2019年9月12日~15日(12日、13日はビジネスデイ)、千葉・幕張メッセにて開催中の東京ゲームショウ2019。セガゲームスブースの特設ステージで連日開催されている『新サクラ大戦』のステージも2回目となった。生中継されたWebでの放送で、視聴者を震撼させたアニメ化情報を始め、このイベントの模様をダイジェストでお届けする。
シークレットもポロリ!?
公式生放送番組“サクラ大戦 帝劇宣伝部通信”の出張版として行われている今回のステージ。2日目は片野徹プロデューサーとアシスタントMCの山下まみさんのコンビに加え、シリーズディレクターを務める“T隊長”こと寺田貴治氏がゲストとして出演した。

この回も既報の振り返りから始まったが、シリーズのレジェンドスタッフでもある寺田氏が片野氏とともに貴重な補足情報を加えてくれた。
まずは1日目に発表された伯林華撃団について。シリーズファンのあいだでその存在がつねにささやき続けられている“欧州星組最後のひとり”の存在を推測するファンも多かったというが、今回は残念ながら登場していないとのこと。
伯林華撃団以上にファンの驚きを呼んだ夜叉については、裏話を公開。その設定は繊細そのもの。そのため、主要スタッフを集めて額を突き合わせ、演じる横山智佐さんとも相談しながら慎重にキャラクターづくりを進めていったのだそうだ。
さて、今回はゲーム以外の情報を特集するということで、東京ゲームショウ2019で販売中のグッズを始め、さまざまな情報が飛び出した。
おもな発表内容は速報でお伝えしたとおりだが、ここでは片野氏、寺田氏のコメントを交えて、注目ポイントを整理していこう。
最初は物販コーナーで取り扱われている新グッズ。そしてこれらは、2019年9月14日10時よりオープン予定のオンラインショップ“太正浪漫堂”でも販売されることが明らかとなった。“太正浪漫堂”は、かつて『サクラ大戦』のグッズ販売やカフェ、イベントスペースとして営業していたコンセプトショップ。2008年の池袋店閉店以来、復活が待ち望まれていたが今回11年ぶりにオンラインで再開されることに。
なお、ラバーキーホルダーコレクションのシークレットはゲキゾウくん、カプセル缶バッジのシークレットは「す……」と片野氏がポロリしてくれていた。
そしてここからは初公開情報。バンダイや海洋堂からプラモデルの新作が続々と発売される。とくに、伝統のブランド“HG”よりプラモデル化された霊子戦闘機・無限については、かなりの気合を感じているそうだ。
また、『サクラ大戦2 ~君、死にたもうなかれ~』の光武(大神機、さくら機、すみれ機)のプラモデル化に際しては、明貴美加氏の協力でコクピットまわりの設定が新たに作られたのだそう。かつては背中のパイプが2本だったのがいつの間にか3本になって怒られたりしていたという光武だが、時を経ていよいよ完成形に至ったというわけだ。
『新サクラ大戦』ゲーム本編発売を前に、さまざまな新商品がラインアップされているが、かつて『サクラ大戦』シリーズを遊んだユーザーが現在各企業で責任者の立場となって、「こんな商品をやりましょう!」と提案してくれるというケースもあるらしい。長く愛されてきたシリーズならではのエピソードである。
そしてこの日の目玉情報となったのが、『新サクラ大戦』のアニメ化決定の報。
『新サクラ大戦 the Animation』のタイトルで、2020年に放送されることが決まった。具体的な放送時期や局などは、今後発表予定。外伝ではなく、寺田氏はゲーム制作と並行してスーパーバイザーとしてストーリーや設定の監修に携わっているとのこと。そんな“すべてを知る男”寺田氏によると、アニメ版では新たな華撃団が登場するという。ということは、また新たなキャラクターデザイナーも……。
しかし、いったいどの都市なのだろうか? 片野氏が「もうひと声!」と求めると、寺田氏がひねり出す。どうやら、キービジュアルにヒントがあるらしい。よく見ると、桜の中に氷の結晶が舞っているが……。寒い地域の国、都市ということか?
パブリックデー初日となる9月14日にも『新サクラ大戦』のステージは開催される。“ゲームプレイ特集”と題して、試遊版を使った実機プレイが行われるようだ。生放送は14時30分~15時15分予定。
