2019年9月16日、日本野球機構(NPB)とKONAMIが行うプロ野球eスポーツリーグ、“eBASEBALL プロリーグ2019”の選手を決める“eドラフト会議”が開催された。

『パワプロ』プロリーグ2019年選手が確定! つば九郎やエルドレット氏らも登場したeドラフト会議リポート。真中満氏&里崎智也氏インタビューも!_01

 eBASEBALL プロリーグは、NPBとKONAMIが共催するプロ野球のeスポーツリーグ。

 プロ野球と同様、12球団それぞれに選手が所属し、セリーグとパリーグに分かれ、『実況パワフルプロ野球』を使ったペナントレースを戦うeペナントレースを行い、各リーグの上位3チームは、eクライマックスシリーズに進出。両リーグの勝者はe日本シリーズへと進出し、日本一を決定するなど、実際のプロ野球とほぼ同じルールが適応されているのがポイントだ。

 2019シーズンより、各球団の登録選手が3名から4名に拡大したほか“セ・パe交流戦”の実施やレジェンドOB選手の起用が可能になるというルール変更も行われた。

 また、2019シーズンでは選手名は実名での登録が基本に。本稿でも“実名(プレイヤーネーム)”という形で表記していく。

※そのほかの変更点などについては以下の関連記事もチェック!

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 eドラフト会議の模様は、YouTubeでも公開中。

 2019シーズンのドラフト会議には、以下のルールが適応される。

  • 2019シーズンは4名で1チーム(※2018シーズンより1名増加)。
  • 2018シーズンから継続契約できるプレイヤーは最大2名まで。
  • 第1巡目~第3巡目までは入札抽選方式で行う。指名権を持つ球団が一斉にプレイヤーを指名し、重複した場合は抽選で決定(※抽選で外れた球団は改めてプレイヤーを指名し、これを各球団の選択が確定するまでくり返す)。
  • 選手選択への入札順は、継続契約を行ったプレイヤーの数によって異なる。第1巡目に入札できるのは、継続契約プレイヤーが0名の球団。第2巡目に入札できるのは、継続契約プレイヤーが1名以下の球団。第3巡目は全球団が入札できる。
  • 第4巡目はeBASEBALL パワプロ・プロリーグ 2018シーズン eペナントレースの順位の逆順に指名を行う(ヤクルト→ロッテ→阪神→楽天→中日→オリックス→読売→日本ハム→広島→ソフトバンク→DeNA→西武)。

 2018年シーズンは各球団3名の選手が所属していたが、継続契約できるのはそのうちふたりまで。各球団、1名は新入団の選手が加入する見込みが高い。

 また、中日ドラゴンズと東京ヤクルトスワローズは継続契約選手なしで新しく4人の選手を呼び込むなど、2018シーズンとは勢力図が一新されることが予想される。

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 eドラフト会議は、オープニング映像からスタート。映像では、今回の注目選手が紹介された。

 大川泰広(BOW川)選手は2018シーズンで埼玉西武ライオンズに所属し、日本シリーズ優勝まで導いた立役者だったが、継続契約の対象外となってしまい、今回のeドラフト会議で再起を図る。

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 前田恭平(マエピー)選手は過去に数々の実績を残しながプロ入りするも、2019シーズンは交通事故という不運な出来事もあり、シーズン全敗という成績によって契約を解除されてしまったが、実力は申し分なし。

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 菅原翔太(ぶんた)選手は、2019シーズンは解説者として盛り上げに貢献。公務員で副業が禁止されているためだったが、今回のプロ入りを果たすために転職したという経歴を持つ。

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 続いては、今回のeドラフト会議の注目ルーキーを紹介。柳 虎士郎(ゆさ)選手は、17歳の現役高校生プレイヤー。過去にはeBASEBALL全国中高生大会で優勝した経歴を持ち、注目されているルーキーだ。

 市村慎之介(はる)選手は、もとヴィジュアル系バンドメンバーという異色の経歴の持ち主。ギターや作曲を手掛ける抜群の才能を、今度は『実況パワフルプロ野球』で活かす。

 坂東秀憲(どぅーけん)選手は、東大医学部卒で、現在はなんと読売巨人軍の営業企画部に所属するという、こちらも特徴的な職業の選手となっている。ゲームを始めてから10ヵ月でプロレベルにまで成長するなど、その才能は選手のなかでもピカイチと言える。

