Wake Up, Girls!の田中美海さん、山下七海さん、高木美佑さんに『ファミ通presents WUGちゃんねる!』スタッフがインタビュー。

田中美海さん、山下七海さん、高木美佑さんのインタビュー完全版

 2019年3月8日(金)にさいたまスーパーアリーナにてラストライブ“Wake Up, Girls! FINAL LIVE~想い出のパレード~”を行う、声優ユニットWake Up, Girls!(吉岡茉祐さん、永野愛理さん、田中美海さん、青山吉能さん、山下七海さん、奥野香耶さん、高木美佑さん/以下、WUG)。このFINAL LIVEで6年間に及ぶ活動の集大成を見せる彼女たちの特集記事を、本日2019年3月7日(木)発売の週刊ファミ通2019年3月21日号にて18ページにわたってお届けしている。

 同特集記事では、吉岡茉祐さん&永野愛理さん&青山吉能さん&奥野香耶さんの4人と、田中美海さん&山下七海さん&高木美佑さんの3人、ふたつのグループでのインタビューを実施した。しかし、誌面のページに限りがあるため掲載しきれなかったエピソードも多数あるため、ファミ通.comにて完全版を掲載! デビューから苦楽をともにしてきた彼女たちが、何を想い、ファイナルライブの舞台に立つのか? 本誌撮り下ろしの写真は誌面で確認してほしいが、インタビューに関してはぜひ多くの人にFINAL LIVE前に読んでほしいとの想いから、このタイミングで掲載。なお、インタビューは『ファミ通presents WUGちゃんねる!』のスタッフが担当させていただいた。

 また、週刊ファミ通2019年3月21日号(2019年3月7日発売号)には、Wake Up, Girls!特集記事用の写真撮影時の裏側で、WUGメンバーに自由に撮影してもらったオフショット写真を多数収録した、特典ダウンロードコンテンツ“Wake Up, Girls! 今日のオフショット”をのシリアルコードを封入。誌面未掲載写真なども多数収録して、全46ページで構成された大ボリュームの特典写真集となっているので、ぜひこちらもお見逃しなく! 永久保存版です!!

カメラマンがWUGちゃんたち自身だからこそ見られる表情が満載の特典DLC「Wake Up, Girls! 今日のオフショット」。

【吉岡茉祐さん、永野愛理さん、青山吉能さん、奥野香耶さんのインタビューはこちら】
※Wake Up, Girls! FINAL LIVE直前インタビューvol.1「いままで見た中で、いちばんいいWUGちゃんだった!と思ってもらえるように」
https://www.famitsu.com/news/201903/07172744.html

田中美海(たなか みなみ)

1月22日生まれ。神奈川県出身。愛称はみにゃみ。出演作は『Wake Up, Girls!』(片山実波役)、『ゾンビランドサガ』(星川リリィ役)など。『A&G NEXT BREAKS FIVE STARS』でパーソナリティーを務める。(文中は田中)

山下七海(やました ななみ)

7月19日生まれ。徳島県出身。愛称はななみん。出演作は『Wake Up, Girls!』(久海菜々美役)、『アイドルマスター シンデレラガールズ』(大槻唯役)など。ニコ生『山下七海のななみんのねごと』でパーソナリティーを務める。(文中は山下)

高木美佑(たかぎ みゆ)

9月8日生まれ。千葉県出身。愛称はみゅー。出演作は『Wake Up, Girls!』(岡本未夕役)、『ハッカドール』(ハッカドール1号役)など。ニコ生『のびしろにょきにょき』でパーソナリティーを務める。(文中は高木)。

6年間を振り返って、「いまがいちばん!」

――WUGとして活動してきて、いちばん思い出に残っていることは?

山下 いちばんかぁ。

田中 いちばんって難しい。

高木 難しいね。HOMEツアー(※1)かなぁ。

※1:Wake Up, Girls! FINAL TOUR -HOME-。PART IからPART IIIまでの3部構成で、2018年7月から2019年2月までの期間で、千葉、神奈川、埼玉、大阪、岩手、熊本、長野、徳島、愛知、宮城とWUGメンバーの出身地を含む全国各地でライブを行った。

田中 いまねー。いまがいちばん歌もダンスもうまい気がする(笑)。

一同 (笑)。

高木 うまいし、やっぱりできることも増えていて。

山下 わかる!

高木 ワグナーさんの絆もすごく生まれていて。いまがいちばんなんか……。

田中 毎週いいライブができている。

高木 HOMEツアーが始まる前は、こんなに公演をやってファンの人が飽きちゃわないのかなって思っていたんです。でもね、毎回思い出がすごく濃いなって。

――気持ち的にもワグナーさんとの距離が縮まっているわけですね。ライブでは、物理的にも距離がものすごく近くなってきているじゃないですか。

高木 あはは(笑)。

山下 餅まきとか?

