VRホラーゲーム『Five Nights at Freddy's VR: Help Wanted』のプレイリポートをお届け。

 アメリカのサンフランシスコで行われたPlayStation VRのイベントで、ホラーゲーム『Five Nights at Freddy's』シリーズ(通称FNaF)から生まれたVRホラーゲーム『Five Nights at Freddy's VR: Help Wanted』をプレイしたので、その模様をお届けしよう。

 なお本作は今春にPlayStation VRおよび、PC用VRヘッドマウントディスプレイであるHTC ViveとOculus Riftにも対応してリリース予定。

 今回デモ会場でプレイできたのは、初代作をVR仕様にした“FNAF1”と、ふたつのVR用ゲームモードの3種類。製品版にはシリーズからすべてのキャラクターとシチュエーションが登場するという。

 まずFNAF1は、“警備室で監視カメラで機械人形の襲撃を警戒し朝まで過ごす”という基本の設定やゲームシステムはオリジナル版を踏襲。一方で監視カメラシステムが下からフリップアップするのではなく目の前のモニターを操作する形になるなど、VRに合わせて調整されている。

目の前には命綱となるモニター、両サイドにはライトとドアのスイッチ……。

 そしてPS Moveを使ったプレイでは、カメラ切り替えやドアの開閉、ライトの点灯などをすべて自分の手でやらないといけない! というか実はDualShock4コントローラーにも対応しているんだが、ここはPS Moveでやるのをぜひオススメしたい。視覚だけじゃなくて手も没入させて、孤独と恐怖でガタガタ震えろ!

これはFNaF3ステージの画像だが、こんな感じにカメラの切り替えも自分の手で行える。

 VRによる実在感のおかげで、自分があの世界にいる感じがするのがポイント。たとえ機械人形がいなくても十分怖く、オープニングから緊張がマックス。完全に段取りを忘れて両サイドの明かりを点けたり消したりしてしまったり……(電力の無駄でしかない)。

 もちろんライトを点けたら横にいた、なんて時はもっと怖いし、ゲームオーバー時は絶叫モノ。コレがFNaFの最怖バージョンということでいいんじゃないだろうか。

 お次は本作オリジナルのモードについて。そのひとつが修理モードで、音声の指示に従ってボニー(機械人形)の整備を行っていくというもの。だが、眼の前にドデーンと鎮座する機械人形を直接触らなきゃいけないのはキツい!

 “音声の指示に従って”というのがキモになっており、「それじゃあ左の目を取り外してください」という所で右目を取り外したり、両目を外してしまったりすると、その瞬間動き出したボニーに襲われてギャー、ということになる。

 “ビビってちゃんと指示を聞かずに間違った方法で作業してしまう”という罠が非常に重要なので、もし日本で本作が出るならちゃんとローカライズをお願いしたいところだ。ちなみに修理ステージにはボニー以外の他の人形たちのものもある模様。

 今回遊べたもうひとつのオリジナルモードは一種の脱出ゲームのような内容。ダクト修理に送り込まれたプレイヤーが、電力がシャットダウンして周囲から機械人形がせまる中、仕掛けを解いて生還を目指す。

 機械人形は前方と左右のいずれかからやってくるのだが、ヘッドライトで照らせば引き下がらせることができるし、仕掛け自体はそれほど難しいものではない。

 しかし警戒しすぎてキョロキョロしていると次の仕掛けがどこにあるのか把握するのに時間がかかるし、仕掛けによっては思い切って乗り出して覗き込まないとヒントが見つからないという罠も。死角からやられそうで超不安になるんだが、よく考えるなぁホント。

 というわけで本作、シンプルにプレイ要素が構成されていてプレイヤー本人は基本的にあまり動かないというFNaFの特徴もVRにマッチしていて(※一般的に移動が多いと酔いやすくなる)、VRホラーゲームとしてもいいし、FNaFシリーズ作としてもちゃんとプラスαになっているという、非常によろしい感じになっている。

 オリジナルに慣れた人がさらに限界に挑むもよし、VRで恐怖の警備バイトを始めようという勇者もよし、肝試し的に友達と交代でプレイしてもよし。なお演出的にショック度を配慮することはあんまりなく、盛大に飛び出てきたり襲ってきたりするので、心臓が弱い人などは本当に注意されたし。