2019年1月19日、PC用オンライン対戦ゲーム『リーグ・オブ・レジェンド』の国内プロリーグ“LJL 2019”Spring Splitが開幕した。

 2019年1月19日、PC用オンライン対戦ゲーム『リーグ・オブ・レジェンド』の国内プロリーグ“League of Legends Japan League 2019”(以下、LJL 2019)Spring Splitが開幕した。

会場はヨシモト∞ホール。チケットは完売し、半円状の客席は満員状態。客席からステージまでの距離も近く、間近で選手が見られるのもファンにはうれしい。
会場にはLJLのロゴとともに、各チームの選手の写真が飾られていた。

 LJL 2019は、今年からライアットゲームズ、よしもとクリエイティブ・エージェンシー、プレイブレーンの3社体制で開催。運営体制の変更に伴い、試合が行われる会場、参加チームの枠数、試合の形式など、さまざまな点に変更が加えられている。

【2019年シーズンからのおもな変更点】
・全試合をヨシモト∞ホールで実施
・参戦チームが6チームから8チームに増加
・すべての組み合わせがBO3(2本先取)からBO1(1本先取)へ
・MVPに選出されたプレイヤー、Spring SplitとSummer Splitそれぞれの優勝チームに賞金が授与される

変更点の詳細
https://www.famitsu.com/news/201812/26169944.html

 5チームが昨シーズンからの引き続いての出場で、新たに3チームが参戦。まずは各チームの特徴や注目選手を解説していこう。

LJL参戦チームの特徴

◆AXIZ(アクシズ/AXZ)
 日本テレビ傘下の新規参戦チーム。8チーム中で唯一、メンバー全員が日本人選手で構成されている。昨年、Unsold Stuff Gamingの一員としてチームの準優勝に貢献したGariaru選手、長年プロ選手として活躍する経験豊富なThintoN選手など、注目の選手も加入し、新たな旋風を巻き起こすことが期待される。

◆BurningCore(バーニングコア/BC)
 昨シーズンは4位という成績に終わるも、今季からPENTAGRAM(現在は解散)からOnce選手とYutorimoyashi選手の2名が加入。さらに、LJL発足当初から選手活動を続けるCogcog選手も獲得し、大きな補強に成功。実力派プレイヤーがそろい、優勝候補の一角との呼び声も。

◆Crest Gaming Act(クレスト ゲーミング アクト/CGA)
 昨シーズン最下位だが、強豪相手にも引けを取らないプレイングで存在感を示していた。今季からはNap選手、hachamecha選手以外のスターティングメンバーを入れ替え。新たに加入したLuna選手とArt選手という2名の韓国人選手が、チームにどのような影響を与えるかが注目を集める。

◆DetonatioN FocusMe(デトネーション フォーカスミー/DFM)
 昨シーズンでは悲願の優勝を勝ち取り、続けて開催された世界大会でも日本チームでは初となる予選突破という偉業を果たした。長年にわたってチームを支えてきたviviD選手が脱退するも、昨シーズンで大きな活躍を見せたGaeng選手を獲得。盤石の体制で国内リーグ連覇を目指す。

◆Rascal Jester(ラスカルジェスター/RJ)
 LJL発足当初からチーム活動を続けている古参チーム。2018年に二部リーグへと降格するも、今季から再びLJLの舞台に復帰。アグレッシブなプレイが特徴的なWyverN選手とHollis選手という2名の韓国人選手を獲得し、新たな体制で2019年シーズンに挑む。

◆Sengoku Gaming(センゴク ゲーミング/SG)
 昨シーズンまでは二部リーグで活動していた、福岡拠点の新規参戦チーム。二部リーグ参戦時から大きくメンバーを入れ替えており、元Burning CoreのReiya選手、元V3 EsportsのSmile選手以外は今季がLJLデビューとなる選手ばかり。初参戦の侍たちがどのような戦いを見せるのか、注目を集める。

◆Unsold Stuff Gaming(アンソールド スタッフ ゲーミング/USG)
 昨シーズンで念願のLJLのグランドファイナルに出場を果たした。2016年のLJL参戦から着実にステップアップを続け、いまでは優勝候補の一角として認められる存在となったチームだ。柱として活躍したGango選手とGariaru選手が脱退するも、韓国人選手のDasher選手、元V3 EsportsのKeymaker選手が新たに加入。新体制で王者の座を目指す。

◆V3 Esports(ブイスリーイースポーツ/V3)
 2017年からLJLに参戦を続けるチームながら、全スターティングメンバーを一新。Paz選手、Zerost選手、viviD選手など、LJLでの優勝経験もある選手が加わり、新たな体制でLJLへと挑む。LJLでの経験が豊富な選手が集まった新生V3がどのような活躍を見せるのだろうか。

開幕戦から名試合が誕生!

 LJLの新たな門出となるLJL 2019 Spring Split開幕戦では、上記8チームが各2試合を行う、全8試合が実施された。結果は以下のとおりだ。

◆week1試合結果

◯ Sengoku Gaming VS AXIZ ×
◯ Rascal Jester VS AXIZ ×
× Rascal Jester VS Unsold Stuff Gaming ◯
× Sengoku Gaming VS Unsold Stuff Gaming ◯
× V3 Esports VS Burning Core ◯
× V3 Esports VS Crest Gaming Act ◯
◯ DetonatioN FocusMe VS Crest Gaming Act ×
◯ DetonatioN FocusMe VS Burning Core ×

 筆者が注目したのは、この日最後に行われたDFMとBCの試合だ。

 昨シーズン王者を相手に、序盤から優位を作り上げるBC。DFMは必死に食らいつくも、終盤までBCが主導権を握り続けた。徐々に差が開きつつあったが、バロン周辺(※)での集団戦で、DFMが巻き返しに成功。

※バロン:倒すとチーム全体に強力なバフがかかる中立モンスター。バフの権利をめぐる戦いは見どころのひとつ。

 この後も、集団戦に勝ったチームがそのまま勝利を呼び込むような、緊迫した展開でゲームが進んでいく。試合は最後までどちらが勝ってもおかしくない状態だったが、最後はDFMが紙一重で勝利する形となった。

 もちろん、それ以外も見応えのある試合ばかりだった。AXIZとV3は2敗という結果に終わってしまったが、チームとしての伸び代はまだまだあると感じられたし、ほかのチームもそのチームならではの色を出す展開を見せてくれた。

 3本先取から1本先取に変わったことで、変わったチャンピオン(ゲームで使用するキャラクター)のピックを見られたこともおもしろかった。試合の本数が変われば戦いかたも変わる。今後も、1本先取ならではの奇策が飛び出すかも……そう考えるだけでワクワクする。

2週目以降も名勝負に期待

 LJL 2019 Spring Splitは、11週間にわたって行われる長期的なリーグ戦だ。開幕戦ではDFMとUSGが2勝と好調なスタートを切ったが、今後はどうなるかわからない。強豪チームが上位に居座り続けるのか、それとも試合を重ねていくことで新規参戦チームが実力を伸ばしていくのか、展開はまったく予想できない。

 なお、1月26日(土)に行われる試合では、2勝どうしのDFMとUSGが激突。BCに苦戦を強いられたDFMが王者の意地を見せるか、新たな戦力を獲得したUSGが昨シーズンのリベンジを図るか、注目の1戦になるだろう。気になる人は、ぜひチェックしてみよう。