田中 確かにね。

山下 客席のみんなに会いに行くっていうのは、毎回入れていますね。

高木 HOMEツアーは毎回入っているね。

田中 それはみんなも意識していて。本編で1回とか、アンコールで1回とか。みんなで考えて必ず入れるようにしているよね。

山下 せっかく、地方での公演も多いし、みんなに会いにきてもらっているので。私たちもワグナーさんの近くに行けたらという思いでやっています。

――なるほど。ほかにも活動を通してうれしかった出来事などがあれば。いろいろあるとは思いますが……。

高木 えー、なんだろうなぁ。めちゃくちゃさかのぼっちゃうと、いちばん最初の上映会。『Wake Up, Girls! 七人のアイドル』の上映会で、エンドロールで名前が流れたときだなぁ。

田中 やばかったね! みんな泣いたよね(笑)。

山下 「名前があるー!」って。

田中 そう! 知っている人の名前がバーって出てきたときに、私たちやっと声優になれたんだって。それまで合宿とかでつらい思いをしてきた中で、やっと作品の一部になれたんだって実感できたときに、すごくうれしかった。

高木 デビューする前は、「本当に私たちデビューするのかな? できるのかな?」って不安になることが多かったんです。まわりの人に、「WUGとしてデビューすることはまだ言っちゃダメ」と言われていた期間が長くて余計に。

田中 そう。“技術的にダメだったら辞めさせる”ぐらいのプレッシャーのかけかただったよね。いま考えたら、あの時点で辞めさせるのは絶対にありえないことですけど、当時の自分たちはそれを本当のように感じていて。なんかもう、「みんなに置いてかれたら終わりだ」みたいな感じはあったから。

山下 しかも、まわりの人からは、先のことをあまり教えてもらえていなかったんです。たぶん先のことまで話すと、もっと混乱するからということだったんだと思うんですけど。

田中 逆にね、不安っていう。

山下 いまでこそ、そう思うんですけど、そのときは先のことがわからないから。ただただ合宿で声優レッスン、歌とダンスのレッスンを毎日7人でやっているだけだったから、それがすごく不安でした。だからこそ作品ができたときもそうですし、アフレコにレッスンじゃなくて、ちゃんとお仕事として行けたときは感動しました。

――ここにいない4人(吉岡さん、永野さん、青山さん、奥野さん)もまさに、その期間の不安を語っていました。

高木 みんなそうなんだぁ。

山下 そうだと思います。

――その話につながってくるとおもいますが、WUGとして活動してきてきつかった思い出は?

田中 きつかった思い出かー。やっぱり合宿かなぁ。

高木 当時は精神が病んでいたなぁ(苦笑)。

田中 まるごと病んでた(笑)。

高木 合宿中は10日間ぐらい缶詰で、みんなでホテルに寝泊まりして、朝ランニングをして、ダンスレッスンをして、ボーカルレッスンをして、声優レッスンをして、日記を書いて、寝る。これをずっとくり返していました。

――日記を書く、というのはどういう意味があったんですか?

田中 何だろう……? みんなでおびえながら書いていました(苦笑)。「こういうことを書いたら怒られるかな?」って考えながら。

高木 ひとり1冊ずつノートを作って、“こういうことがありました”ということを書いていたんです。今日学んだこととか、レッスンのこととか。

田中 よっぴー(※青山吉能さんの愛称)の日記とかやばそう(笑)。

高木 確かに(笑)。私は、がんばらなきゃといけないと思って、明るいことばかり書いてた!

田中 私も明るいことばかり書いてた気がする! 今日は何ができた、つぎはもっとがんばろうとか。

高木 こういうところが足りなかったから、つぎはこうしたいと思いますって(笑)。

田中 「精進します!」みたいなね。

山下 私は、マネージャーさんが読むものだと思っていたから、お願いごとをひたすら書いていたなぁ(笑)。明日はランニングが5周じゃなくて、3周になりますようにって。

高木 えー! そうなのー!?(笑)

山下 だから、めっちゃ印象が悪かったと思う(笑)。

田中 やばい(笑)。

高木 おもしろいなぁ。そんなこと書いてたんだ(笑)。

田中 人によってぜんぜん違うねー。

山下 あと、きつかったことで言うと、最初の劇場版(※『七人のアイドル』)のアフレコかな。私、日曜の飛行機で地元(徳島県)に帰って、月曜から学校に行かなきゃいけなかったんですけど、アフレコが日曜日に終わらなくて、飛行機の時間に間に合わなかったんです。

田中 そうだったね。よっぴーもそうだっけ?

