2019年8月8日、ガンホー・オンライン・エンターテイメントとカプコンの強力タッグで贈るスマートフォン向けカードバトルゲーム『TEPPEN』の発表会“TEPPEN Asia Japan Premiere”が開催された。

 発表会では、本日から日本・アジア地域での配信がスタートしたことに加えて、今後の展開が明かされた。

 『TEPPEN』はジャンルを“アルティメットカードバトル”と銘打った新作だ。すでに北米、欧州などの7ヵ国で配信されており、100万ダウンロードを突破。世界中から注目を集めている。

 アジアでのサービスインに際し、発表会のステージにはカプコンからは常務執行役員・辻本良三氏が、ガンホー・オンライン・エンターテイメントからは代表取締役社長CEO・森下一喜氏が、それぞれ登壇した。

カプコンの辻本良三氏。本作のエグゼクティブプロデューサーを務めている。
同じくエグゼクティブプロデューサーを務める、ガンホー・オンライン・エンターテイメントの森下一喜氏。

配信開始は“本日”! 『TEPPEN』ってどんなゲーム?

 イベントはアジアでのサービスイン規模と配信開始日の発表からスタートした。

 アジアでは日本を含め11ヵ国で配信が開始される。開始日は、まさかの“本日”8月8日! 発表会の終了後には、すでにプレイできるようになっていた。

 新規プレイ開始時には、本作の基本となるカードパック“CORE”パックが10個もらえる。さらに、9月1日までにプレイを開始すれば、さらに“CORE”パックが20個進呈されるとのことだ。

 この特典により、計180枚ものカードがいきなり手に入るだけでなく、カードパックを開封するたびに溜まる交換用ポイントで最高レアの“レジェンダリー”のカードが1枚手に入ることになる。

 電撃的な発表に続き、壇上では『TEPPEN』のゲーム内容が解説された。

 本作の基本ストーリーは“幻影の地”と呼ばれる世界に集まった“ヒーロー”たちが闘い、最強のヒーローを決めるというもの。カプコンのさまざまなタイトルからキャラクターが選出され、全員にしっかりとストーリーモードが用意されている。

 発表会時点で参戦しているのは、以下の8キャラ。

各ヒーローには赤、緑、紫、黒の4属性のいずれかが設定されており、同色のカードと相性がいい能力を持っている。

 ゲームは、30枚のカードで作った“デッキ”を用いた1on1のカードバトルだ。

 一般的なターン制カードゲームとは異なり、つねに流れ続ける時間の中で、3つのレーンに手札のユニットカードを配置していくのが特徴。リアルタイムストラテジーのような要素を備えている。

 カードを配置するために必要なコストとなる“MP”のゲージは画面下にあり、時間経過とともに溜まっていく。

 ユニットを配置すると、一定時間ごとに同じレーンにいる敵ユニットを攻撃。敵ユニットが同じレーン上にいなければ相手の“ヒーロー”本体を攻撃するので、そうして相手のヒーローの体力を先にゼロにすれば勝利となる。

配置したユニットから相手側へと、時間経過とともに矢印のようなラインが伸びていく。これが届くとダメージの応酬が行なわれる。

 ほかに、本作独自のシステムに“アクティブレスポンス”というものがある。対象にダメージを与えたりユニットを強化したりするカードを使うと、いったん対戦の時間経過がストップ。自分と対戦相手が交互にカードを1枚ずつ使えるターン制の進行が始まる。

 このターンバトルの時間は10秒間。時間内に交互に出されたカードは、“後から出されたもの”から順番に効果を発揮していく。

 つまり、相手がユニット強化用のカードを出したら、その対象ユニットを破壊するカードを使用するなど、相手の手札や戦略を読む駆け引きが発生するのだ。

リアルタイム進行ながら、随所でアクティブレスポンスが発生。カードゲームの奥深い駆け引きもじっくりと楽しめるようになっている。

 また、カードを使用すると、そのカードのコストと同じ点数だけ“AP”が溜まっていく。この“AP”を消費することで放てるヒーローの必殺技“ヒーローアーツ”が、さらに駆け引きを熱くする。

 効果のみならず、ド派手なアニメーションによる演出もまたヒーローアーツの見どころだ。

 カードゲームとリアルタイムストラテジー、さらにはカード配置のタイミングやヒーローアーツの使いどころといったアクション要素も含む本作。ゲームの流れは見てもらったほうが早いとのことで、辻本氏と森下氏が実際に対戦の模様を見せてくれた。

人前でのプレイに緊張する森下氏に対して、ふだんのふたりでの対戦では見せない新戦術を持ち込んだ辻本氏が圧勝! 森下氏は本気で悔しがっている様子だった。

 トップふたりの対戦で場が暖まったところで、すでに本作をやり込んでいるという3人が登場した。プロゲーマーの梅原大吾選手、ときど選手、ジャスティン・ウォン選手だ。

 格闘ゲームのイメージが強いお三方ではあるが、カードゲームも好みの様子。エキシビションマッチが披露された。

「カードゲームにリアルタイムの要素が入ってほしいとずっと思っていた」と、本作への期待を語る梅原大吾選手。
本作のアクション性の高さに注目しているという、ときど選手。
ジャスティン・ウォン選手は「ふだんプレイしている格闘ゲームに近いものがある」と語る。
エキシビジョンマッチの実況を務めたのはゲームキャスターの岸大河氏。
解説のルネ氏。世界での実績を持つ『ドミニオン』や『ハースストーン』のように本作もやりこんでいるという。