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指名待ちをする選手たちは、別室にて待機。

 注目選手紹介が終了したら、いよいよ注目のeドラフト会議がスタート。まずは、継続契約なしの中日ドラゴンズと東京ヤクルトスワローズが、1巡目の優先指名を行う。

 東京ヤクルトスワローズは今回もっとも注目を集める大川泰広(BOW川)選手を、中日ドラゴンズは、菅原翔太(ぶんた)選手を1位指名し、そのまま契約決定となった。

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eドラフト会議の指名選手を選択する緊張感は、実際のドラフト会議さながら。会場には一部球団のマスコットも参加し、東京ヤクルトスワローズのつば九郎は、自分にコーヒーが出されていないことにご立腹。

 続いて2巡目の指名がスタート。

 こちらも、継続契約なしの中日ドラゴンズと東京ヤクルトスワローズのみ指名を行うことができる。

 東京ヤクルトスワローズは藤本洋介(めし原)選手、中日ドラゴンズは岡久将吾(デジうち)選手を指名。重複なしのため、2巡目も抽選なしに契約選手が決定した。

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 3巡目からは、全球団が指名を行うことができる。

 各球団は以下のように指名し、前田恭平(マエピー)選手、平山大輝(ひらD)選手、松井徳成(とくとく)選手の指名を重複したため、今回初の抽選を行うこととなる。

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抽選の結果、平山大輝選手は福岡ソフトバンクホークスが獲得。くじ引き時の緊張感も、ドラフト会議さながら。
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前田恭兵(マエピー)選手は埼玉西武ライオンズが獲得。
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松井徳成(とくとく)選手は、オリックス・バファローズが引き当てた。

 抽選が外れた3球団は、もう一度3巡目の指名を行う。なんと今回は、3球団ともに町田和隆(あんちもん)選手を指名するという熱い展開に!

 いずれも2度は外したくない状況のなかでくじ引きだったが、みごと千葉ロッテマリーンズが町田選手を獲得した。

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のちにマスコット3人(?)のくじ引きとツッコまれた3球団入り乱れてのくじ引き。手(手羽)でうまくくじをつかめずにモタつくつば九郎が笑いを誘う。

 今回も抽選が外れてしまった2球団は、3回めの3巡目指名を行う。今回は重複することはなく、東京ヤクルトスワローズは加藤誉士典(TAKU)選手を、阪神タイガースは宇佐川史彬(OKARINA)選手を獲得。

 以上をもって、全球団の3巡目の指名が確定した。

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 最後の4巡目は、前シーズンの順位の逆の順番に選手を指名することができるため、抽選は発生しない。

 この指名で全球団の選手が確定するため、選ばれなかった選手はプロプレイヤーになることができない。

 選手たちはもちろん、会場の全員が固唾を飲んで見守る状況は、まさにドラフト会議そのものだ。

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4巡目の指名は、以下のようにつつがなく決定。憧れのプロ選手への最後のチャンスのため、見事指名を勝ち取った選手のなかには涙を流す人も。指名された喜び、されなかった悲しみ、それぞれの感情が入り乱れる。

【4巡目指名】

  • 横浜DeNAベイスターズ:渡邉輝哉(tell)選手
  • 広島東洋カープ:徳田直也(小早川)選手
  • 読売ジャイアンツ:坂東秀憲(どぅーけん)選手
  • 中日ドラゴンズ:脇 直希(みぞれん)選手
  • 阪神タイガース:岸川虎太朗(★コタ★)選手
  • 東京ヤクルトスワローズ:高良匡史(えぞひぐま)選手
  • 埼玉西武ライオンズ:大上拓海(どいや)選手
  • 福岡ソフトバンクホークス:大石直弥(ナオピー)選手
  • 北海道日本ハムファイターズ:相澤一久也(くや)選手
  • オリックス・バファローズ:高川 悠(ころころ)選手
  • 東北楽天ゴールデンイーグルス:高田和博(TKD)選手
  • 千葉ロッテマリーンズ:柳 虎士郎(ゆさ)選手
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 注目選手として紹介された柳 虎士郎(ゆさ)選手は千葉ロッテマリーンズが獲得。

