2019年3月21日、中野・Red Bull Gaming Sphere Tokyoにて、武器格闘アクションゲーム『ソウルキャリバーVI』の公式大会“SOULCALIBUR VI The WEAPON MASTER”が開催された。本記事ではその模様をリポート。

 バージョンアップやダウンロードコンテンツの継続的な配信により、まだまだ根強い人気を誇る武器格闘アクションゲーム『ソウルキャリバーVI』。2019年3月21日、中野・Red Bull Gaming Sphere Tokyoにて、『ソウルキャリバーVI』の公式大会“SOULCALIBUR VI The WEAPON MASTER”が開催された。

 『ソウルキャリバーVI』にはすでに有料ダウンロードコンテンツ第4弾の追加参戦キャラクターとして、エイミの登場が告知されていた。会場には、なんと報知新聞社を発行する“スポーツ報知”の号外が配布され、2019年3月26日にエイミの実装が決定したことが報道されていた。

いよいよエイミ参戦ッ! エイミイイイイイイイイイイイイイイイ!!(ラファエルの声で)
裏面には、本作のプロデューサー・大久保元博氏のインタビューなどが掲載されていた。
会場にはイラストレーター・Tea氏によるエイミとラファエルのタペストリーが設置されていた。
こちらのイラストカードは、会場で下記の試遊をしたプレイヤー、または10人のプレイヤーと名刺交換するとプレゼントされた。
さらに、当日予選に参加した人全員に、オリジナルTシャツが配布された。

 また、会場にはエイミが先行体験できるほか、2019年3月25日に行われたアップデートVer1.30が反映された最新バージョンの試遊台が設置されており、いち早くエイミに触りたいプレイヤーたち(そのまま意味ではないよ!)が、長蛇の列を形成していた。

エイミはもちろんの人気だったが、自分の気になるキャラクター調整を試す人も少なくなかった。
試遊がスタートすると、技表を逐一チェックする人も多く、エイミへの期待度が感じ取れた。

熱いバトルでソウルが燃えた!

 さて、本イベントは、5人の招待選手と、当日予選を勝ち抜いた3人、合わせて8人の剣豪たちが、頂点を目指し競い合うトーナメント大会。当日予選は2本先取のシングルエリミネーショントーナメント(1度敗北すると、敗退となるルール)で行われ、決勝トーナメントはダブルエリミネーショントーナメント(勝利者はウィナーズサイドのトーナメントを進み、1度負けた選手はルーザーズトーナメントを進む。2回負けると敗退となる)で実施。トップ3までは2本先取で進み、トップ3以降は3本先取のルール。当日予選では、数多くの選手たちが出場し、ハイレベルな試合が多数くり広げられ、大きな盛り上がりをみせていた。

 そして予選を勝ち進み進出したのは、神園選手、邪神選手、Yante選手に決定。招待選手と合わせて、決勝トーナメントで死闘をくり広げたのは、下記の8名だ。

■決勝トーナメント進出選手(敬称略)

  • たもねぎ(マキシ) “Battle Prologue in Nakano”優勝、“Official Online Tournament at JCG 2018 Winter III”優勝
  • ゆっとと(ヴォルド) “Official Online Tournament at JCG 2018 Winter I”優勝
  • 老練のニショーバ(ラファエル) “Official Online Tournament at JCG 2018 Winter II” 優勝
  • SHK(ザサラメール) “EVO Japan 2019”日本人成績最上位者(3位)
  • フタゴン(タキ) “なんでもeフェス ~大阪eスポーツ祭~” 優勝
  • GGP|神園(ソン・ミナ) 当日予選Aブロック優勝
  • 邪神(アイヴィー) 当日予選Bブロック優勝
  • Yante(ナイトメア)当日予選Cブロック優勝
実況解説席は、左から、実況担当のウェルプレイド所属・ふーひ氏。解説役である、バトルディレクター・おおさか氏、ディレクター・高橋“マステル”良至氏。コメンテーターはプロデューサー・大久保元博氏。
たもねぎ選手
ゆっとと選手
老練のニショーバ選手
SHK選手
フタゴン選手
神園選手
邪神選手
Yante選手

