今回は、Team Cherryが手掛けるアクションゲーム『Hollow Knight(ホロウナイト)』を紹介したい。マルチプラットフォームで配信され、その評価はすでに定まっている同作だが、2019年12月12日にはFangamerからNintendo Switchとプレイステーション4向けにパッケージ版が発売。この冬ぜひとも遊んでほしい1本だ。
オーストラリアのインディーゲームスタジオTeam Cherryによる2Dアクション。プレイヤーは主人公である一匹の小さなムシを操り、滅びゆくムシ達の王国“ハロウネスト”の中枢に秘められた、太古の秘密を解き明かすための冒険をすることになる。
かわいらしく描かれた一風変わったムシたちと、美しく幻想的な背景とは裏腹に、難度は高くやりごたえ抜群。とくに、ボス戦はかなり歯応えがあり、倒した時には思わずガッツポーズをしてしまうほど。パッケージ化されたこの機会に、改めてこの名作をプレイするのもいいかも。
滅びゆくムシたちの王国の物語
冒険の舞台となる王国“ハロウネスト” は、曲がりくねった洞穴や古代都市、危険な荒れ地などが絡まり合うようにして構成される広大な世界。美しく幻想的な場所から、ダークで不気味
な場所まで、さまざまな場所が用意されている。
進むにつれて背景が変化していくので、背景を眺めるのに夢中で倒されてしまうなんてことも。場所に応じて音楽も変化し、ときに恐ろし気に、ときに優しく彩り、それぞれの場所の雰囲気を醸し出している。
簡単操作で地下世界を冒険 パワーアップで新たな能力も
序盤は移動、ジャンプ、攻撃、回復のみのシンプルなアクションを駆使して進んでいく。攻撃は“釘”を剣のように振る近距離攻撃、回復は敵を倒したときなどに手に入るソウルを利用し簡単に使うことが可能。冒険が進むにつれ、さまざまなスキルや移動能力が得られ、行ける場所も増える。進めば進むほど、おもしろさも倍増していく。
汚染された生物たちが行く手を阻む
冒険する中で、プレイヤーは汚染されたムシや、獰猛な怪物、古の騎士など、130種類以上の敵と30種類のボスに遭遇する。突進してきたり、武器で攻撃してきたりと、個性豊かな方法で、主人公の冒険を妨害してくる。見つけた敵を記録できるアイテムもあるので、コレクションする楽しさも。