「もうちょいだ……よし掴んだ!」「じゃあ行くぞ!」「よっしゃ、俺たちはやったぜ!」頭から両手が生えたような奇妙なキャラクター4体がゴールになだれ込むと、周囲から拍手が巻き起こる。
The Cartel Studioの新作『Heave Ho』は最大4人でローカルマルチプレイ可能なアクションゲーム。インディーパブリッシャーのDevolver Digitalが今夏にNintendo SwitchとPCでリリースを予定している。
本作が発表された海外ゲームイベント“PAX EAST 2019”で遊んできたので、その内容をご紹介しよう。
ルールはシンプル。冒頭に出てきた腕人間的キャラクターを操作し、協力して全員がゴールにたどり着けばオーケー。
キャラは左右の腕に対応したトリガーを押すことで壁などを掴むことができるので、協力して1本のロープのように連結して振り子の要領でダイブしたり、あるいは先に進んだプレイヤーが対岸から仲間をキャッチしたりして、みんなで障害を乗り越えていく。
ローカルマルチプレイゲームのお決まり通り、コミュニケーションが重要。「よし、対岸掴んだから離していいよ!」とあk,「3、2、1でスイングジャンプ行くぞ!」とか、「3番目のオレンジのやつ一回連結切って!」といった感じだ。
まぁ、それでも各自がスイングしすぎて先頭が針に激突したり、切らなくていい方の手を離して落下したりといったハプニングも起こるが、それでギャーギャー騒ぐのもローカルマルチプレイゲームの楽しみのうち。
競争・妨害ではなく協力に特化した『Ultimate Chicken Horse』(究極のチキンホース)といった感じの本作、ルールも操作もシンプルですぐに遊べるので、友達が集まった際やイベントなどのちょっとした待ち時間にいかがだろうか。