話題の『P5R』を東京ゲームショウ2019で試遊!
2019年9月12日から15日までの日程で、千葉・幕張メッセで開催される東京ゲームショウ2019(一般公開日は14日、15日の二日間)。そのセガゲームス/アトラスブースにおいて、10月31日発売予定の話題作『ペルソナ5 ザ・ロイヤル』(以下、『P5R』と略)がプレイできるということで、さっそくビジネスデー初日の12日に現場に突撃し、一足早く試遊させていただいた。さて、どんな体験ができたのか、最速レポートをお届けしよう!
じつはこの東京ゲームショウ2019より2週間ほど早い8月30日、東京ミッドタウンのクラブ&レストラン“Billboard LIVE TOKYO”において、“『ペルソナ5 ザ・ロイヤル』完成披露プレミア”というイベントでも試遊台が設置され、“世界最速”での『P5R』が体験できた。そのときにプレイできたのは新しくなったメメントスだったが、今回プレイできるTGS2019バージョンでは、これまた初体験となる新モード“チャレンジバトル”が楽しめる。
各試遊台には簡単な遊び方が書かれたカードが置いてあり、それによるとこのチャレンジバトルでは敵に与えたダメージがポイントとなり、出現する複数グループの敵を全滅させた時点でのポイントを、目標スコア以上にすることが目的なのだとか。規定ターン以内に倒したり、特定のスキルやキャラで倒すとボーナス点も手に入るため、ちょっと頭を使ったバトルになる模様。ダメージ=スコアになるということは、補助系スキルやバトンタッチによる攻撃力アップ効果などでダメージを増やしていくのも肝となる。
ちょっと難しそうだが、なんせこちらは『ペルソナ5』をやり込んだといういう自負もある。案内のお姉さんの「プレイ経験者ですか?」という質問に自信満々でうなずくと、お姉さんは「じゃあハードでいいですね。ハードでやりましょう♪」と言いつつ、なんか画面のオニマークを1個増やした。ちょっと嫌な予感……。
そして画面に登場したのは、ブラックウーズ、トート、デカラビアの3体。おっといきなりデカラビアかよ、テトラカーンが面倒だなと思いつつL1でアナライズすると……ちょっと待って、このブラックウーズ万能以外無効って聞いてない聞いてない、って言うか全体的に耐性がおかしい! と、少々動揺したせいか、うっかり全体攻撃使ってデカラビアに反射されたり、回復を忘れたりであえなく全滅……。さすがロイヤル、一筋縄ではいかなかった。
ということで、列に並び直して今度はノーマル難易度に再挑戦することにしたので、あらためてこの“チャレンジバトルTGS2019Ver.”について説明しよう。まずプレイできるキャラクターは、ジョーカー、杏、祐介、モルガナで固定。ノーマル難易度の場合、登場する敵は以下の通りとなる。
1戦目
凶事まねく憑代(シキオウジ:核熱弱点/物理・銃撃・祝福・呪怨無効)
無頼の戦闘狂(ラクシャーサ:疾風・祝福弱点/物理・火炎・呪怨耐性/銃撃無効)
愛して憎む才女(リャナンシー:火炎弱点/疾風・念動耐性)
2戦目
墓碑を刻む怪鳥(アンズー:銃撃・核熱弱点/電撃耐性/疾風反射)
隠し金庫の双頭犬(オルトロス:氷結弱点/核熱耐性/火炎吸収)
旋風まとう悪漢(フウキ:電撃弱点/銃撃耐性/疾風吸収)
3戦目
復讐する落人(タケミナカタ:念動弱点/呪怨耐性/電撃反射)
洞穴のヘビ男(ナーガ:疾風弱点/銃撃耐性/電撃無効)
激水に遊ぶ怪童(スイキ:核熱弱点/銃撃・電撃耐性/氷結吸収)
いずれもハードのときよりマシだが、やはり『ペルソナ5』で登場したときとは有効な属性が変化しているのでご用心。ここで注目したいのが、核熱や念動が弱点となる敵。前述のメンバーだと、ジョーカーが特定のペルソナを持っていないと弱点が突けないはずだが、じつは今作での追加要素で「特定のアクセサリーを装備すると、ペルソナにスキルが追加される」というものがあり、なんと杏が念動スキルを、祐介が核熱スキルを使用可能。そのあたりをちゃんと把握しておけば、ノーマル難易度クリアは難しくないはず。とくに今回の試遊版の場合、核熱スキルを使うとスコアにボーナスが付くので、積極的に祐介にバトンタッチして使わせていこう。
ただし今回のチャレンジバトルの注意点として、敵を全部ダウンさせても総攻撃が発生しないというものがある。ていねいにそれぞれの敵の弱点を突き、バトンタッチで攻撃力をアップさせ、場合によっては「ンダ」系スキルで敵を弱体化させつつ戦おう。なおハードモードでプレイした際、最初に祐介が倒されてボロボロになってしまったのだが、じつは手持ちアイテムに「地返しの玉」があったことがのちに発覚。TGSで試遊する予定の方は、覚えておくといいだろう。
そんなこんなで、ノーマル難易度のチャレンジバトルはなんなくクリア! めでたく打ち砕かれたプライドを取り戻し、ハード難易度の再挑戦はしないでブースを後にした。並んで待ってるお客さんが多いからね。けっしてハードでまた負けたら立ち直れないからとか、そういう理由ではないからね。14・15日の一般公開日に体験プレイをされる皆さんは、ぜひ歯ごたえのあるハード難易度を体験して楽しんでいただきたい!
今回のチャレンジバトルの試遊だが、あくまで戦闘のみを楽しめるというものなので、新キャラや新イベント、新パレスなどの情報はまだまだおあずけ。ただしバトルのみとはいえ、『ペルソナ5』でのプレイ感覚とは、また違った印象があったことをお伝えしておこう。具体的に説明すると、まずボタンやスティックを操作したときの画面のレスポンスが、さらに良くなっている印象。もともとストレスが少ないUIが特徴の本作だが、それがさらに改良されているようだ。
また各ペルソナに追加された“特性”や、アクセサリーで追加できるスキルの効果が思っていた以上に快適で、バトルで強くなったような感覚が味わえる。主人公はもちろん、仲間となるキャラクターの使い勝手が、大きく向上する予感。
おそらくこれらの印象は、発売を1ヶ月半後に控えた『P5R』製品版でも変わらないものと思われるので、2019年10月31日の発売日を楽しみに待っていよう!