ValveのPCゲーム配信プラットフォームSteamで昨日より開始されたサマーセール。今回のセールに合わせて行われている販促企画“Steamグランプリ”についてひと騒動が勃発。公式が事態収拾のための声明を出す事態となっている。

 これは、レースをテーマにした同企画で自分が参加したチームが入賞すると、そのチーム内の貢献したメンバーが“Steamウィッシュリスト内の一番人気アイテム”を貰える……という一種のプレゼント企画に端を発したもの。

 しかし、自分のウィッシュリスト内のどのゲームがプレゼント対象になるのかいまいちわかりづらかったため、「せっかくなら高価な大作をもらおう」ということでウィッシュリストから比較的安価なインディーゲームなどを削り、確率調整のようなことをする人が多かったようだ。

 セール&企画開始より多くのインディーゲーム開発者から、(通常のセール時とは異なるペースで)自作がウィッシュリストから削られていっていることが報告されていた。

 さて公式が公開した正しい方法は、ウィッシュリストを“あなたのランキング”で並び替えて、当たったら欲しいゲームを一番上に持ってくるというもの。早とちりしてチェックしておきたいゲームを削ってしまった人は、覚えているものだけでも戻しておくといいんじゃないだろうか。

 なお同企画に関してはチーム間で競争するためのメカニズムそのものについてもうまく動作していない部分があったため、修正が行われたことが公式ブログに掲載されている。