4年ぶりの『プロスピ』開幕まであと1ヵ月!

 2019年7月18日発売予定のプレイステーション4、プレイステーション Vita用ソフト『プロ野球スピリッツ2019』。そのリリースに先がけた“開幕式”が、2019年6月25日、コナミホールにて開催された。会場には、同作に解説者として出演する赤星憲広、里崎智也両氏が訪れるなど華やかムードで行われたその開幕式をリポート。

 『プロ野球スピリッツ2015』以来となる4年ぶりのシリーズ最新作にして、シリーズ誕生15周年記念作品となる『プロ野球スピリッツ2019』。球場の空気感だけでなく、選手の見た目やフォーム、思考までもリアルに再現されたゲーム世界で、至高のプロ野球体験を楽しめるタイトルとして注目を集めている。

 ゲストとして、元プロ野球選手であり『プロ野球スピリッツ2019』に試合解説者として出演している赤星憲広氏、里崎智也氏が登壇。ゲームの感想として、赤星氏は球場の再現度の高さに言及。「自分自身が“そこにいる感覚”になれますね」と、 かつてそこで実際にプレイしていた選手としての観点からも太鼓判を押した。里崎氏は日ごろの観察眼の高さに照らし合わせる形で「選手のちょっとしたクセまで再現されていますね」と感心することしきりだった。

赤星氏(左)と里崎氏(右)。ともに1976年生まれの同期のふたりだが、気軽に会話するようになったのは現役を引退してからとのこと。

 まずは『プロ野球スピリッツ2019』の主要ゲームモードをダイジェストで解説。従来のシリーズ作でおなじみのものから、今回で新たに加わったものまで、バリエーション豊かな5モードが紹介された。

甲子園スピリッツ

 『プロ野球スピリッツ2019』で追加された新モードのひとつ。自分の分身となる高校球児を育てて甲子園出場を目指すというもので、高校生活シミュレーション要素もある。育成に成功した選手は、ほかのモードでプロ野球選手として使用できるようになる。

ドリームリーグ

 自分が作ったオリジナルチームを監督の立場で率いてオンライン対戦を楽しめる、もうひとつの新モード。毎週配信される追加選手をスカウトで確保し、戦力強化を図る楽しみも。

ペナントレース

 好きな球団で最大30年のシーズンを戦っていくモード。1試合ごとに全力投球する楽しさとともに、選手の育成や補強、ドラフトを活用して長期的な戦力アップを図ることにも取り組める。

スタープレイヤー

 作成したオリジナル選手、または実在選手になりきって、プロ野球選手としての人生を体感できるモード。日ごろの体調管理はもちろん、所持金のやりくりから彼女を含めた人間関係の調整まで行う必要がある。

プロ野球速報プレイ

 2019年度の日本プロ野球ペナントレースの全試合と連動したシナリオモード。各試合ごとにあらかじめ設定されたターニングポイントをプレイできる。新シナリオは、試合開催日ごとに追加。早ければ試合終了数時間後に更新される。

 “プロ野球速報プレイ”モードの紹介の流れで、ゲストのふたりがそれぞれ印象に残ったペントレース前半戦の試合の話題に。赤星氏は、福留選手のサヨナラホームランが飛び出した5月5日の阪神対横浜DeNA戦、里崎氏は、9回裏に6点差をひっくり返した6月16日の千葉ロッテ対中日戦……と各球団の生え抜きOBらしい試合をチョイスした。

 すると赤星選手が、“プロ野球速報プレイ”モードで自身が挙げた試合のシナリオ実際にプレイすることに。福留選手を操作してホームランを打てばミッション達成……だったが、結果はボテボテの内野ゴロ。しかしスポーツ系チャレンジ恒例(?)の“泣きの1回”により、再度挑戦。慎重にボールを見極めて快音を飛ばしたものの、左中間の当たりにとどまった。

最初のチャレンジでしょっぱい結果に終わった赤星氏に、すかさず再戦を促す里崎氏。

 ホームランを打てなかったことに悔しがりながらも、赤星氏は「これなら見ていない試合も楽しめますね」とプロ野球ファン視点で“プロ野球速報プレイ”モードの魅力を強調。里崎氏は「つぎの日の(テレビ番組のスポーツコーナーの)解説にも生かせますね」とうそぶいた。

