NVIDIAが、CES前のプレスカンファレンスでPC用の新たなグラフィックカード“RTX 2060”を発表。海外では2019年1月15日より349ドルで発売予定。

 プレスリリースによると、1440p解像度のゲームをプレイする場合、前世代の同クラスカードとなるGTX 1060より平均60%速く、またエレクトロニック・アーツのミリタリーFPS『バトルフィールドV』ではレイトレーシング機能をオンにしても秒間60フレーム動作が可能とのこと。

 RTX 2060は、リアルタイムレイトレーシングを実現するTuringアーキテクチャのチップを搭載する2000番台のカードの中で、待望のミドルクラスのボードとなる。1920基のCudaコアと240基のテンサーコア、6GBのGDDR6メモリーを搭載する。RTX世代のカードの能力を示す“RTX-OPS”という指標では37Tとなる(RTX 2070では45T)。

 また、ディープラーニング技術を応用してパフォーマンスへの影響を抑えつつ高精細なグラフィックを実現するDLSS(ディープラーニングスーパーサンプリング)も利用可能。『バトルフィールドV』もDLSSに対応予定であることが明かされた。

 またRTX世代のチップを搭載したノートPCが登場予定。海外では今月末より40機種以上が発売されるという。