Hello Gamesは、宇宙探索ゲーム『No Man's Sky』で今夏に無料配信予定の大型アップデート“Beyond”で、VRモードや新たなオンラインモードなどを追加する。
先月末にサンフランシスコで行われたプレスイベントでPlayStation VR版のデモを体験してきたので、その模様をお伝えしよう。
というわけでVRモードでなにができるかと言うと……全部である! 部分的なものではなくフルのVR対応であり、『No Man's Sky』でできるあらゆることをVR内で行える。
今回のデモでは、地表での探索や採掘、ベースの建設などを確認したのち、宇宙船を呼び出して飛び立ち、軌道上からワープ航法を発動して宇宙ステーションに向かってみたのだが、特に切り替えのローディングが入ったりすることもなく、すべてを一連の流れとしてスムーズに行うことができた。
なおPS Moveの操作は没入感が高く、掘削なども直感的に行える反面、あらゆる操作をPS Moveのボタンに詰め込んでいるので、覚えなければいけないこともやや多い。既存プレイヤーの人は慣れているDualShock 4コントローラーで遊ぶというのも選択肢になりうるだろう。
そしてセーブデータには互換性があって非VRとVRを行き来できるし、非VRプレイヤーとのマルチプレイも可能だ。『No Man's Sky』の宇宙に存在する無数の星々を、“自分の足で”というわけにはいかないが、自分の目と手を没入させて友達と冒険することができるのだ。
例えば友達と一緒に編隊を組んで人類未踏の星まで飛んだり、あるいは友だちが作ったベースに自分があたかもそこにいるかのような実在感でお邪魔することだってできるわけで、これはもう夢が広がりまくり(個人的には漫画『プラネテス』のように星を見ながら世間話でもしたい)。
なおBeyondアップデートは全対応プラットフォームに提供予定で、新オンライン機能などは非VRのユーザーも利用できるほか、VRモードはPC版でもSteam VR経由で対応予定。Steam VRに対応するPC用VRヘッドマウントディスプレイでプレイできるはずだ。