今年はレジェンドOB選手も使用可能に! 采配はどう変わる?
2019年6月10日、一般社団法人日本野球機構(NPB)とKONAMIが共同で行う“eBASEBALL プロリーグ”2019シーズンの発表会がコナミデジタルエンタテインメント本社にて行われた。
会場には、ゲームメディアのみならずスポーツ新聞の記者やテレビカメラも多く詰めかけ、2年目となる“eBASEBALL”への関心の高さをうかがわせる。
本稿では、この日明らかになった新たなポイントをまとめるとともに発表会の模様をリポートする。
まず、斉藤コミッショナーから“eBASEBALL プロリーグ”2019シーズン開催の目的が改めて語られた。
NPBとしてeBASEBALLという試みを続けていくのは、「新しい野球の楽しみかたを提供することにより、既存の野球ファンに加えてさらなる野球ファン層の拡大を目指す」と、とくに10代~20代へ野球の魅力を訴求したい旨を改めて強調。
また、今シーズンならではの新要素として、セ・パ交流戦にならった“セ・パe交流戦”の開催や、選手枠の増加(1チーム3名→4名)、プロ野球OB選手のゲーム内起用可能などの要素が紹介された。
続いて早川社長は、昨シーズンのeBASEBALLが成功した要因として「(プロ野球)日本シリーズの終了直後に、ゲーム内に最新データを反映させたeペナントレースをスタートできたところにあります。実際のプロ野球の興奮をそのまま引き継げたのが大きかった」と分析。
eBASEBALL2年目となる2019シーズンは、オリジナルグッズの販売や優先観覧席の導入などの試みも取り入れ、試合をさらに盛り上げていきたいとも語った。
また、発表会には、駒田徳広氏からの挨拶に加え、日本プロ野球名球会顧問・王貞治氏からのメッセージ動画も上映。さらに真中満氏の“eBASEBALL プロリーグ 応援監督”任命式や、昨年のシーズンでMVPを始め個人4冠に輝いた緒方寛海(なたでここ)氏を打者に迎え、斉藤コミッショナーによる始球式なども実施された。
そのほかのおもな発表内容
- 昨シーズンに引き続き、“eBASEBALL プロリーグ”を、NPBとKONAMIで共催する。
- プロ野球12球団を代表する選手が、以下の競技タイトルを使用して2019シーズンを開催する。
- 競技タイトルには、KONAMIの家庭用ゲーム『実況パワフルプロ野球 2018』(2019年度版プロ野球データを反映するオンラインアップデートが必要)を使用する。
昨シーズンからのおもな変更点
- 元東京ヤクルトスワローズ監督・解説者の真中満氏が“eBASEBALL プロリーグ応援監督”に就任
- “セ・パe交流戦”を初開催。試合会場は広島を予定
- 各球団の代表選手を3名から4名へ変更(試合に出場するのは一節につき3名まで)
- 各球団は昨シーズンの代表選手を最大2名まで継続契約が可能(任意)
- ゲーム内OB選手が起用可能に
各球団の継続契約選手一覧(任意、最大2名まで)
※eBASEBALL パワプロ・プロリーグ 2018 シーズン終了時のリーグ別順位
※敬称略(プレイヤー名)
- 横浜DeNAベイスターズ:河合祐哉(AO)、大茂英寿(ヒデナガトモ)
- 広島東洋カープ:大寺量亮(ゴジラ)、倉前俊英(カイ)
- 読売ジャイアンツ:舘野弘樹(てぃーの)、吉田友樹(たいじ)
- 中日ドラゴンズ:※継続契約なし
- 阪神タイガース:森翔真(ショーラ)、辻恭平(ベルガモット)
- 東京ヤクルトスワローズ:※継続契約なし
- 埼玉西武ライオンズ:緒方寛海(なたでここ)、神谷将徳(ミリオン)
- 福岡ソフトバンクホークス:加賀谷颯太(ケーバック)、三好航太郎(さんらいく)
- 北海道日本ハムファイターズ:木滑達也(ビッシュ)、鴇田貴大(TOKING)
- オリックス・バファローズ:指宿聖也(みっすん)、木村智亮(いちろー)
- 東北楽天ゴールデンイーグルス:岡田郁斗(okd)、井上将旭(MASA)
- 千葉ロッテマリーンズ:清野敏稀(イッキー)、下山祐躍(スンスケ)
※新たに選ばれる4選手のうち、継続契約プレイヤー以外は、改めてドラフト指名を行う。
eBASEBALL プロリーグ」2019シーズン年間スケジュール
プロプレイヤー選抜(プロテスト)
- オンライン予選:2019年7月22日13:00~7月28日23:59
- プロテスト大阪オフライン選考会:2019年8月25日
- プロテスト東京オフライン選考会:2019年8月31日
- エキシビジョンマッチ:2019年9月14日
- eドラフト会議:2019年9月16日
eペナントレース/セ・パe交流戦
- eペナントレース開幕戦:2019年11月3日
- eペナントレース第2節:2019年11月9日~10日
- セ・パe交流戦第1節:2019年11月16日~17日
- セ・パe交流戦第2節:2019年11月30日~12月1日
- eペナントレース第3節:2019年12月7日~8日
- eペナントレース第4節:2019年12月14日~15日
- eペナントレース第5節:2019年1月11日~12日
eクライマックスシリーズ
- ファーストステージ:2020年1月18日
- ファイナルステージ:2020年1月19日
e日本シリーズ
- 2020年1月25日
※日程は変更の可能性があります。
細かなレギュレーションの変更など詳しい情報についてはeBASEBALL公式サイトをご参照いただきたい。
報酬総額は昨年から約1.5倍の総額2000万円規模へ!
プロプレイヤーには、活動に応じ、プロモーション協力費として報酬が用意される。
今シーズンの選手報酬総額は2000万円規模になるそうで、昨シーズン以上の盛り上がりが期待できそうだ。
7月開催のプロテストから始まり、2020年1月の日本シリーズまで、約半年にわたって楽しめる“eBASEBALL プロリーグ”2019シーズンの詳細が、いよいよ明らかになった。
腕に覚えのある『パワプロ』プレイヤーは、まずは7月のオンライン予選にチャレンジをしてみてはいかがだろうか。
2019年7月から2020年1月まで、約半年間にわたる熱い戦い。プレイヤーどうしのプライドがぶつかりあうeBASEBALLから今年も目が離せない!
※昨シーズンの“e日本シリーズ”の様子は以下の関連記事をチェック!