2002年2月22日 初代Xbox発売

 2月22日はふたつのゲームハードが発売された日。いまから19年前の2002年(平成14年)年には初代Xboxが、7年前の2014年(平成26年)にはプレイステーション4が日本で発売となった。

 Xboxは、PC用OSのWindowsシリーズの開発元として有名なマイクロソフトが発売した家庭用ゲーム機。PCで使われていた部品をほぼそのまま本体に流用し、高いスペックを誇る。海外では2001年11月に発売されており、約3ヵ月遅れで日本にもやってきた。2002年当時の日本はセガがハード事業から撤退した直後で、任天堂とSCE(当時)の2大ハードメーカーが覇権をかけて争っていた時代。そんな時期に、海外生まれのハードが日本市場へ投入されることと、そのハードの見た目と相まって“黒船来航”や“黒船襲来”などとメディアで取り上げられて話題を呼んだ。発売時にはビル・ゲイツ氏自身が来日して、本機をアピールするという大規模な宣伝活動も実施していたため、記憶している人もいるのではないだろうか。

【今日は何の日?】初代XboxとPS4が発売された日。ネットワーク機能が充実した、ライバルどうしの両ハードは奇しくも同じ日の発売だった_02
SHIBUYA TSUTAYAで行われたローンチイベントの模様から。ビル・ゲイツ氏が最初に購入された方とガッチリ握手。

 また、2003年1月16日にはXbox Liveがスタート。当時としては非常に先進的なサービスで、現在のオンラインサービスの基礎を作ったとも言える。オンラインゲームやボイスチャットに対応しているほか、映像や音楽のデジタル配信、ゲームの体験版のダウンロードなど、サービス内容は多岐にわたる。後継機のXbox 360やXbox Oneにも受け継がれていったのはもちろん、Windows PCやWindows Phoneにも対応している。

 ローンチタイトルは『デッド オア アライブ 3』をはじめ、全12タイトル。『Halo』や『フェイブル』といった海外の話題作を日本のプレイヤーがいち早く遊べる機会を作ってくれたほか、『鉄騎』や『NINJA GAIDEN』のような硬派なタイトルも生まれ、ゲームファンを喜ばせてくれた。

 なお、最新ハードであるXbox Series X|Sは2020年11月10日に発売されている。

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2014年2月22日 プレイステーション4発売

 プレイステーション4は、SCE(当時)が発売した家庭用ゲーム機。名称の通り、プレイステーションシリーズの4世代目にあたる。2013年11月に海外で先行発売された後、約3ヵ月遅れとなる2014年2月22日に日本でも発売された。マシンの性能が大きく向上したのは無論のことだが、ストリーム配信やスクリーンショットなどのアップロードが簡単に行える“Share”機能を搭載しているのが大きな特徴となっている。本職ストリーマー以外に積極的に配信を行うユーザーがまだ少なかった時期の発売だったこともあり、コントローラーのボタンひとつで簡単に配信が実行できることには大いに驚かされたものだった。動画の編集が簡単に行える“シェアファクトリー”が無料で配布されていて使い勝手もいいことから、現在もこのアプリを利用して動画を作っているユーザーも少なくないだろう。

 オンラインストアのPS Storeでゲームのダウンロードはもちろん、映像コンテンツなどの購入・レンタルができるほか、Amazon Prime VideoやHulu、Netflixなどとの連携も可能とオンライン要素が充実。クラウドサーバーに格納されたゲームソフトを、ネットワーク経由で遊ぶ定額サービス“PlayStation Now”も存在。プレイステーション VRを接続すれば、家庭用ゲーム機では初となる臨場感あふれる3D空間でのバーチャルリアリティーも体験できる。

 ローンチタイトルは『龍が如く 維新!』などパッケージタイトルが全部で12本。また、ゲームソフトと特殊仕様の本体がセットになった限定モデルも多数発売されており、2016年11月10日には4K解像度などに対応したハイエンドモデルのプレイステーション4 Proが発売となった。

 なお、最新ハードとなるプレイステーション5は2020年11月12日に発売されている。

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※[2021年2月22日]初掲載時より一部情報を更新させていただきました。