2019年9月12日~15日(12日、13日はビジネスデイ)、千葉・幕張メッセにて開催中の東京ゲームショウ2019。セガゲームスブースの特設ステージでは、4日間毎日『新サクラ大戦』のステージが開催されている。本記事では初日(12日)に行われたイベントの模様を、ダイジェストでお届けする。
圧が強めな“すみれ推し”に演じた本人もビックリ!?
ほぼ月1回のペースで放送されている公式番組“サクラ大戦 帝劇宣伝部通信”の出張版として行われている今回のステージ。同放送でもおなじみの片野徹プロデューサーとアシスタントMCの山下まみさんのコンビに加え、本日は『新サクラ大戦』で竜胆カオルを演じている石川由依さんがゲストとして出演した。
まずは石川さん演じる竜胆カオルの登場シーンをまとめた映像が上映された。カオルは、主人公の神山誠十郎ら“帝国華撃団”の総司令である神崎すみれの秘書であり、大帝国劇場の経理を担当しているしっかり者……というキャラクター。しかし映像でのカオルは、いかに上司であるすみれが素晴らしい人物であるかを語りに語る、どう見てもちょっとアブない人という印象。
ゲームで動いているシーンをガッツリ見るのは初めてという石川さんだったが、そんな一連の映像にすみれ推しが激しいと笑っていた。ふだんはとてもマジメで、財政面の責任者ということもあってシリアスなやり取りが多いのだが、神山との仲が深まってくるにつれて、だんだんと“すみれ愛”が目に付くようになるそうだ。石川さんも、ちょっとおもしろいキャラクターだとカオルの印象を語っていた。
ちなみに、カオルとの会話シーンでは、彼女がメガネをクイっと上げてレンズがキラリと光るという画がよく見られるのだが、これは本作では数少ないメガネキャラである彼女のために特別に作った演出らしい。
怒涛の新情報4連発!
続いてこれまでに紹介された情報の振り返りを行い、いよいよ新情報の発表へ。
公式のビジュアル等については、以下の記事も参考にしていただきたい。
まずは“アナスタシア&あざみのバトルパート紹介”。花組メンバーではこれまで神山、天宮さくら、東雲初穂、クラリスの4人の戦闘服およびバトルパートでのアクション等が紹介されてきたが、今回は残るふたりが紹介された。
アナスタシアといえば、トップスタァのオーラ漂う抜群のスタイル。通常服姿では横にはみ出ている豊満なアレであるが、戦闘服姿では前方にはみ出てしまっているようだ。一方、あざみも忍者らしい(?)網タイツに超厚底の靴と、インパクト面では負けていない。
バトルパートでのアクションは、アナスタシアは万能型。ハンドガンを使った遠距離攻撃に加え、番傘を振り回しての近接攻撃&ガードと隙がない。さらに番傘を使って滑空状態からのハンドガン射撃も行えるようで、同時に多数の敵をロックオンして斉射可能な必殺攻撃と合わせて初心者の頼れる味方となってくれそうだ。
一方のあざみは格闘系。素早い動きから近接戦闘では無類の強さを誇り、しかも空中戦もこなす。必殺攻撃では手裏剣を無数に放って敵を屠るようだ。
ふたつ目の新情報は、敵方の新キャラクター“夜叉”。世界華撃団大戦の開会式に突如現れ、帝都に災いをもたらす上級降魔ということなのだが……。どこか見覚えのある黒髪ポニーテールに加え、聞き覚えのある声が。演じるのは横山智佐さんで、「まさか……真宮寺さくら!?」とザワつく会場。生放送でもコメントがたいへんなことになっていたようだ。
続いては、配信中の“サクラ大戦 帝劇宣伝部通信”第3回放送にて片野プロデューサーが意図的(?)に“ポロリ”した“伯林華撃団”の詳細が発表に。
キャラクターデザインは“ドイツ”、“メカ”、“美少女”と言えばこの人を置いてほかにいないと思われる、島田フミカネ氏。そして隊長の凛とした少女エリスは水樹奈々さんが、隊員のツンデレっぽい少女マルガレーテは釘宮理恵さんが演じるとのこと。
世界最強の華撃団だという伯林華撃団。登場する機体は“アイゼンイェーガー”で、名前からもわかるように『サクラ大戦』シリーズに登場した欧州星組が使用していた“アイゼンクラウン”の流れを汲む機体だとのこと。なお、片野プロデューサーによるとマルガレーテはそう簡単にデレてくれないようなので、ファンは覚悟しておこう。
最後の新情報は“ストーリートレーラー”と“ゲームトレーラー”の公開。ストーリートレーラーでは、序盤ストーリーの流れがこれまで未公開のカットを加えて紹介されている。
ゲームトレーラーでは、システム面が中心となって紹介されたもので、LIPS(時限式選択肢)の紹介では、なんと神山がアナスタシアにマックステンションで結婚を申し込んで自爆するというシーンも……。さらに、初公開となる“合体攻撃”も登場しているなど、こちらもファン必見の内容となっている。
片野プロデューサーによると、アドベンチャーパートで隊員たちの信頼度を上げ、それがバトルパートに反映されて戦いやすくなるという流れになっているようで、LIPSでおもしろ選択肢ばかり選んでいると、バトルが若干ツラくなるかもしれないとのこと。おもしろ選択肢の結果はやはりおもしろいので、ユーザーはどちらを選ぶべきか悩みどころかも!?
怒涛の勢いで新情報が紹介されたステージも、ここで閉幕。ゲストの石川さんも惜しみない情報公開に「控室でもあえてPVを観ないようにしたのですが、ゲームの情報は知らないことばかりでテンションが上がりました!」と笑顔。そして「カオルはおもしろみのあるキャラクターなので、ぜひ会いに行ってほしいですね」と、アピールしていた。
セガゲームスブースでは、『新サクラ大戦』の試遊台をなんと21台分用意しているという気合の入りよう。試遊すると特典として“特製ブロマイド”が1枚もらえる。さらに、ブース周辺では主要キャラクターと基本ゲームシステムを紹介した“イントロダクションブック”が配布されている。会場に遊びに来られる方は、試遊と合わせてゲットしてみてほしい。
なお、『新サクラ大戦』のステージは2日目(13日)にも行われ、寺田ゲームディレクターを招いて“最新ニュース特集”をお届けするとのこと。生放送は14時30分~15時15分予定。