映画『ぼくらの7日間戦争』が2019年12月より上映決定。キービジュアルやスタッフなどの基本情報と、原作者の宗田理氏、監督の村野佑太氏のコメントが公開された。

以下、リリースを引用

映画『ぼくらの7日間戦争』ティザービジュアル、特報ほか各情報を公開!原作者&監督よりコメントが到着!

 少年少女の小さな反抗が、やがて大人や社会を動かしていく-仲間と共に戦う7日間。 シリーズ累計2,000万部を突破、宗田理原作の同名小説のアニメ化、『ぼくらの7日間戦争』につきまして、最新情報をお知らせいたします。

ティザービジュアル、公開情報、スタッフほか基本情報を解禁

 作品公式サイトのオープンに合わせて、ティザービジュアルを公開! 舞台は2020年、雄大な山々に向かい、これから始まる7日間に期待に胸をふくらませる少年少女6人が描かれています。原作の漢数字からアラビア数字となった、令和の『ぼくらの7日間戦争』をどうぞお楽しみに!

映画『ぼくらの7日間戦争』2019年12月より上映決定!キービジュアルや原作者の宗田理氏、村野佑太監督からのコメントが公開_01

【公開情報】
2019年12月より全国ロードショー

【スタッフ】
原作:宗田理『ぼくらの七日間戦争』(角川つばさ文庫・角川文庫/KADOKAWA刊)
監督:村野佑太
脚本:大河内一楼
キャラクター原案:けーしん
キャラクターデザイン:清水洋
制作:亜細亜堂
配給:ギャガ KADOKAWA
製作:「ぼくらの7日間戦争」製作委員会

【キャッチコピー】
ここが、スタートラインだった-

【INTRODUCTION】
 時代を超え、いつまでも少年少女の胸を躍らせる本がある。角川文庫にて1985年に刊行された『ぼくらの七日間戦争』。初版から3年後には、女優・宮沢りえのデビュー作にして 初主演を務めた実写映画が公開。宗田理が手掛ける“ぼくら”シリーズは累計2,000万部を突破し、幅広い世代の青春を彩ってきた。今なお愛される群像劇が、新進気鋭のクリエイターにより劇場アニメとして再びスクリーンに帰ってくる。
 大人の都合で引っ越しを迫られる少女、綾。彼女に思いを寄せる少年、守。勇気を振り絞り、守は最初の一歩を踏み出す。「逃げよう」2019年冬、“ぼくら”の青春をかけた7日間の戦争が始まるー。

キャラクター「守」「綾」を公開

 本作の主人公「守」とヒロインの「綾」のキャラクター情報を公開。引っ越しを迫られる綾と、彼女に思いを寄せる守。彼がとった行動とはー?

鈴原 守 <すずはら まもる>
 インドア派で歴史が好きな高校二年生。幼なじみの綾に対し、密かに想いを寄せている。

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千代野 綾 <ちよの あや>
 地方議会議員の娘。親の都合により、東京への引っ越しを迫られている。

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特報、場面写真を公開

 6月11日正午より特報映像を公開。映像では主人公の守を中心に、それまでの何気ない日常生活から大人に対する抵抗の始まりと、少年少女が大人へと成長する始めの一歩、“スタートライン”を表しています。特報編集はヒット作『君の名は。』の予告や、YouTubeでの累計再生回数が2.7億回を越えるDAOKO×米津玄師『打上花火』のMVを手掛けた10GAUGEになります。

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原作者・宗田理、監督・村野佑太よりコメントが到着

 アニメ映画化にあたり、「ぼくら」シリーズの原作者・宗田理先生、本作の監督を務める村野佑太さんよりコメントを頂きました

宗田理先生よりアニメ映画化にあたりー

 子どもたちが常に抱いているいたずら心や冒険心、悪い大人への挑戦を子どもの視点から描こうと思ったのがきっかけでこの物語は生まれました。

 今もこのテーマを変えることなく、シリーズの新作を書き続けていますが、これが子どもの本心をついているから、いつになっても子どもたちの心をとらえて読み続けられているのではないかと思います。

 これは作者にとってこの上ない喜びです。

 今回、この作品が新しいストーリーのアニメ映画になります。

 アニメ映画には小説とは違う感動と面白さがあります。

 あの物語がどんなふうに表現され、みなさんをとりこにするのだろう。

 それを想像すると、原作者としてもわくわくしてきます。

 小説とは違う感動をぜひ劇場で体験してください。

村野佑太監督よりアニメ映画制作にあたりー

 解放区より愛をこめてー

 原作を読んで胸が一番高鳴った場面です。

 今の子どもたちが必要としている解放区とはなんだろうか。

 原作の発表された時代ほど大人は物分かりの悪い人間ばかりではないし、生まれた時から当たり前にあるネット環境は大人に内緒で冒険することを容易くさせました。

 しかしどうやら、自分たちの自由な居場所を獲得しやすくなったと同時に、その居場所を守る為にはまた別の不自由さが生まれているみたいです。

 今の子どもたちが巻き起こす、新しい7日間の冒険。

 原作と、そしてかつての映画に精一杯の敬意を持って、新しい「ぼくら」の7日間戦争を紡いでいけたらと思います。

宗田 理 プロフィール
1928年5月8日、東京都生まれ。日本大学藝術学部映画学科卒業。1985年刊の『ぼくらの七日間戦争』をはじめとする「ぼくら」シリーズは中高生を中心に圧倒的人気を呼び大ベストセラーに。91歳の今なお新作を書き続けており、2019年3月に最新作『ぼくらの宝探し』を刊行。著作に『ぼくらの七日間戦争』『ぼくらの天使ゲーム』『ぼくらの大冒険』(角川文庫、角川つばさ文庫)や「2年A組探偵局」シリーズ (角川つばさ文庫)など多数。映画化作品に「ぼくらの七日間戦争2」(『ぼくらの秘島探検隊』)、『仮面学園殺人事件』、『ほたるの星』『早咲きの花』がある。「大人の持っている常識を踏み越える子どもたちを描いている」と語る。

村野 佑太 プロフィール
1984年9月24日生まれ。『ドラえもん』『ちびまる子ちゃん』『忍たま乱太郎』などの芝山努監督を尊敬し、亜細亜堂に入社。2015年『ブレイブビーツ』の監督に抜擢される。その後『ドリフェス!』『異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術』でも監督を務める実力派。本作が映画デビューとなる。