まさかのE3でPCエンジン ミニ発表。うれしいままの気持ちで、海外版との比較に加えて、PCエンジンをちょっとだけ振り返りました。

日本版と海外版の収録ソフトを比較

 2019年6月11日(北米時間)に、KONAMIからサプライズ発表されたPCエンジン mini(以下、PCエンジン ミニ)。日本向けのものは、初代PCエンジンと言える白い本体のものだが、欧州版(PC Engine Core Grafx mini)はグレーのPCエンジン コアグラフィックス仕様、北米版(TurboGrafx-16 mini)は横に大きい“TurboGrafx-16(ターボグラフィックス16)”仕様となり、現時点で発表されている収録ソフトも異なるものになっている。

日本:PCエンジン ミニ
欧州:PC Engine Core Grafx mini
TurboGrafx-16 mini

 PCエンジンは、1987年にNECホームエレクトロニクスから発売された家庭用ゲーム機。ハードの開発にハドソンが深く関わり、ローンチ時点からハドソンのゲームが多く発売されていた。“コア構想”と呼ばれる拡張性の高さも特徴で、ゲームのセーブデータを記録する外部機器“天の声バンク”、家庭用ゲーム機としては先駆けとなる“CD-ROM2(シーディーロムロム)”など、数多くの周辺機器が発売された。

 PCエンジン本体にも数多くのバリエーションがあり、白い初期型、グレーのコアグラフィックスに加え、流線型のデザインが特徴のPCエンジンシャトル、グラフィック性能が高く『大魔界村』などの専用ゲームも発売されたPCエンジンスーパーグラフィックス(SG)、携帯型のPCエンジンGT、ラップトップ型のPCエンジンLT、CD-ROM2一体型のPCエンジンデュオなど、さまざまな本体が発売された。北米では、前述の“TurboGrafx-16(ターボグラフィックス16)”の名で発売され、日本とはまったく異なる横に大きい専用デザインとなっていた。

PCエンジン シャトル
(週刊ファミ通から画像を拝借したものの、ちょっと画像が粗い。すみません)
PCエンジン スーパーグラフィックス
PCエンジン デュオ

 PCエンジンの特徴としては、当時の家庭用ゲーム機の中で秀でていたグラフィック性能。大きなキャラクターを操作できることで話題になった『THE 功夫』、アーケード版と同等のグラフィックを再現した『源平討魔伝』などが発売され、ファミコンとの差別化を果たした。

 そのほか、マルチタップによる4~5人同時プレイで『ボンバーマン』、『ダンジョンエクスプローラー』なども人気に。なお、PCエンジン ミニでも、マルチタップは発売予定とのこと。

 また、アーケード移植も含めシューティングの名作が多く、『スーパースターソルジャー』、『R-TYPE』(2作品に分割で発売された)、『エアロブラスターズ』のほか、ハニワが主人公の『はにいいんざすかい』、のちに『オウガバトル』シリーズを手掛ける松野泰己氏らクエストの『マジカルチェイス』などが発売されている。

 CD-ROM2発売以降は、大容量を活かしたアニメーション、ボイス付きのタイトルが特徴になり、『イースI・II』、『天外魔境』シリーズ、『スナッチャー』などの名作を排出した。

 今回のPCエンジン ミニは、本体の形状に加え、収録ソフトも日本と日本国内外で異なっている。それぞれの収録タイトルは下記の通り。

PCエンジン ミニ収録タイトル(2019年6月12日現在)

『スーパースターソルジャー』

『THE 功夫』

『PC原人』

『悪魔城ドラキュラX 血の輪廻』

『イース I・II』

『ダンジョンエクスプローラー』

PCエンジンコアグラフィックス ミニ、TurboGrafx-16 ミニ収録タイトル(2019年6月12日現在)

『R-TYPE』

『New Adventure Island(高橋名人の新冒険島)』

『Ninja Spirit(最後の忍道)』

『Ys Book I&II(イースI・II)』

『Dungeon Explorer(ダンジョンエクスプローラー)』

『Alien Crash(エイリアンクラッシュ)』

 『New Adventure Island(高橋名人の新冒険島)』が、日本版に入らず、海外版のみに収録されているのがおもしろいところ。『R-TYPE』やピンボールの名作『エイリアンクラッシュ』など、日本版にも入れてほしいところだが……。

 ミニファミコンに始まり、ネオジオ、プレイステーション、メガドライブと来て、ついにPCエンジン ミニが登場。収録タイトルのラインアップはもちろん、タイトル数なども気になるところだ。

※PCエンジン シャトル、SG、Duo以外の画像は公式サイトからの引用です。

[2019年6月12日21時45分修正]
一部誤った表現があったため、該当の文章を修正いたしました。読者並びに関係者の皆様にご迷惑をおかけしたことをお詫びいたします。