アメリカのワシントン州シアトルで開催されるゲームイベント“PAX West”の開幕を翌日控え、マイクロソフト本社でXboxブランドのインディーゲーム施策“ID@Xbox”の体験会が行われた。

 その会場で、Xbox One/PCでの発売を今晩遅くに控えた一人称視点ホラーアドベンチャーゲーム『ブレア・ウィッチ』を遊ぶことができたのでご紹介しよう。なお今回は英語版でのプレイだったが、製品版は日本語に対応する。

 さて本作は、ホラー映画の名作『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』を原作とするホラーアドベンチャーゲーム。映画の少し後の世界を舞台に、失踪した少年の捜索で“森”に入った男の体験を描く。

 開発するのは一人称視点ホラー『Layers of Fear』シリーズなどを手掛けたBloober Team。場所を限定した非戦闘系のサイコホラー寄りの表現を得意とするスタジオだが、今回はかなり王道にホラーをやってます!

愛犬バレットが邪を祓う

 デモは、森の周縁部から入って怪しげな“家”の地下に入っていく序盤の流れを断片的なダイジェストで遊べるという構成だったのだが、サウンドがバイノーラル録音されているので森を歩いているだけでもなかなかクるし、家に到着する前から森の中を飛び回る“何か”に襲撃される始末。

 そこで大いに助けてくれたのが、捜索に同行する愛犬バレットだ。森で襲ってくる“何か”や“家”など、特別にヤバいものが存在する時はそっちの方向を向いて吠えて教えてくれ、バレットが吠えている方向にライトを向けると、“奴”のぼんわりとした輪郭がささっと動いて逃げるのが見える……。

愛犬バレットの様子を気にしておこう。

 ちなみにバレットは平常時でも「なにか探してこい!」と命令するとワンワン吠えて干渉可能な物などを教えてくれるので、勘の鈍いご主人様には特に欠かせないお供になるだろう。

『ブレア・ウィッチ』だけにビデオカメラ大活躍

 ところで『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』と言えば、“とある場所から発見されたビデオテープに収められた映像”という体で構成されていて、いわゆる“ファウンド・フッテージもの”というジャンルを築き上げた作品だ。

 その要素は本作でも活かされており、“家”の横の小屋でビデオテープを発見。手持ちのハンディカムで再生してみると、何者かが何かから逃げながら小屋の奥の部屋に飛び込む様子が……

 まぁその部屋に入らないといけないだろうなって思ったんですけどね、その扉、閉まってて開かないんですよ。まいったなって思ってテープもう一回見て、「でもやっぱここ入るんだよなぁ」って何気なく止めたらたまたま扉が開いたシーンだったんです。それでふと目の前の扉に目をやったら、ビデオの中の扉と同じように開いてたんですねぇ……。

なぜビデオの中の扉が開いたら現実の扉も開いたのか?

 後半、“家”の地下に降りていく場面でもビデオカメラがヒントとなるシーンはあり、「見るな、見たら死ぬ」と壁に書かれているのが浮かび上がったかと思えば、その通路の奥では“何か”がカメラのディスプレイに赤黒く浮かび上がっているという……。

 「見てはいけない」のにそっちに進まなければいけないのは一体どうすれば? 記者は動転していたので正面から進んで「見て」しまいゲームオーバーだったのだが、『Layers of Fear』プレイヤーをはじめとする賢明な読者諸氏なら、いくつかの方法を思いつくことだろう。

 もっとも、それはさらなる闇の深みに足を踏み入れることでもあるのだが。健闘を祈る。

「見るな。見たら死ぬ」カメラに浮かび上がる警告。
あー、暗くてわかりづらいけど、映っちゃってるね。