判明したマスターマインドはアレックスとスペンサー!
ででおマスターマインドのことなら俺に任せな!
太田『レジスタンス』の話をするときは、ででおは9割マスターマインドの話するよね。ハマりすぎ。
ででお「どうやっていたぶってやろうか」と考えながら罠を設置するのが楽しすぎて……ウヒャヒャ。
太田それはわかったから、新キャラを解説してよ。
ででおアレックスはダニエルたちと違い、地雷やトラバサミなどのトラップカードが多い印象を受けたよ。
太田クリーチャーを多く使いたいときはダニエルかアネット、トラップメインはアレックスという感じか。
ででおアレックスは“ヤテベオ”というボスクリーチャーを出せるんだけど、これも設置系だったよ。
太田設置系? 動けないってこと?
ででおうむ。うっかり誰もいない場所に出したら何もできなかった。巨体だからうまく使えば移動の妨げにもなるし、遠くの標的を引き寄せて食べたり。
太田おもしろそうだね。じゃあスペンサーは?
ででおなんでもできる万能型って感じかな。強い。
太田メチャメチャざっくりだな!(笑)
ででおここでは、動画ではお初となるアネットを中心にマスターマインドの流れや、アレックスの能力などを紹介していくよ。
『バイオハザード レジスタンス』マスターマインドの使いかたをアネットとアレックスで解説!
『レジスタンス』新たに判明したサバイバーはベッカとマーティン!
ででおサバイバーは新キャラがふたり判明したね。
太田ベッカは無限弾が使えるというから、真っさきに使ってみた。無限というワードが魅力的すぎる。
ででお無限弾の使い心地はどうだったの?
太田それほど長時間というわけではなかったけど、爽快感がやばいね。これは俺にピッタリ。
ででおじゃあ、かなり強いんだ。
太田強いけど、リチャージ時間が長めだから、ここぞという状況に残しておきたいかも。といっても、各エリアで1回くらいは使える感じかな。
ででお使うタイミングの腕が問われるのか。
太田あと、無限弾はどんな武器にも対応しているから、アイテムボックスから強そうな武器を取りまくったよ。
ででおなるほど。それでどうだったの?
太田武器を優先しすぎて弾薬を補充しなかったから、ふつうに弾切れを起こしてまともに戦えなくなった。
ででおダメじゃん!(笑)。無限弾はあくまで一時的なものだから、弾薬もしっかり確保しないと!
太田ですな。無限というワードを過信しすぎた。
太田マーティンは、サポートに特化したタイプで使いやすかった。
ででおどのへんが使いやすいの?
太田即席地雷とフラッシュバンがとにかく便利。「困ったら出せ」という感じで使ってオーケー。
ででおそんな適当に出しちゃって大丈夫なの?
太田さすがに意味のない場面で使うのはダメだけど、即席地雷はクリーチャーに囲まれてピンチなときに使えばたいてい成功するし、フラッシュバンも効果範囲がメチャメチャ広いから、とりあえず使えばピンチは凌げるといった感じ。
ででおサバイバーの初心者には、とくによさそうな感じだね。周りをカバーできるのがいい感じ。
太田フラッシュバンは、タイラントなどボスクリーチャーにも効くんだよね。これだけでほかのサバイバーはかなり楽になると思う。
ででおボスクリーチャーは本気でやばいから、短時間だけでも妨害できるのは助かる。
太田皆さ~ん、迷ったらマーティンですよ!