 読売巨人軍に所属する坂東秀憲選手(どぅーけん)は、読売ジャイアンツが4巡目で指名。

 eドラフト会議の結果、各球団の契約選手は以下のとおりとなった。

セントラル・リーグ

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横浜DeNAベイスターズ:河合祐哉(AO)選手、大茂英寿(ヒデナガトモ)選手、髙羽和宏(じゃむ~)選手、渡邉輝哉(tell)選手。
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広島東洋カープ:大寺量亮(ゴジラ)選手、倉前俊英(カイ)選手、伊勢家雄次(泉川れい)選手、徳田直也(小早川)選手。中央は先日引退セレモニーを行ったばかりのブラッド・エルドレッド氏。
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読売ジャイアンツ:舘野弘樹(てぃーの)選手、吉田友樹(たいじ)選手、高川 健(ころころ)選手、坂東秀憲(どぅーけん)選手。
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中日ドラゴンズ:菅原翔太(ぶんた)選手、岡久将吾(デジうち)選手、新井宇輝(みかん)選手、脇 直希(みぞれん)選手。
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阪神タイガース:森 翔真(しょーら)選手、辻 恭平(ベルガモット)選手、宇佐川史彬(OKARINA)選手、岸川虎太朗(★コタ★)選手。
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大川泰広(BOW川)選手、藤本洋介(めし原)選手、加藤誉士典(TAKU)選手、高良匡史(えぞひぐま)選手。

パシフィック・リーグ

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埼玉西武ライオンズ:緒方寛海(なたでここ)選手、神谷将徳(ミリオン)選手、前田恭兵(マエピー)選手、大上拓海(どいや)選手。
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福岡ソフトバンクホークス:加賀谷颯太(ケーバック)選手、三好航太郎(さんらいく)選手、平山大輝(ひらD)選手、大石直弥(ナオピー)選手
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北海道日本ハムファイターズ:木滑達也(ビッシュ)選手、鴇田貴大(TOKING)選手、及川裕也(JOY戦士)選手、相澤一久(くや)選手。中央は、球団OBの“岩ちゃん”こと岩本勉氏。
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オリックス・バファローズ:指宿聖也(みっすん)選手、木村智亮(いちろー)選手、松井徳成(とくとく)選手、高川 悠(スーム)選手。
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東北楽天ゴールデンイーグルス:岡田郁斗(Okd)選手、井上将旭(MASA)選手、三輪貴史(ねお)選手、高田和博(TKD)選手。
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千葉ロッテマリーンズ:清野敏稀(イッキー)選手、下山祐躍(スンスケ)選手、町田和隆(あんちもん)選手、柳 虎士郎(ゆさ)選手。中央はOBの里崎智也氏。

真中満応援監督&里崎智也氏にインタビュー!

真中満 氏(まなか みつる)

東京ヤクルトスワローズ(1993~2008)所属の元プロ野球選手。1971年生。左投左打。俊足を活かした堅実な外野守備、勝負強いシュアーなバッティングで神宮球場をわかせた。2015年には東京ヤクルトスワローズの監督として、チームを優勝に導く。eBASEBALL2019“応援監督”に就任。(文中は真中)

里崎智也 氏(さとざき ともや)

千葉ロッテマリーンズ(1999~2014)所属の元プロ野球選手。1976年生。強肩強打のキャッチャーとして千葉ロッテのスタメンマスクをかぶり長年活躍。2006年のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)では正捕手として日本代表を導き、ベストナインに選出される。最近はYoutuber活動にも挑戦中。(文中は里崎)

 eドラフト会議の終了後、eBASEBALL プロリーグの応援監督を務める真中満氏と、野球解説者の里崎智也氏にインタビューを行った。見事プロ選手契約を勝ち取ったプレイヤーたちに対するアドバイスやeドラフト会議の感想など、いまの率直な感想を伺った。

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真中満応援監督

――本日の感想をお聞かせください。

真中指名待ちをする選手の表情とかも印象的で、緊張感のあるドラフトだったと思います。

――2年目の今シーズンは、どんなところが見どころになると思われますか?

真中eBASEBALLは1年目から非常に盛り上がりましたよね。その選手たちにプラスして、さらに新しい選手が入ってきて優勝を争うことになるので、また見応えが増えたなと。毎年こうやって広がっていくのが楽しみです。

――新しくプロになった選手に向けてコメントをお願いできますか?