 続いては赤星氏、里崎氏の“本職”であるプロ野球後半戦の予想トークに。赤星氏はセ・リーグ後半戦の目玉として阪神タイガースを指名。前半戦のダークホース的存在であり(※2019年6月25日時点で3位)、ルーキーの近本選手の活躍次第では、広島東洋カープの失速などにより混戦が予想される後半戦を抜け出す可能性が高いと予想した。
 一方の里崎氏は、やはり古巣の千葉ロッテマリーンズ……と思いきや、まさかの東北楽天ゴールデンイーグルスを注目球団として挙げた。本命を福岡ソフトバンクホークスとしながらも、ウィーラー、ブラッシュの両外国人選手、昨年埼玉西武ライオンズから移籍した浅村選手が機能している上に、右ひじ手術から復帰予定のエース・則本投手が本来の力を発揮すればおも しろい存在になると指摘した。

 それでは両者が推すチーム同士で対戦して今後を占ってみましょうということで、赤星氏と里崎氏との、1回(表・裏)限定の特別試合が行われた。先攻の里崎・楽天は、強打者を早い打順に固めた超短期決戦型オーダーが功を奏し、阪神の先発・西投手を攻略。打ち取られた打球が内野安打になるなどのラッキーも重なり、2点を先制した。
 あとは美馬投手がキッチリ抑えるだけとなった1回裏だが、選手の好不調にこだわらない赤星氏の正統派オーダーが見事につながり、あっというまに同点に。最後は奇しくも福留選手のサヨナラタイムリーヒットで、赤星・阪神の勝利で幕を下ろした。

両氏が現役選手として出場した2005年日本シリーズの再現とはならなかったが、いざ勝負どころとなると真剣な面持ちになる両氏。打たれた時の「(コースが)甘いな……」などのプレイ中のつぶやきが野球解説に聞こえてしまうあたりは、さすがプロの貫禄!?

赤星氏、ついに結婚!?

 イベント後半には、“スタープレイヤー”モードで、プレイヤーが扮する選手の彼女候補として登場する3人の女性タレントが、ゲーム登場時に近い衣装で登場。愛の力で支える存在……との立ち位置から、『プロ野球スピリッツ2019』の魅力について思い思いに語った。

 アナウンサー役で登場する永尾まりやさんは、「ゲームの中でデートができるので、ゆっくり愛をはぐくんでもらいたいですね」とモードの内容について語った。
 タレント役で登場する市川美織さん。「お金の要素もあるけど、私は愛がいちばん大事です!」と場を和ませた。
 最後は、会社の受付役で登場する原あや香さん。「どうやって仲よくくなれるのか、プレイして確かめてください」とのこと。

永尾まりやさん
市川美織さん
原あや香さん
“スタープレイヤー”および“甲子園スピリッツ”モードに登場する彼女役は、モデルさんが実写で登場。球場内のグラフィックとは異なる方向性のリアリティを追求したつくりになっている。

 ゲーム内に登場するゲストはゲームで対戦……というイベントの決まり(?)に従い、彼女役の3人によるホームラン競争が行われた。永尾さんは筒香選手(DeNA)、市川さんは鈴木誠也選手(広島)、原さんは山川選手(埼玉西武)と、いずれ劣らぬ強打者を選択。単に打った本数ではなく、連続してホームランを打つことで大幅に上昇するポイントをいかに稼ぐかという集中力重視の勝負の結果、安定してホームランを量産した永尾さんが、2位の原さんに僅差で競り勝った。

各自思い思いのポーズでコントローラーを握る3人。画面内のいかつい選手たちを操作しているのがこんな美しい女性たちなんて……というギャップに、妙なときめきを覚えた。
いろいろ試した末、鈴木誠也選手ばりの打撃フォームで操作する市川さん。結果は、ふたりに約10倍のスコア差をつけられての惨敗だったが、いろんな意味で爪痕は残した。

 優勝した永尾さんには賞品が授与されるのかと思いきや、司会進行の清水久嗣氏と何やらあやしげなやりとりが。“特別ミッション”の内容を確認して渋々始めたのは、赤星氏をプロ野球選手の彼氏に見立てての告白シーン。“スタープレイヤー”モード内で発生するイベントの生再現というサプライズ演出だったが、永尾さんに告白され、結婚の申し出をされた赤星氏は、間髪を入れずに「オーケー」の返事を連発。ステージはおめでたいエア婚約会見といったムードに包まれた。

婚約指輪を見せ合う……という体のシーンで、焦って右手を上げてしまう赤星氏。「結婚してないからなぁ」と、いじりにくい弁解をした。

 イベント終了後は、報道関係者向けのプレイ体験会も催され、盛況のうちに終わった『プロ野球スピリッツ2019』開幕式。発売日当日には、各選手の能力が2019年5月上旬現在のものに更新されたアップデートが実施されることも発表され、現実とのギャップが限りなく縮まった状態でプレイできそうだ。