荒野のビジネスマンになれる職業、それが商人!
こんにちは! ライターのよしこちゃんです。『レッド・デッド・リデンプション2』(以下、『RDR2』)のプレイヤーなら、誰でも無料で楽しめるオンライン専用コンテンツ、『レッド・デッド・オンライン』(以下、『RDO』)の魅力を伝える本連載。PC版も2019年11月5日に発売され、あらためて超高精細のオープンワールドを楽しんでいる人も多いのではないでしょうか。
開拓時代末期のアメリカで無法者の人生を好きなように楽しめる本作において、より深いロールプレイを可能にするコンテンツ、“荒野の職業” 。これまでに、賞金首を狙って報酬をゲットする“賞金稼ぎ(The Bounty Hunter)”、各地に散在するお宝を探索する “収集家(The Collector)”をプレイしてきて、広大なオープンワールドで展開する新たな大冒険をお届けしてきました。
今回は、残された最後の“荒野の職業”である“商人(The Trader)”についてレクチャーしていきましょう。
頼れる仲間クリップスとともにビジネス だ
“商人”は、ギャング仲間のクリップスとともにキャンプで交易所を立ち上げ、“貿易”を行う職業です。 貿易といってもそこまで複雑なものではなく、プレイヤーは動物を狩り、狩猟で手に入れた素材をクリップスに渡して販売可能な商品に加工してもらい、それを売買することでビジネスを成立させるという、至極シンプルな流れになっています。
クリップスと手を合わせて作ったさまざまな商品を周辺地域に配達したり販売して、お金を儲けるわけですね。始め方ですが、“商人”もほかの荒野の職業と同じように、タイトル画面のオンラインメニューから開始することができます。
ゲームを開始すると、バッグの中に入った手紙を見つけるところから物語が動き出します。
手紙はクリップスからのもので、どうも“いい仕事”があるらしいです。しかも急ぎとのことなので、さっそく指定された雑貨屋へ向か います。雑貨屋に到着すると、クリップスから話を持ちかけられます……。
商売を始めるにあたってまず、必要な“初期投資”として馬車と物資をキャンプまで持ち帰るよう、クリップスから依頼されます。仕事に取り掛かる前の準備というヤツです。
「商人だし、馬車を持って帰るだけなら戦闘もないだろう」とタカをくくっていたのですが、そこはやっぱり『RDO』。タダで何かを得られるほど甘い世界ではありません。思わぬ銃撃戦が発生して、あたふたしてしまいました……。
とにもかくにも無事にミッションをクリアーできたので、いよいよ“クリップス貿易会社”の開業となりました。自分のキャンプにある 肉屋のテーブルで、本格的にビジネスをスタートします!
肉屋のテーブルでは素材の量、物品の生産(の稼働)状況、物品の在庫数が確認可能で、それぞれをキャンプに寄付したり、補給、配達することができます。
生産に必要な素材は、おもに動物の素材を寄付することで補充されていきます。プレイヤーは己のスキルを駆使して動物を狩り、入手した素材を肉屋のテーブルまで持って行ってクリップスに渡せば、商人として最低限の仕事をこなしたことになります。
商人をメインに進めたいなら、拠点となるキャンプは野生動物がたくさん生息している地域に設置するのがオススメです 。また、クリップスは皮を剥いだ動物の死骸は受け取ってくれません。できる限り、狩りをしたそのままの状態で持っていきましょう。
クリップスはとにかく仕事が早いので、素材がなくならないように注意しながら、より多くの動物を狩猟して素材をよどみなく提供するのがポイントです。
生産は、素材の数が多い=素材の供給量が十分であればラインは稼働し続けますが、素材が少なくなってくると当然、稼働が中断されます。つまり、商売がストップするのです。これは商人にとって、あってはならないこと。
もし素材が少なくなったら、狩猟で獲得する以外にも、お金を払って物資を注文したり、少々“汚い”……いや、じつに無法者らしい方法で補給することも可能となっています。それが、補給ミッションです。
補給ミッションは、他人の牧場に忍び込んで物資を盗んだりして素材を補給するという、無法者ならではの内容になっています。誰にも見つからずにキャンプまで物資を運べられたら、素材が補給されて生産ラインの稼働が再開されます。生き馬の目を抜く過酷な西部で ビジネスを成功させるには、良いも悪いもないのです!
