あの『moon』がNintendo Switchで配信！
2019年10月10日にNintendo Switchで配信されることが急きょ発表された『moon』。
RPGの世界の中に入り込んでしまった主人公となってRPGの世界の内側を冒険する本作は、元スクウェアのスタッフが独立して設立したスタジオである、ラブデリックが開発した作品です。その内容は、RPGというジャンルそのものへのアンチテーゼとメタフィクション的な要素に満ちたアドベンチャーゲームとして、当時ゲームファンに衝撃を与えた作品でもあります。
22年前に発売されて以来、一度も移植されなかった本作は、いまではプレミアがついて伝説の作品としても知られていました。そんな『moon』が、Nintendo Switchで復活するとは、誰が予想したでしょうか。
しかも移植と配信を手がけるのは、『勇者ヤマダくん』や『Million Onion Hotel』、『BLACK BIRD』を世に送り出してきた、旅人でゲームデザイナーの木村祥朗氏が代表を務めるオニオンゲームス。じつは、木村氏は、元ラブデリックで『moon』開発の中心メンバーで、今回のNintendo Switchで『moon』を復活させたキーパーソンでもあります。
そんな木村氏に、『moon』のことが楽しみでたまらないあなたのために、さっそくですが、よみがえる『moon』について訊いてみました！
木村 祥朗（きむら よしろう）
旅人でゲームデザイナー。オニオンゲームス代表取締役社長。元ラブデリックの中心メンバーのひとりで『moon』開発に深く携わる。代表作『moon』、『チュウリップ』、『ルールオブローズ』、『王様物語』、『勇者ヤマダくん』、『Million Onion Hotel』、『BLACK BIRD』など。
――『moon』をずっと遊びたいと思い続けて、今日の発表におどろいているゲームファンにひとことお願いします！
木村『moon』のファンの皆さま、お待たせしました！ そして、突然発表して、ごめんなさい！ 驚いた人もいるかと思いますが、じつは……こっそりがんばってました（笑)。ツイッターとかディスコードでおおいに祝ってくださいね！ なんていうか……ほんと、みんなに内緒にするのが辛かったよ〜。
――気になるのは移植にあたって、変更した要素についてのことなんですが……。
木村基本的には完全移植を目指して作りました。変に変更したり追加したりは、悩んだあげくやめました。そのまんまがいいなと！
――移植するために、木村さんがあらためて『moon』を遊び直してみて感じた「ここが好き」とか「よかったよなあ」と感じた部分ってありましたか？
木村とくに好きなところかー。本当にいろいろありますが、やっぱりキャラの声かなぁ。“ムーンボイス”。キャラクターが話すときの架空言語の表現が凄く好きです。とくに、お婆さんとガマカツの声が好き。
――おばあちゃんとガマカツ……22年ぶりにその名を耳にするだけで、はやくも10月10日の配信日が待ちきれません！ 最後に、もうひとつだけ……オニオンゲームスから新作を作り続けてきた木村さんが、今回『moon』を移植して蘇らせる作業というのは、どんな体験だったでしょうか？
木村過去の自分とむきあって、新しいことを発見するみたいな不思議な気持ちでした。難易度高いゲームだと思いますが、よろしくおねがいしますね。
――ありがとうございました！
以上、『moon』についての木村氏の回答でした。と言いつつも、とっても訊きたいことがまだまだありますよね。じつは木村氏には直撃取材を敢行して、たっぷりとお話をうかがいました！ 現在ものすごい勢いでインタビュー記事を準備中で、早ければ本日（2019年9月5日）の夕方くらいに公開できそうです。そちらも、ぜひお楽しみに！
【『moon』概要】
タイトル：moon
ジャンル：Remix RPG adventure
対応機種：Nintendo Switch
CERO：全年齢対象
発売日：2019年10月10日配信予定
あらかじめダウンロード期間:2019年9月5日8:00 〜 10月9日23:59:59
ショップURLページ
価格：1980円［税込］
発売:Onion Games
開発：Onion Games
監修:
木村祥朗 Onion Games（@yoshiro_kimura）
倉島一幸 Onion Games（@kurashimakaz）
安達昌宣 セロニアス・モンキース
谷口博史 セロニアス・モンキース（@tanguch10）
Twitter:@OnionGames_Papa ハッシュタグ：#ムーン
Discord:https://discord.gg/q9VYdXc チャンネル#moon
※お祝いメッセージやイラスト投稿募集中とのこと！
