Blizzard Entertainmentのアクションシューティング『オーバーウォッチ』に、オリジナルのゲームモードを作れる“ワークショップ”機能が登場。まずPC版テスト環境であるPTRで提供が開始しており、後に家庭用版にも追加予定だ。

 ワークショップには簡易スクリプトエディター機能が付属しており、条件文などのスクリプトを選択して組んでいくことで、“地面に足がついている間は燃えるモード”とか“全員同キャラ&時間ごとにキャラが変わっていくデスマッチ”といったカスタムモードを作成可能。作成したモードはシェア機能で発行するコードを通じてPCと家庭用の双方でプレイ可能になるという。

 ただし、マップを作ったりゲーム外の素材を持ってくるといったことはできない。あくまで今ある素材と使用可能なスクリプトの中で変種のモードを作るという性質のものになる。

『オーバーウォッチ』にオリジナルゲームモードを作れるワークショップ機能が登場。PC版でテストが開始し、家庭用版にも追加予定_01
ワークショップのエディター機能。条件とそれによって起こる変化などをセットすることでモードを構成していく。

 公式サイトには、ループ処理などの注意点や変数などの使用可能な要素について書かれたサンプルつきの解説記事が掲載されている。なお、一種のデバッグ機能であるインスペクターも付属しており、意図しない挙動があった場合にスクリプトがどう動いているのか(あるいは動いていないのか)をチェックすることが可能だ。

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いわゆるデバッグ機能にあたるワークショップインスペクター。