クリップス貿易会社のメニューにある“物品”では、生産されたアイテムの量を確認できます。生産したアイテムを周辺地域に配達することで、低リスクで収入を得られるのです。より遠くの地域まで運べば、なんと割り増し価格で販売することも可能。これはおいしい! ということで、さっそく生産したアイテムを配達してみました。
本連載を読んでいる方には愚問でしょうが、『RDO』の世界は危険に満ちています。配達の目的地となる駅に着いたからひと安心……なんてことがあるわけもなく。そこには物資を狙った盗賊が待機している場合もあるのです。せっかく生産した物品を盗まれないよう、
敵がいたら迷わず速やかに倒しましょう。盗賊を倒して無事に商品を届けたら、やっと配達完了となります。
商人にも、ほかの職業と同様に独自のランクが設定されています。商人のレベルを上げることで、狩猟した素材をよりたくさん積める狩猟用馬車を入手したり、配達馬車をアップグレードして多くの商品を運べるようになったり……。つまり、商売の効率がどんどんアップするということになります。
あらためて説明すると、それぞれの職業に紐づいたアクティビティをクリアーすることで、それぞれの役割XPが加算されます。必要な役割XPを獲得すると、全部で20段階ある役割ランクがアップ。このランクが5つ上がるごとに役割レベルがアップ(初心者→有望株→一人前→達人)し、新たなスキルが解除されるのです。
商人専用のスキルとアイテムは以下の通り。
[商人専用のスキルとアイテム]
●防衛力:キャンプへの強襲を減らす
●認識力:より広範囲で敵対する商人の馬車を認識する
●能率:動物の死骸(最良)から入手できる利用可能な素材が2 倍に
●番犬注意:犬を訓練してキャンプを襲撃する泥棒を警戒できる
●武器箱:後で使うために武器をしまっておける
●材料バッグのアップグレード:材料袋での所持上限が増える
●素材バッグのアップグレード:原料袋での所持上限が増える
●狩猟用馬車:多くの死骸や皮、毛皮を運ぶのに適した頑丈な馬車
●中型&大型配達馬車:アップグレードされた馬車でより多くの樽を運べる
●ランスナイフ:商人だけが購入できる、専用デザインのナイフ
●シチュー鍋:基本ステータスを強化するシチューの製法を解除
また、ビジネスが成功して大きくなっていくと同業者から妬まれるのは世の常であり……キャンプを襲撃されることもあります。ビジネス拡大と同時に、頼れる番犬を購入するといいかもしれません。犬を訓練すれば、敵からの襲撃をいち早く警告してくれるので、こちらも準備ができますから。より安全かつ確実にビジネスするなら、投資を惜しまないことが重要なのです。
筆者は、商人が3つの“荒野の職業”の中でもいちばん気に入っている職業です。商人としての役割を果たしていると、『RDO』内に構築された西部の一員として、この世界に貢献しているという実感が湧くんですね。狩り、配達、戦闘とシチューションにもバリエーションがあるので、まったく飽きを感じない職業でもあると思います。クリップスがいるという安心感とコミュニケーションも、ロールプレイを深めてくれます!
今回のプレイでわかったことはふたつ。
・商人はやることが多いので、忙しくて飽きのこない職業
・ビジネスを成功させるためには手段を選んではいけないのも“らしい”ところ
“荒野の職業”は、『RDO』が持つ深みと、世界とリンクすることのおもしろさをいっそう強くしてくれるコンテンツです。しかも、今後も新たな職業が追加されていく予定とのこと。いまのうちに賞金稼ぎ、収集家、商人を経験して、職業というシステムに慣れておきましょう。『RDO』の進化は止まらないので!