山下 うん。西日本組(吉岡さん、青山さん、山下さん)は泣く泣くホテルをまた取ってもらって。つぎの日に学校に行けない、みたいな。そのときは予定通りにアフレコが終わらないっていう、“できなかった”ことがショックだったし、3人で精神的に落ち込んで、ホテルで反省会をしていました。

田中 『七人のアイドル』といえば、アフレコのときにみんなでめっちゃ怒られなかった?

高木 怒られたっけ?

田中 最後のほうの収録でマネージャーさんに怒られたんです。7人でずっとアフレコをしていたんですけど、途中休憩があって。そのときにみんなと楽しく話をしていたんですよ。そしたら、「休憩時間にヘラヘラしていて、たるんでいる」みたいな。「君たちのために時間を割いてやっているのに、緊張感が足りない」と言われて。そのときはそういうものか、と思ったんですけど、でも、いま考えるとそういう時間も大事じゃないですか。

――ちゃんと切り換えられてさえいれば、オンオフは必要ですよね。

高木 私がすごく覚えているのは、7人のシーンがけっこう多かったから、「7人で合宿をしていたんだから、もう少し練習できたでしょ」と言われたのは、ああ確かになって。私たちだからこそできることだったし、もっとやればよかったかなぁって思ったかな。

田中 そうそう。それも言われて、反省文みたいなやつをメールで送った気がします。

高木 日記だ! 書いたわ~。

田中 長文を書いて送った気がする。

高木 あったね~。

――初期はきびしかったんですね。

高木 ありがたいですけどね。当時はわからないことばかりだったから。

山下 マネージャーさんがきびしい役割を担ってくれたので、みんな一致団結できたと思います。

――なるほど。では、いまだから言える“やらかしたこと”があれば教えてください。

田中 私、骨折しました。

山下 あー!

高木 あったね~。

田中 デビュー前に骨折をして、お披露目の“ワンフェス”(※ワンダーフェスティバル2013[夏])前の本当にギリギリのタイミングでギプスが取れるという感じでした。でも私、きっと治るだろうと思って学校の遠足に行っちゃったんですよ。そしたら、さらに悪化しちゃって(笑)。バカですね。懐かしいな。

山下 ほかに、やらかしてまだ言ってないことあったかな。

高木 なんかあったかなぁ。

山下 何をやらかしてきたかなぁ。

高木 絶対、やらかしてはいるんだよな。

田中 そうなんだよなぁ。七海は“みるらり”(※みるくらりあっと)のエンディングで間に合わなかったよね。

山下 エンディング?(笑)

田中 最後に出演者全員で揃って登場するという演出だったんですけど、七海が外で取材を受けていて。

山下 そうだ!(笑)

田中 「はい、(エンディング)いくよー」って言われたときに、「七海がいない!」って。

山下 それで不在でした(笑)。それは確かにやらかしだった。

高木 まあね、気づかないけどね(笑)。

山下 そのときもけっこう怒られたんです。でも、私がきつく怒られるというよりも、みんなに「ほかのメンバーがひとり足りないって気づいたら、各自探しに行ったり、マネージャーに伝えたりしろ!」みたいな怒られかたで。

田中 そうそう。

高木 全員怒られたね(笑)。

山下 私だけの責任じゃなかった。

高木 確かにね。

山下 言っていることはわかるけど……。

田中 気づいたときには遅かった。

高木 私は何かあるかなあ?

山下 美佑は、けっこう言ってるもんな。

高木 私、そんなにやらかしたこと言ってるっけ?(笑)

山下 青のりをつけてステージに立ったとか、衣装を付け忘れたとか。

高木 確かに、そういうのはあったなぁ。

山下 あと、前髪を切りすぎるときはたまにあるよね。

高木 大事なときに前髪を切りすぎたのはあります。『Beyond The Bottom』公開時の“WUGフェス”(※Wake Up, Girls! Festa. 2015 Beyond the Bottom Extend)かな。

田中 (2015年の)年末のね。

高木 せっかくの『Beyond the Bottom』を上映したばっかりの“WUGフェス”の映像が、すごく“オン眉”なんで、『BtB』なのにちょっと笑っちゃう(笑)。