 ゆっとと選手が、圧倒的な強さで当日予選を突破した邪神選手を破り、招待選手としての強さを見せ付けたかと思えば、大阪の予選大会を勝ち抜いたフタゴン選手が、2度の大型大会を優勝し、今回も優勝候補筆頭のたもねぎ選手を破る。さらに、“EVO Japan2019”で3位に輝いたSHK選手が、独特のスタイルで戦う老練のニショーバ選手に負けるなど、波乱の幕開けとなった1戦目。お互い当日予選を突破した神園選手とYante選手の試合は、力の差がわかるかのようなやり込み力をみせて、神園選手が勝利した。

 そして大会は進んでいき、ウィナーズトーナメントの決勝カードは、ゆっとと選手VS神園選手。序盤は神園選手が得意とする防御重視の立ち回りで優勢かと思われたが、次第にゆっとと選手が対応していき、一気に逆転。ゆっとと選手がグランドファイナルに進出しつつ、神園選手はルーザーズトーナメント決勝へ。神園選手に立ちはだかるのは、本大会でもノリに乗った攻め攻めのスタイルで勝ち進んだ、フタゴン選手。しかし神園選手は、フタゴン選手の攻めを寄せ付けない防御力をみせて、余裕を残して勝利を飾る。

 グランドファイナルは、ウィナーズトーナメント決勝と同じ、若手のゆっとと選手VS、ベテランの神園選手というカードに。神園選手はリベンジを果たすべく、ゆっとと選手のヴォルドに挑むが、もはやゆっとと選手は敵ナシといった様子。怒涛の攻めをすべて通し切り、気が付けば3対0の圧倒的な強さで神園選手を破る。優勝は、若手プレイヤーの星である、ゆっとと選手となった。

 優勝したゆっとと選手には、公式剣術指南役“ウェポンマスター”の称号が贈られたほか、今年ラスベガスで開催される“EVO 2019”を含む海外大会の中から、優勝者が希望する大会への渡航&参戦サポート、そしてエイミ&ラファエルの額縁入りイラストが贈呈された。

 大会を終えて、神園選手は自身のこれまでの戦績が、あまりよくなかったことを振り返りつつ「今回は準優勝まで行くことができました。ただ、やっぱり優勝したかったですね」と納得しつつも悔しさが残る結果となったようだ。また、自身のプレイスタイルに疑問を持っていたことを暴露。しかし、神園選手はこの大会の直前に、ユーザーが開催した大会イベントに参加。その大会は、勝利者ではなく簡単に言えば強者の中から“いちばん弱い”敗北者を決める、特殊な負け下がりトーナメントだった。神園選手はなんとか最下位は免れたものの、そこで「あの大会は、負けたらさらに試合をしなきゃいけないのが怖くて。でも、ふつうの大会は負けたらもう対戦しなくていい。そう考えたら、ふっ切れました」と、別大会のおかげで自身の調子が上がったことをアピールしていた。

なお、神園選手が掲げているのは、当日予選で敗北させた者たちのプレイヤーカード。彼らの想いを掲げて、決勝トーナメントに臨んでいたのだ。ただ、プレイヤーからは“首狩り族”、“プ〇デター”などと呼ばれていた(笑)。

 そして優勝したゆっとと選手は、つねにクールな表情を浮かべていたものの、実際は緊張しっぱなしだったことを語る。優勝した感想を訊くと「はぁ~……よかった……」と、ため息交じりにコメントし、安心している様子だった。また、神園選手との試合は、「僕の流れになるなんて思ってもいません。とにかく神園さんの流れにさせない、それだけを考えていました」と、腕前と気持ちの強さで、相手を押し切ったことが勝因だと振り返っていた。なお、ゆっとと選手は、海外大会への渡航&参戦サポートを使い、いまのところは“EVO 2019”に行きたいそうだ。

 イベントの終了後は、エイミのイラスト&開発陣のサイン入り色紙を懸けたジャンケン大会が開催されたほか、エイミが使用できる試遊台もそのまま解放されていた。さらに、野試合台も設置され、会場が閉まるギリギリまでプレイヤー全員が試合などを楽しんでいた様子。大久保P曰く、今後も大会やイベントなどを予定しているそうなので、続報を楽しみに待ちながら、まずは本日(2019年3月26日)より配信の有料DLC4弾“エイミ”の活躍に期待しよう!