こんにちは! ライターのよしこちゃんです。『レッド・デッド・オンライン』(以下、『RDO』)の魅力を伝える本連載の前回では、“見知らぬ人”やストーリーミッションを通して“名誉レベル”の深さに迫りました。今回は少し趣向を変えて、広大なアメリカ西部で個性を発揮するために重要な“服装”についてレクチャーします。
さらに、前回の“地獄からの挑戦(UP IN SMOKE)”に続いて、PvPコンテンツ“脱落者シリーズ(ELIMINATION SERIES)”に挑戦! また、『RDO』をプレイするうえで絶対に覚えておいたほうがいい“プレイスタイル”についても触れていきます。
豊富な衣服から無限の組み合わせを!
愛馬に乗ってフィールドを散策していると当然、他プレイヤーとすれ違うことがよくあるのですが、そのときに目を惹かれるのが“服装”です。貴族っぽい豪華な服を着ている人もいれば、いかにも悪者っぽい服で決めている人、あえてなのかボロボロの服でさまよっている人など、さまざまなスタイルを目にします。
いろいろなプレイヤーが自由にファッションを楽しんでいるのを見て、自分もさらなるオシャレを極めたくなり、町の仕立屋で服装を変えることにしました。
100年前のアメリカならではの、まさに西部劇に出てくるような衣服が揃っており、いやがうえにも盛り上がってしまいます! 帽子やコート、ズボンはもちろん、ベスト、シャツなど細かくジャンルが分けられているだけでなく、ジャンルごとにさまざまなパーツや色が用意されているので、組み合わせのパターンは膨大です。
あまりのラインアップの多さに迷いまくるかと思いますが、自分のファッションセンスに自身がなかったり、衣装は変えたいけど組み合わせを考えるのはめんどくさい……という方も大丈夫。すでに全身コーデが揃っているコスチュームがあるのです。
コスチュームには農家の人風や冒険者風、猟師風などのテーマが設定されているので、気軽にイメージ通りのスタイルを見つけ出せるはず。自分も無法者風のコスチュームである“グリズリーの無法者”を購入してみました(それなりの値段はしますが)。
服装を変えると個性が出るというか、キレイな格好をしているから正しく生きようとか、悪事にふさわしいスタイルで強盗するぜ! とか、愛着だけでなく気分が盛り上がってきます。フレンドと自警団を組むときにファッションを揃えるのも、かなりカッコイイです。
ちなみに、寒い地域で薄着だったり、暑い地域で厚着をしていると、スタミナが減ります。寒暖差も考えて、適した衣服に着替えることも地味に大事です。また、衣服を買うには費用だけでなく、必要なオンラインランクが設定されている点にも注意。オシャレもラクではありません!
アップデートでウィーラー・ローソン社のカタログに新しいラインアップが加わることも多いので、公式サイトのアップデート情報もチェックしておくといいですよ!
サバイバル能力が試される過酷な“ガンラッシュ”
チャンスは一度きり、復活もないというシビアな戦闘が楽しめる“脱落者シリーズ(ELIMINATION SERIES)”。その中でもいま、かなりの盛り上がりを見せている戦闘モードである“ガンラッシュ(GUNRUSH)”に、衣装を変えて気分も上がっている勢いに任せて挑戦することに!
“ガンラッシュ”は、フリーフォーオール(チームでの参加も可能)のバトルロイヤル形式となるPvPコンテンツで、最大32人のプレイヤーが最後のひとりになるまで戦います。ですが、そのハードさは“生き残りをかけて”とはまた異なるベクトルに向いているのです!
“ガンラッシュ”では、本気のサバイバル能力が試されます。まず、ラウンド制ではなく、生き残れるチャンスは1回のみ。なので、緊張感がハンパありません。
全員が何も持っていない状態から試合が始まり、フィールドに落ちている武器を利用して戦う必要があります。ランクが低いうちは武器の内容が限られるので、あまり差は出ないのですが、それだけに己の腕前がモノを言うコンテンツとなっています。
戦闘エリアも、時間経過でどんどん収縮していきます。マップは広大かつ複雑な構造となっており、建造物やオブジェクトなども設置されているだけでなく、馬も登場するので、どのルートを通っていくのか、どこで待機するのか、戦略の幅もかなり広いものに!
あえて敵が来るのを待つのもいいのですが、エリアも狭まっていくので自分から仕掛けるタイミングを考慮する必要もあるので、とにかく駆け引きが大事です。
武器も、近距離はショットガン、遠距離はカービン銃で、と切り換えて戦えるようになれば優位に立ちやすいのですが、火炎瓶やダイナマイト矢もばんばん飛んでくるので、まったく気が抜けません……。
ルールは平等、必要なのはプレイヤーのスキル。初心者から上級者まで、すべてのプレイヤーが楽しめる戦闘モードではありますが、やはりそれなりの修練は求められます。臆せず、どんどん参戦していくことが上達のコツですね!
より快適にプレイできる“プレイスタイル”の選択
『RDO』には、ロックスター・ゲームスらしいユニークなシステムが実装されています。オンラインは殺伐としているのでは? すぐに熟練プレイヤーから狙われて楽しめないのでは? そう思う人は多いでしょう。全員が荒くれたいわけではありませんよね? のんびり旅を楽しみたい人もいますよね?
そんなプレイヤーのために、本作には“プレイスタイル”の選択という概念があります。プレイヤーがそれぞれの目的のために、快適にプレイできるよう構築されたシステムです。ちなみに、オンラインメニューの設定から変更できます。
“プレイスタイル”には、"攻撃的“と“防衛的”の2種類があります。
デフォルト設定となっている“攻撃的”プレイスタイルでは、特別な保護はなく、敵や他プレイヤーとの戦闘に参加することができます。何もしていなくても、他プレイヤーに狙われたり、戦うことがあります。言ってしまえば、多くの人が考える『レッド・デッド』らしい体験が楽しめるのが“攻撃的”プレイスタイルとなります。
対する“防御的”プレイスタイルは、より落ち着いたスタイルで本作の世界を楽しみたい方にはもってこいのスタイルです。いわゆるパッシブモードを進化させたもので、対立的なプレイが少なくなるように調整されており、プレイヤー暗殺ミッションのターゲットにならなかったり、クリティカル攻撃を与えたり受けたりすることがなくなります。
防衛的スタイルに設定している場合、他プレイヤーに照準を合わせると盾マークが表示されてロックオンができなくなり、エイムアシストも発動しません。ヘッドショットとなっても、即死しないので、戦闘がとても起こりにくくなると言えますし、狩猟や宝探しに重点を置いた、世界を探索したいプレイヤーにとってかなり魅力的な機能でしょう。
このプレイスタイルの選択が優れているのは、防衛的なプレイスタイルを選択するプレイヤーがいるからといって世界観が壊れることはない点です。防衛的プレイヤーが投げ縄を他プレイヤーにかけると敵意レベルが大きく増えるなど、お互いにメリットとデメリットがあることでバランスが取れています。敵意や懸賞金といったシステムとも連動し、いろいろなプレイヤーがいろいろな形でこの世界と関わり合えるようになっているのです。
今回のプレイでわかったことは3つ。
・自分だけのコーデで個性を発揮すれば気分も変わる!
・“脱落者シリーズ”のスリル満点のサバイバルで気を引き締めよう
・自分に合った“プレイスタイル”で自由に世界を楽しもう
次回は、そろそろ懐がさびしくなってきた読者のために、新たなる金策などを紹介します!