2020年の発売に向けて、いよいよプレイステーション5タイトルが発表だ。FPS『ボーダーランズ』シリーズなどで知られるGearboxが、Counterplay Gamesが開発するアクションRPG『Godfall』を2020年にプレイステーション5とPC向けに発売することを発表した。

 なおプレイステーション5では日本でもローンチタイトルとなるほか、PC版はEpic Gamesストアでの販売となる。

 『Godfall』は、最大3人協力プレイが可能な、ファンタジー世界を舞台にした3人称視点のアクションRPG。『ボーダーランズ』シリーズが自称するジャンル“Looter-Shooter”(※)をもじった“Looter-Slasher”になると主張しており、ヘビーな近接攻撃と魔法で敵をなぎ倒していき、装備やスキル構成によるビルドを強化していくという内容になる模様だ。

(※編注: 敵を撃って倒し、Loot=より強力なお宝装備を獲得して進んでいくスタイルを指す)

開発インタビューで今話せる範囲まで聞いた

 本作の発表が行われたゲーム賞“The Game Awards”では初公開トレイラーが放映され、美麗な反射で輝くナイトたちの装備やなかなか壮大そうな描写が印象的だったが、果たして実際どんなゲームになるのか?

 本誌では開発元であるCounterplay Gamesの代表にして本作のクリエイティブ・ディレクターであるキース・リー氏にメールインタビューを敢行。気になる点について直撃した。

キース・リー

開発元Counterplay GamesのCEOで、『Godfall』のクリエイティブ・ディレクターを務める。

ゲームシステムやモードについて

――さて本作は“Looter-Shooter”なアクションRPGとのことですが、“ボーダーランズのようなシステムで、ディアブロみたいなシリアスで剣と魔法のファンタジー”みたいなものを期待すればいいんでしょうか? 本作をどう表現しますか?

キース まさに! ボーダーランズみたいなLooter-Shooterな協力プレイ体験をイメージしてください。ああいったものが(ボーダーランズ的なファンキーな未来世界ではなく)英雄的なナイトと古代の魔法がいっぱいの、シリアスな新たなファンタジー世界にやってくるという感じです。

 本作でプレイヤーは、敵の大群をぶっ飛ばせるパワフルな近接武器を構え、友達とチームを組んで強力なお宝を求めるハントに出撃することになります。

――“スキルが重視される攻撃的なゲームプレイによる新鮮な3人称視点アクションの戦闘”が売りのひとつとのことですが、どう新鮮なんでしょうか。今話せるシステムなどがあったりしますか?

キース 見下ろし型のアクションRPGではシンプルなAoE(範囲攻撃・範囲効果)とパッシブスキルの組み合わせにフォーカスした作りになっていることが多いですが、本作の戦闘はより高度な立ち回りを決めることが称賛される作りになっています。

 我々の戦闘はプレイヤースキルと装備が陰陽マークのように組み合わさったものとなっており、あなたのプレイスタイルによってハードで高速なプレイを指向することも、あるいはもっと念入りで戦略的なスタイルで行くこともできます。

――三人称視点ということですが、プレイ中はどんな感じの視点になるのでしょう?

キース 我々のカメラは肩越しの三人称視点になります。よりキャラクターや世界との深い繋がりを感じられるようなものになっています。

開発から送られてきた戦闘画面のサンプル画像。手前のナイトがプレイヤーキャラクターで、これは大型の敵の攻撃を弾いている所。かなりアクション寄りの設計っぽい。

――ゲームモードはどうでしょう。ストーリーやキャンペーンを期待してもいいですよね?

キース 『Godfall』には、まず世界に没入していってもらうためのメインストーリーミッションがあり、終盤に近付くにつれて新たなゲームモードや追加のミッションなどがアンロックされていく予定です。

 さらにプレイヤーの本気を試すような終わりなきゲームモードもあります。冒険を通じて得た強力な装備をもって挑んでもらいたいですね。

――『ボーダーランズ3』のレベルスケーリングのようなシステムはどうでしょう。あれは異なるレベルの友達と遊べてとても良かったのですが。

キース 本作は協力プレイで遊ぶことを念頭に開発しており、異なるレベルの友達と遊べるようになっていて、さらにキューで待機しなくてもサクッと参加できるようにもなっています。

 異なるレベルで遊ぶ方法については『ボーダーランズ3』とは異なったアプローチを採用しているのですが、一緒に楽しむことができ、バランスの取れた形でそれぞれ貢献できるようなものになる予定です。

――クラス(職業)やスキルツリーシステムなどはありますか? どんな武器タイプで遊べるのでしょう?

キース 戦いやミッションの最中でも役割を簡単に変えられるような、フレキシブルなクラスシステムを搭載する予定です。

 武器も軽くて素早いものからヘビーでパワフルなものまで、幅広いものを用意するつもりです。それとプレイヤーは“ヴェイラープレート”(Valorplate)と呼ばれる古代の強力なアーマーを獲得することができるのですが、それらにはプレイスタイルを変えるようなオーグメントを入れるためのスロットがたくさんあります。

――ビルド構成の多様性はどう維持しますか? 自分は“このクラスでこのビルドでこの装備ならいける”って制限をされるのが好きじゃないのですが……。

 いずれもっと詳しく話そうと思いますが、“オーグメント・コンステレーション・システム”により、ビルドをいろいろいじくり回したい人にとっては夢のようなシステムになっていると思います。

 我々はそれぞれのプレイヤーにヴェイラープレートをいろんな方向にカスタマイズしてもらって、あなたの指紋のようにその人固有のものを作り出して欲しいと考えています。

武器のサンプル画像。剣、ハンマー、槍などは登場しそう。元画像はクルクル回転して武器が光っていたので、金属の反射に力を入れているのかも。

PS5を選んだ理由や日本市場について

――PS5を選んだ理由は?

キース プレイステーション5のパワフルなSSDドライブのおかげで、かつてないディテールでオブジェクトを描写することができ、かつどんどん拡大していく世界でシームレスなローディングを実現できるというのが理由のひとつに挙げられます。

 また我々の戦闘は運動的な感覚を重視しているので、新たなコントローラーの“アダプティブトリガー”と触感フィードバックのおかげで、次々と動き回る戦闘を爽快で直感的に伝えられるということもあります。

――今後明かされるようなプレイステーション5特有の機能などはありますか?

キース 上に挙げた例のように、プレイステーション5版にはエキサイティングなものをいくつか用意しています。いずれもっとお話できることでしょう。

――クロスプレイやクロスセーブのサポートは?

キース 開発のこの段階で特に意識していることはありません。

――ローカライズや発売時期について、日本市場での計画はありますか?

キース イエス! プレイステーション5のローンチタイトルとして、その祖国である日本を置き去りにするわけにはいきませんよ! ローンチ時にそこにあると思ってもらって構わないです。

――PC版のEpic Gamesストアでの配信は時限独占でしょうか? 他のプラットフォームやストアを期待しても?

キース Epic Gamesストアは12ヶ月の時限独占になります。それが今言えることですね。