オンライン開催で聴講無料、そして日本語を含む8言語に字幕対応というゲーム開発者向けの国際カンファレンス“gamedev.world”が発表。2019年6月21日か23日にかけて開催することを発表するとともに、講演者や運営サイドのモデレーターの募集などを開始した。

オンライン開催で聴講無料&日本語を含む8カ国語で字幕対応! ゲーム開発者向けの国際イベント gamedev.world が発表_01
公式サイトにはすでに日本語版ページが存在。講演者やモデレーター担当者などの募集も行っている。

 ゲーム開発者向けの国際カンファレンスとしては、例年3月にアメリカのサンフランシスコで行われるGDC(ゲーム・デベロッパーズ・カンファレンス)などが有名。単に知の共有の場としてだけでなく、コネクション構築の場としても機能してきた。

 しかし勤務先の補助などが得られない人、特にインディーゲーム開発者や新興国の開発者にとっては、こうしたイベントの開催中の渡航費や滞在費はバカにならない(特に物価が急騰しているサンフランシスコでは)。またそもそも英語情報が圧倒的に多いため、非英語圏の人にとっては開発知識を得るためにまず言語を学習しなくてはならないという問題もある。

 “gamedev.world”がオンライン開催で聴講無料で主要な8言語に字幕対応という形式になっているのは、すべてこうした障壁をなくすためだ。

 本イベントの主催のひとりであるVlambeerのRami Ismail氏は、こうした言語の壁の問題などを長年指摘し、できるだけ壁を低くしようと奮闘してきたひとりだ。そもそもこのイベント自体、同氏が2015年のGDCで発表した多言語対応のゲーム開発情報共有サイトとしての“gamedev.world”を、オンラインカンファレンス形式に発展させたものとなっている。

 イベントは3日間で30人以上の講演者が登壇する予定で、オンライン経由の質疑応答なども行われるという。主要な講演者などは今後発表していくとのこと。