山下 あれはねー。映像に残っちゃったから。

田中 美佑が映るたびに、みんなクスクスって笑っちゃう。

山下 しかも『BtB』の衣装を着て歌ったライブだったのに……。

高木 どうしてもポップになっちゃうよね(笑)。

山下 美佑が画角に入っただけで雰囲気がポップになるんだよね。

高木 あの映像はちょっと笑っちゃうなぁ。

山下 もう消せない過去だよ。

高木 しかもその映像、よりにもよってドルビーアトモスで流されて。「映画館で、なんでこの映像を見なきゃいけないんだ!」って。

田中 そうそうそう(笑)。美佑と見に行ったよね、ドルビーアトモス。

高木 そう。見に行った、見に行った。

山下 美佑が必死に眉を上げているんですよ。

田中 MCのときね。

山下 前髪が短いなら眉を上げればちょうどいいんじゃないかって(笑)。

高木 そしたら“オン眉”じゃなくなるって。

――(笑)。やらかしとはまた別に、自分しか知らないWUGのヒミツはありますか?

高木 ヒミツなことあるかなぁ。

田中 お笑い芸人が好き(笑)。

高木 あー! そうだね(笑)。

――(笑)。さきほども動画を観ていましたよね。

高木 はい、楽屋で。

田中 よく、お笑い芸人さんの動画を観たりとかしています。けっこうみんな好きなんですよ。

――いまイチオシは?

田中 ラフレクランきょん(笑)。一発ギャグをみんなで見て、WUGのダンスに取り入れたりしています。アドリブダンスのときに。

高木 しれっとね。

田中 しれっと取り入れている。

高木 私は和牛が大好き。昨日もDVDを観て寝ちゃった(笑)。

山下 私はナダル(※コロコロチキチキペッパーズ)かな。みんなでナダルの話をしていると、絶対に誰かが白のタートルのニットを着ていて。

田中 「キター!」って(笑)。「いっちゃってる!」ってみんなでマネをしています。

山下 絶対誰か着てるよね(笑)。衣装さんとかもね。

高木 黒のタートルネックを着ていたりすると、黒ナダルって言われたり(笑)。

田中 私たちはスタイリストさんやメイクさんと仲がよくて、ツアーもずっといっしょに回っているんです。だから楽屋ではみんなでずっと笑っていて、うるさいんですよ。

高木 謎のノリがあるよね。

山下 ある。しかも、疲れているときは変なノリになるから、ひたすらお笑い芸人の話をして、気づいたら夜になっていて。あれ、休んでない……みたいな。

高木 ずっとふざけてるよね。

山下 疲れているときに限ってね。

高木 あいちゃん(※永野愛理さんの愛称)も、一生懸命ギャグを考えているもんね。

田中 そうそうそうそう。WUGの曲でギャグを考えていて。「ぜんぜん思い浮かばない! 悔しい!」って言ってる。

高木 「それ、どこでやるの?」って。

田中 どこ目指しているんだろうって思う(笑)。

山下 芸人になれるよ。

高木 でも、そういうふうに練って考えたネタって、あまりワグナーさんにウケない(笑)。

田中 内輪だけで超ウケて、ステージとかで披露してみたら「あれ?」って。

山下 そういうのあるよね。伝わらない。

――あるあるなんですね(笑)。

高木 ほかに失敗談あるかなあ。

田中 あ、初めての幕張のときのイヤモニの話は?

高木 ああ! そう言えば、初めての“WUGフェス”(※Wake Up, Girls! Festa. 2014 Winter ~Wake Up, Girls! VS I-1club~)、初めての幕張で、初めてのイヤモニだったんですけど……。

田中 『ワグ・ズーズー』でトロッコに乗ったら、初めての着ぐるみと、初めてのイヤモニ、トロッコと初めて尽くしで、ぜんぜん歌えなくて……。みんな1回、歌うのをやめるっていう(笑)。

一同 (笑)。

田中 トロッコの上で、スンって。音が聞こえないーって。

高木 イヤモニは外しちゃいけないということを知らなくて、片耳外して乗っていたりしていて。

田中 電波もぶつって切れちゃったりしたよね。

――ライブの途中で歌うのを諦めちゃうって、なかなかないですね。

田中 斬新でした。

山下 いま曲がどこなのか、本当にわからなくて。

高木 音がすごく反響しちゃっていたんだよね。

田中 ステージから聴こえる音と、トロッコのスピーカーから聴こえる音、さらにマイクも入っちゃって、音がワンワン鳴っていて、どれが正解の音かわからなくなっちゃったんです。しかも初めてのトロッコだったのもあって、その後WUGちゃんは一度トロッコ恐怖症になりました(苦笑)。でも、だんだん慣れてきて、いまとなってはさいたまスーパーアリーナで開催された“アニサマ”(※アニメロサマーライブ2018 “OK!”)で、トロッコに乗って登場するくらいまで成長しました。

山下 ねー!