古今東西のインディーゲームを紹介するコーナー。今回は、雪山を舞台にしたマルチ用サバイバル対戦ゲームをご紹介。

 チクショウ、また騙された! えーい、もう1回勝負だ!

 負けても勝っても何度も対戦したくなる中毒性を持つサバイバルゲーム『Project Winter』に、いまドハマり中でございます。プレイヤーはサバイバー(遭難者)と、1~2名のトレイター(反逆者。いわゆる人狼的な立ち位置)に分かれて雪山でサバイバルをします。

 サバイバーは、雪山から脱出するのが目的で、トレイターはあの手この手でサバイバーの脱出を阻止しなくてはなりません。誰がトレイターなのかは分からないので、みんなで疑心暗鬼になりながらも、協力をする必要があるのです。

 そのおもしろさに拍車を掛けているのが、ボイスチャットの存在。人とのコミュニケーションが非常に重要で、たとえば「では○○さんは、僕に付いてきてください!」などと言って仕切りつつ、しれっと孤立させたところで殺害したりするプレイングができるのです。

 テキストチャットもあるのですが、ゲームには制限時間があるため、口で言ったほうが早く、正直ボイスチャットがないとゲームの流れに参加しにくいのはちょっと難点かも。ぜひマイクを用意して挑んでみてください。

サバイバーの立ち回り

 空腹ゲージと体温ゲージを管理しながら、全員の脱出を目指すサバイバー(もちろふたつのゲージはトレイターにもあります)。フィールドには、木や石といった自然の資源のほか、数人でボタンを押すことで開く倉庫などがあり、そこから資材などを回収し、発電機や救難ビーコンといった施設を修理していきます。

 制限時間内にすべて達成し、脱出地点へたどり着けば雪山脱出成功です。……ただし、平和に進めばね!

 その間にもトレイターの動向には気を付けないといけません。たとえばトレイター、資源の入った倉庫のスイッチを破壊したり、発電機や救難ビーコンの修理の妨害や、修理後に再度破壊できます。制限時間があるため、邪魔されればされるほど遅れてしまうのです。

 もし誰がトレイターか把握できた場合には、サバイバーの集団から追放することで、一部妨害を無効化可能。さらに殺害すれば、かなり安全に立ち回れますよ。最大8人でプレイした場合、トレイターはふたりになります。トレイターふたりを殺害できたとしても、制限時間内の脱出が最終目標なので、基本的には追いかけて殺害するのではなく、脱出を目指しつつその流れの中で殺害できるチャンスを伺いましょう。

プロセスを進行させながらも、トレイターの妨害に耐えたり、トレイターをあぶり出して殺害する必要があります。忙しい。

脱出プロセス(1) 発電機を起動!

 指定の資材を集めるプロセス。数人で発電機に資材を入れていくのですが、必要資材は毎回ランダム。生成や資材集めで集めていきます。

 ここでもし「二手に分かれて資源を集めよう!」と言い始めた人は、トレイターの可能性があるので、もし二手に分かれる場合はチーム分けが重要です。

 資材があつまったあと、発電機には一気に資材を入れましょう。もし資材を盗まれるとタイムロスにつながるため、資材投入タイミングなども気を付ける必要がありますよ。

脱出プロセス(2) 救難ビーコンを起動!

 資材を集めるか、一定時間、野生の猛獣たちからの襲撃に耐えるプロセス。離れた場所にあるので、そもそも救難ビーコンを探すのが大変です。電線を辿ると、その先に救難ビーコンがあります。

 発見後、資材か襲撃かのプロセスを確認してから行動。そこから戦いの準備を進めるか、資材を再度集める必要があります。野生の猛獣たちはかなり強いので、しっかり準備してから挑みましょう。

 また、どちらの場合も、救難ビーコン前にトレイターが地雷などを撒いている場合もあり、ここもかなり危険なポイントです。

脱出プロセス(3) 救助を呼び脱出!

 ここまでくれば、基本的にはもう安心。あとは拠点に戻り救助を呼んで、脱出地点まで目指すだけなのですが、最後のゴール地点でトレイターが最終決戦を挑んでくる場合も。制限時間に遅れた人を捨て置いてでも、脱出しましょう。……恨まないでくださいね!

トレイターの立ち回り

 あの手この手で、サバイバーたちを全員殺害するのが目的のトレイター。サバイバーの立ち回りはある程度固定されていますが、トレイターの戦術は多彩です。

 こっそり武器を集めていざというときに裏切ったり、口車に乗せて騙してから殺害する、制限時間へ到達すると暖炉も効かない猛吹雪がくるので時間を稼ぐなど、本作の醍醐味をいちばん味わえる役割であり、いちばん難しいです。

 以下はおもな妨害方法ですが、これ以上に戦略は盛りだくさんなので、自分ならではの立ち回りを考えてみてください。

フィールドにはトレイターしか開けられないボックスがあり、その中には武器や妨害アイテムがあるほか、必ずエナジードリンクが入っています。このエナジードリンクは、飲めば体力などのステータスをアップさせられるので、かき集めればサバイバーよりも強いキャラクターを作れるのです。
エナジードリンク

タイミングを見て裏切り、戦いの準備を進める

 銃などの武器はまれに出現する支援物資からゲットするか、生成する必要があります。そのため、何の準備もなく裏切ってしまうと、大した戦力も持たずに戦うことになってしまうのです。武器がある程度集まったら、しれっと離脱してエナジードリンクを集めましょう。あとは救難ビーコンなど、各ポイントでの妨害をちまちま仕掛けていくといいでしょう。

最初からグループを抜け出し、自身の超強化を図る

 ちょっと運が絡みますが、武器はトレイターボックスや救援物資から拾うことを目指し、序盤から離脱してトレイターボックスを開け続ける戦法。時間があればあるほど強化が図れるほか、地雷などを拾い集めていけば戦いやすい状況を作れます。

野生の猛獣をけしかけて、動物に殺させる

 たとえば動物に襲われたふりをして「助けて~!」と、助けてもらったフリをして野生の猛獣とサバイバーを戦わせることも可能です。もちろんサバイバーのほうが基本的には強いので負けることは少ないですが、少量のダメージを負わせられるほか、時間稼ぎにも使えます。ただ、やりすぎたらトレイターに疑われることでしょう。

口車に乗せてサバイバーをコッソリ殺す

 これはふたりトレイターがいた場合にぜひ使いたい戦法。二手に分かれる際に、トレイターふたりとサバイバーひとりの状況を作れれば、高確率で殺害できます。あとで合流した際などに「いっしょに来た●●さんがトレイターでした!」、「●●さんはどこかへ行ってしまった」など、嘘を付くのもポイントです。

いま流行ってます!

 さて、本作は8人知り合いを集めて遊ぶのがやりやすいとは思いますが、VTuberの配信が火付け役となり、現在日本人向けのルームがたくさん立っていて、とても対戦しやすい環境にあります(実際マルチプレイで、いろいろな人に質問してみたところ、VTuberの配信を見てゲームを始めた方々が多かったです)。

 こういうゲームのボイスチャットって、ちょっと気が引けるのも分かりますが、僕の経験では紳士な人にしか遭遇しませんでしたので、安心して飛び込んでみてください。ぜひ皆さん、この暑い夏は雪山で遭難してみましょう!