 エキシビションマッチは、各選手がふたつの自作デッキを持ち寄り、BO1(一本勝負)の総当たり戦。手に汗握る対戦を見せてくれた。

 とくに白熱したのは、ときど選手 VS ジャスティン選手の一戦。モリガン同士の対決となり、両者ともにデッキに組み込んだ30枚のカードがすべてなくなるところまでもつれ込んだ。

ふたりとも妨害型のデッキ構成。“レイレイ”や“いぶき”といった強化されていくユニットを適切に処理し合う長期戦となった。

 また、ジャスティン選手が梅原選手との対戦時に見せたコンボは圧巻だった。空を飛んでレーン上の敵ユニットを無視してヒーローを攻撃できる“空戦”能力と、2回攻撃する“連撃”能力を組み合わせ、一気に畳み掛けたのだ。

ヒーローの体力初期値は30。そこに攻撃力10×2というとんでもない攻撃が突き刺さる! 相手に対処する時間を与えずこの状態を作り上げたジャスティン選手の速攻に脱帽。

 ヒーローにはヒーローアーツが3つずつ用意されている。どれかひとつを選ぶのだが、選択によってデッキテーマが大きく異なっているのも印象的だった

 リアルタイムストラテジーやアクション要素の印象が強い本作だが、やはりカードゲームの基本はデッキ構築。従来のカードゲームに負けず劣らず、奥深い頭脳戦が楽しめそうだ。

エキシビションマッチでいちばん多くの勝ち星を獲得したのはジャスティン選手。3人とも『TEPPEN』を今後とも長くプレイしていきたいそうなので、彼らとオンライン対戦で出会えるチャンスもありそうだ!

世界大会が2019年末に開催! 怒涛の発表ラッシュ!

 エキシビションマッチの熱も冷めやらぬ壇上では、引き続き『TEPPEN』の今後の展開が発表された。

 最初に発表されたのは各イベントへの出展情報だ。8月11日(日)から開催される“テレ朝夏祭り”内のRAGEブースでは出展と生配信に加え、その場で集まった4人ひと組で参加できる大会も開催される。一般参加可能な国内初の大会だ。

 2019年8月末にシアトルで開催される“PAX West”では有名ストリーマーたちによる大会を開催。これにはジャスティン選手も参加するそうだ。

 いったん日本に戻り、9月開催の“東京ゲームショウ2019”でQRコード付きの特製プロモーションカードが配布されるほか、一般参加可能な公式大会も開催。東京ゲームショウの会期中に何度か行なわれるとのことだ。

 さらに、“G-STAR 2019”や“TAIPEI GAME SHOW”など、世界に名だたる有名ゲームイベントにも出展予定だという。

 また、アジアでの配信開始当日のこの日に、世界大会“World Championship”の開催が宣言された。決勝大会の開催地は東京で、開催時期は2019年12月。

 世界大会“World Championship”には、北米、欧州、アジア、そしてホストとなる日本の4地域から、3名ずつの選手が出場する。

 となると、気になるのは日本での予選日程だ。オンラインで10月上旬から開催予定で、詳細は公式サイトや公式Twitterなどから順次発表されていく。

 世界大会のプラチナスポンサーとして、amazonが早くも名乗りを上げている。

 同社のアプリ事業部事業開発部統括部長の岩井理氏がステージに登壇し、世界の頂点を決める『TEPPEN』の心意気を買い、大きな期待を持っていると語る。

 世界大会というと規模感や賞金額が気になるところ。現時点での賞金額は5000万円だというから驚きだ。

amazonの岩井理氏は、世界大会に臨む『TEPPEN』に檄を飛ばす。
世界大会の賞金額は何と5000万円以上! 今後スポンサーが増えれば、さらなる増額の可能性も!?

 発表はまだ終わらない。8月8日(本日)から全世界で新ヒーローとして『バイオハザード』シリーズの“ジル・バレンタイン”が使用可能になると発表された。

 さらに、9月には新カードパック“DAY OF NIGHTMARES”も登場するという。

8月8日に配信開始のアジア地域では、最初からジルを含めた9名のヒーローが使用可能ということになる。
追加カードパックは『バイオハザード』シリーズをモチーフとしたものだ。

TEPPEN ジル・バレンタイン参戦 PV

 なお、新パック登場に伴い、世界大会では予選も含めて“CORE”パックと“DAY OF NIGHTMARES”パックの両方が使用可能となる。

 さらに、2019年内に新たなヒーローやパックが登場予定と、なかなかのスピード感だ。「毎月何かありますね」と、辻本氏。

 最後に、辻本氏からは「新しいタイプのバトルができるゲームになった」との自信あふれる言葉が、森下氏からは「カプコンのスタッフの皆さんともすごく仲よくできて、楽しく作れていいゲームとなりました」という言葉がいただけた。両名からは「カードゲームを避けていた人でも楽しめる」作品であるとのアピールもあった。

 カードバトル、リアルタイムストラテジー、アクションという3要素を融合させ、まったく新しいカードバトルになっているという『TEPPEN』。どのようなタイトルなのか、気になる人にはぜひ実際に触って確かめてみてほしい。

TEPPEN ASIA JAPAN PREMIERE