セガから公式にライセンスを取得して開発が続けられている、DotEmuのベルトスクロールアクションゲーム『ベア・ナックルIV』。本作に楽曲を提供するコンポーザー陣が発表された。

 本作の発表時から「この人抜きにはありえない」と熱望されていた古代祐三氏と川島基宏氏に加え、下村陽子氏(『ストリートファイターII』ほか)、長沼英樹氏(『ジェットセットラジオ』ほか)、山岸継司氏(『忍者龍剣伝』ほか)らによるオリジナル曲が提供されるという。

 発表に合わせて公開された映像では、古代&川島氏が『ベア・ナックル』にまつわるエピソードや、本作でのサウンドのスタイルの模索について語っている。

 『ベア・ナックル』サウンドと言えば、90年代当時に最先端だったテクノやハウスなどのスタイルをFM音源で突き詰めていったことで、逆に当時のテクノやハウスともまた違う味のある独特なサウンドとなっていたことが内外から再評価を受けている。

 それに対して現在ではやろうと思えば(当時のFM音源のような)制約なく普通に作れてしまうわけだが、果たしてそれは『ベア・ナックル』の音と言えるのか、そもそも『ベア・ナックル』の音楽とは何だったのか?

 映像でのやり取りを見た限り、両氏はそれぞれのアプローチで“ベア・ナックルサウンドの再構築”とでも言うべきチャレンジに挑むことになりそうで、仕上がりが非常に気になるところだ。

 『ベア・ナックルIV』の発売日やプラットフォームは現状未定。本誌では過去に2度デモプレイのリポートをお届けしているので、気になる人はそちらもチェックしてみて欲しい。