2019年9月12日から9月15日まで、千葉・幕張メッセにて開催中の東京ゲームショウ2019(12、13日はビジネスデイ)のデル/ALIENWAREブースにて、『サイバーパンク2077』の開発者を招いてのQ&A、そして公式コスプレコンテストの日本予選が開催された。その模様をお伝えしていこう。

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レベルデザイナー・マックス氏が寄せられた質問に答える! 『ウィッチャー3 ワイルドハント』からの進化、大きな違いとは

 『サイバーパンク2077』開発者トークセッションでは、ポーランドのCD PROJEKT REDから、レベルデザイナーのマックス・ピアース氏(以下、マックス氏)、CD PROJEKT RED ジャパン・カントリー・マネージャーの本間覚氏のおふたりが、このコーナーに寄せられた『サイバーパンク2077』の質問に答えた。

マックス・ピアース

CD PROJEKT RED
レベルデザイナー

本間 覚(ほんま さとる)

CD PROJEKT RED
ジャパン・カントリー・マネージャー

――本作は『ウィッチャー3 ワイルドハント』に比べて屋内のエリアが多いと思うのですが、レベルデザインで気にかけたところはありますか?

マックス大きく異なるところとして、『ウィッチャー3 ワイルドハント』は広大なファンタジー世界であり、いくつか街がありましたが、『サイバーパンク2077』で舞台となるのはナイトシティというひとつの巨大な街なので、過密な空間になっています。

 レベルデザイナーとして今回に気をつけたのは、プレイヤーのプレイスタイルによって、たとえば工場の中を敵を倒して行くシーンでも、ステルスで通り抜けたり、またはカメラをハッキングして進んだりなど、いろいろなルートを用意していまるところです。どういうアプローチでもプレイヤーが楽しめるルートをマップの中に作っています。そこが『ウィッチャー3 ワイルドハント』と大きく違うところですね。

――この作品でマックスさんがいちばんやりがいを感じたり、楽しかったところはどこですか?

マックスやりがいを感じるところは大きくわけるとふたつあって、ひとつはCD PROJEKTの開発チームには素晴らしい才能のあるスタッフが揃っていて、そうした才能豊かな人たちといっしょに大きなプロジェクトに取り組めるのは大きなやりがいです。もうひとつは、この会場にも来ていただいているようなファンの皆様から、応援のメッセージなどをいただけることですね。

――開発中に起きたドラマティックなこと、または笑えるエピソードがあれば聞きたいです!

マックス大きなプロジェクトだけにいろんなことがあるんだけど、まだ開発中なので話せないことばかり! でも発売後にいろいろ話したいですね。

――『サイバーパンク2077』に登場するキャラクターの表情は、『ウィッチャー3 ワイルドハント』より豊かになっているのでしょうか? 笑顔のキャラも見てみたいです。

マックスこれまでに公開している映像を見ていただけると感じるかもしれませんが、表情の動きがキャラクターの感情を表現できるようになっています。ひとつ例をあげると、ジャッキーという主人公の相棒がクルマを手に入れるシーンがありますが、彼はガジェットが大好きなので、クルマを手に入れたときはにこやかな笑顔を見せます。ほかにもいろいろ笑顔をみせるキャラクターやシーンはありますよ。

本間会話の選択肢に笑いを誘うようなものもありますので、ぜひそういう選択肢も選んでみてもらいたいですね。

――『サイバーパンク2077』では日本をリスペクトしているようなところがあるようですが、日本のゲームについて、どのように思いますか?

マックス実際に日本をリスペクトしています。街中にはラーメンの看板があったりしますよ。日本のネオンサインや看板など、日本の文化はたくさん出てきます。日本のゲームについては、日本はゲーム産業を引っ張ってきたと思いますし、多大なリスペクトを抱いています。個人的には『ファイナルファンタジーVII』が好きなのでそのリメイク、それから『仁王2』を楽しみにしています。

――『サイバーパンク2077』は『ウィッチャー3 ワイルドハント』と比べると、どういうところが違うのでしょうか?

マックス『ウィッチャー3 ワイルドハント』で学んだのはストーリーが大切であるということで、世界中の皆さんは我々にストーリーを期待しているのだと感じています。『サイバーパンク2077』では選択肢の量が圧倒的に違います。『ウィッチャー3 ワイルドハント』は、主人公がゲラルトであり、原作の小説もありましたから、その枠組みのなかで物語を作りましたが、『サイバーパンク2077』の主人公のV(ヴィー)はプレイヤーが自由に作るキャラクターですので、自由なアプローチや選択肢を用意できました。そこが大きく変わりましたね。

――主人公の住居は1ヵ所だけですか? ほかのところもあって装備を変えたりできますか?

マックス基本的にはヴィーの住居は1ヵ所です。ですが、その住居はメガビルディングという巨大な建物のなかで、そこにはお店などたくさんの施設があります。そこをぜひ探索してもらいたいですね。あと、装備や服装は住居でなくてもいつでも変更できます。

――2077年のナイトシティで描かれている日本と、現実の日本とで大きな違いはありますか? “アラサカ(Arasaka)”のような大企業は、いまのところ存在しないと思うのですが……。

本間『サイバーパンク2077』に登場するアラサカというのは、日本の巨大大企業ですね。もともと『サイバーパンク2077』は、1990年ごろに発売された『サイバーパンク2020』という原作をもとにしているんです。そのころは日本企業の成長がすごくて、日本企業が世界を牛耳ってしまうのではないかと思われていたほどです。それを元にしているので、『サイバーパンク2077』でも日本企業が巨大なんですね。日本人のキャラクターも出てきますよ。

公式コスプレコンテストの日本予選が開催!賞金 2000ドルを獲得し、グランドフィナーレ出場を決めたのは!?

 

 『サイバーパンク2077』では、世界観とキャラクターの個性を活かした、最大規模のコスプレコンテストを開催中だ。オフライン予選をgamescom(ドイツ)、PAX West(アメリカ)、東京ゲームショウ(日本)、IgroMIR(ロシア)、Paris Games Week(フランス)にて開催し、オンライン予選からの選出者とあわせて2020年にグランドフィナーレを開催するという、まさに世界規模で開催するコスプレコンテストとなっている。

 TGSでは日本予選が行われ、ステージにはエントリーされた中から選ばれた5名が登場した。いずれも凝った衣装とパンクの世界観を自分で表現した力作揃いとなっていたぞ!

エントリーNo1 かさねさん
エントリーNo2 マリオさん
エントリーNo3 ダイアナ・サイモンさん
エントリーNo4 アナヴィンさん
エントリーNo5 ローラ・ジェッタさん

 この力作揃いのなかから1位に選ばれたのは……ローラ・ジェッタさん!

 ローラ・ジェッタさんは賞金2000ドルのほか、来年開催されるグランドフィナーレの出場権を手にした。

 なお、こちらのコスプレコンテストに自分も出てみたいという方は、まだオンライン予選を受付中なので、そちらもぜひチェックしていただきたい。

公式のコスプレコンテストWebサイト