『アクトレイザー』全曲完全楽譜化クラウドファンディングが目標支援額を達成!
VGM Complete Score Seriesプロジェクトが2019年7月18日に開始した、ゲーム音楽の第一人者でもある古代祐三氏が監修を務める『アクトレイザー』の全曲を完全楽譜化するクラウドファンディングプロジェクト。
同プロジェクトは、スーパーファミコン初期の名作『アクトレイザー』の楽譜を、ピアノやオーケストラ用に編曲した楽譜ではなく、元の楽曲をそのまま完全楽譜化し、“公式譜”として残すことを目的としたもの。
クラウドファンディングサイトのキックスターターにて支援を開始したから約3日後の2019年7月21日時点で、目標金額としていた150万円の支援金額の調達に成功。楽譜の制作が決定した。プロジェクト支援金額は、2019年7月22日19時現在で154万7509円を集めている。
同プロジェクトの起案者である市原雄亮氏は、自身のTwitter(@dirigent_lyo)にて100%達成のよろこびを述べている。
やった……やりました!!!!!
2019年7月21日23時55分に100%達成いたしました!!! ファンディング開始から3日と約3時間で達成となりました! 幸運にもその瞬間を目撃できた……!
皆さん本当にありがとうございます!!!… https://t.co/o7pAhDoHhS
— イチハラ指揮者(市原雄亮) (@dirigent_lyo)
2019-07-22 00:00:36
本プロジェクトの支援は2019年9月2日まで継続され、支援金額によって以下の3種類のストレッチゴール(さらなる目標金額を達成した場合に与えられる特典)が用意されている。
- 200万円:コンデンススコア / 2,000,000 JPY: Condensed score production
- 250万円:ピアノ編曲譜作成 / 2,500,000 JPY: Solo piano arrangements
- 300万円:トークイベント開催 / 3,000,000 JPY: Talk events
コンデンススコアは、7つの段に分かれている音符を凝縮することで、フルスコアの読み方に慣れていない人にとっても音楽の流れを追いやすくした譜面。
ピアノ編曲譜は、ピアノで『アクトレイザー』の全曲を演奏できるよう、本プロジェクトの楽譜製作を担当する羽田二十八氏によって編曲した譜面となっている。
上記のふたつは、いずれも7500円以上の支援をした人にPDFファイルにて進呈されるとのこと。
『アクトレイザー』に纏わる話を、本プロジェクトに携わる市原氏、古代氏、羽田氏が話してくれるトークショーは、2020年の夏以降を目処に実施予定。3000円以上の支援をした人は無料で入場可能(ただし、定員をオーバーした場合は抽選)。
本プロジェクトページによると、この企画はアクトレイザーのみで終わりとするつもりはないそうで、今回の取り組みが上手くいった暁には、古代氏の他の作品のスコア化や、他メーカーのタイトルのスコア化といったように、コンプリートスコアシリーズとして展開しての展開も検討しているとのこと。
予定されている制作スケジュールは、以下のとおり。
- 2019年9月:プロジェクト終了
- 2019年9月:制作開始
- 2020年8月:スコア完成
- 2020年9月:スコア発送
その他の詳細については、『アクトレイザー』全曲完全楽譜化クラウドファンディングサイトにて。