真中プロを目指してがんばってきた選手がこうやってドラフトに指名されて、選手としてプレイすることになりますから、緊張感もあると思いますが、自分たちが努力してきたものをうまく結果に出して、すばらしい試合になるように期待したいですね。

――真中さんはeBASEBALL プロリーグを間近で観られてきたわけですが、それを経てプロ野球の試合の見かたが変わったようなことがありますか?

真中ゲームでは、選手それぞれに特殊能力がありますが、プロ野球を観戦していると、代打で出てきた選手を見て「この選手は代打の特殊能力がゲームであるから打つな」みたいなことを考えるときもあります(笑)。

――本日のeドラフト会議を経て、注目する1チームを挙げるとすると、どの球団になりますか?

真中OBだから言うわけではないのですが、ヤクルトですね。大川選手を筆頭に、注目していた選手が入ってきたので。

――応援監督として、今シーズンの抱負をお聞かせいただけますでしょうか。

真中選手だけじゃなく、私たちがうまく解説して選手の緊張感やeBASEBALLでしかできない部分などをうまく伝えられればと思っています。

続いて、里崎智也氏にインタビュー!

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里崎智也氏

――eドラフト会議を見て、ご感想は?

里崎選ばれる人の表情が物語っていますけど、プロ野球と同じように、これで人生が決まるという気持ちがあると思います。選ぶほうも、勝つために誰を指名するのかというのもありますし、選ぶほうも選ばれるほうも真剣になりますよね。

――今年でeBASEBALL プロリーグは2年目になります。プロ野球のシーズンと比べて勝るとも劣らない盛り上がりを見せていると思いますが、いかがでしょうか。

里崎そうですね。人間がプレイするプロ野球は観るけど、ゲームのほうがしないとか、その逆もありますよね。それらの人が共有しあって野球そのものを楽しめると、お互いいいんじゃないでしょうか

――お互いに興味を持ってもらえるようになるといいですね。

里崎まだ始まったばかりなのですが、eBASEBALL プロリーグは盛り上がっていくという感覚はあります。僕らがゲームから当時のプロ野球選手を覚えたように、これを観て、プロ野球に興味を持っていただけるとうれしいですね。

――本日、各球団の契約選手が決まったわけですが、順位はどの様になると思われますか?

里崎ゲームでは、選手のデータのアップデートがまだ行われていないので、予想はそれを見てからになるでしょうね。日本のプロ野球の順位と能力がゲームにも反映されるわけですが、下位の成績に終わったチームが、eBASEBALL プロリーグで巻き返せたりすると、すごくおもしろそうですよね。

――実際に、2018年は、現実では4位だった横浜DeNAベイスターズが、eBASEBALLではセ・リーグを制するという逆転も起きましたね。今回選ばれた選手たちに向けて、アドバイスやエールをお願いできますでしょうか。

里崎プレッシャーがかかってくると思うので、そのプレッシャーを感じながらどこまでできるかチャレンジしてもらいたいです。結果を残さないとつぎのシーズンにつながらないので、継続契約選手ももちろんがんばっていただきたいです。

――2019シーズンからは、ゲームでOB選手も使用できるルールになります。里崎さんが、実際に対戦してみたかったレジェンド選手はいらっしゃいますか?

里崎やっぱり沢村栄治さんと金田正一さんですね。どんなにすごかったのか、自分の眼で見てみたいという想いがあります。

――レジェンド中のレジェンド選手ですね。最後に、このeBASEBALL プロリーグを盛り上げていただけるメンバーの一員として、2019シーズンの抱負をお伺いできますでしょうか。

里崎プロは、勝つだけじゃなく魅せないといけない。勝つのは当たり前として、魅せるということを今年は意識して戦ってほしいです。

――お客さんを楽しませるというプロとしての責務ですね。本日はありがとうございました。

 これにより、eドラフト会議は終了。12球団それぞれに所属する48プレイヤーが決定することとなった。選手たちは、2019年11月から開催されるeペナントレース、セ・パe交流戦に挑み、2020年1月25日に開催されるe日本シリーズに勝利するべく激突する。今回のシーズンではどんなドラマが生まれるのか、注目したい。