WeMade OnlineとNHN ハンゲームが提供するPC用オンラインアクションRPG『Ar:pieL(アルピエル)』。2018年12月23日、東京・秋葉原のウラ・エンタスにて、同タイトルでは初のオフラインイベント“Ar:pieL学園祭”が開催された。
ステージでは、2018年11月にゲーム内オープニングに収録されたばかりの公式テーマソング“Last Day”をアーティスト・東城陽奏さんが歌い上げるライブをはじめ、さまざまなコーナーが催された。
MCとゲストを務めた声優陣からは『Ar:pieL』への熱意が感じられ、トークのほぼすべてがゲームコンテンツやキャラクターへの愛情にあふれていた。観客席からもそれに対しての、同意の反応や笑顔が絶えなかった。
初の学園祭は大盛況! 負けじとアップデート情報も熱い!
非常に盛りだくさんのイベントとなった学園祭だが、まずは気になる人も多いであろう、最新アップデートの発表内容から紹介していく。
アップデート紹介コーナーでは『Ar:pieL』日本運営プロデューサー・小坂崇義氏が登壇し、開発側から仕入れた気になる情報も含めて解説した。
12月27日(木)に実施される直近のアップデート
新プレイアブルキャラクター“リーシャ”追加
大鎌、雷、さらには竜と、さまざまな属性が盛り込まれた新入生“リーシャ”が登場する。
既存のコスチュームもリーシャ用のものが同時に実装されるようで、肌色多めのセクシーなものから清楚で可愛らしいものまで、さまざまな着替えのバリエーションも楽しめそうだ。
新レイド“要塞レイド”実装
“ゴーストフォート”の奥地に、新たなレイドボスとの戦いが用意される。
実際に体験してみた小坂氏いわく、ボスとして登場する“ランスロット”は、複数の属性を切り替えて攻撃してくる厄介な相手とのこと。仕様は調整中だが、攻撃には基本的にスキルを封じる“沈黙”などのデバフ(弱体化)付き。さらに、属性が切り替わったときに弱点属性で攻撃しないと、反射ダメージを受けてしまうらしい。
報酬は、キャラクターごとに固有の効果を持つ“セット効果付与書(セシルなら覚醒時間の延長、カイルならHPが一定以下で自動回復など)”が、成功率20%のものも含めて手に入る可能性がある。
さらに報酬素材を集めれば、ランスロットのイメージに近いデザインの、新しい能力がついたコスチュームが作成できる。
年末年始の新衣装追加
新衣装として、“和の国”の意匠を取り入れた新コスチュームが実装。固有エモーションはないが、立ち・座りの姿勢が変化するギミックが盛り込まれている。また、ハウジングの家具としてコタツが実装され、さらにコタツの上に置くミカンも実装される。
2019年1月24日(木)に実施されるアップデート
新レイドボス“ルナ”登場
櫻川めぐさんが演じる人気キャラ“ルナ”が、いよいよレイドボスとして登場する。12人といういままで以上の多人数で挑むレイドで、それに比例して手強いボスとなっている。運営チームだけでは、まともに戦うことも難しかったそうだ。
また、プレイヤーにはおなじみの、ルナが熱唱するサイケデリックでかわいい歌も健在だ。ボス戦中に流れるようなので、ルナ好きのプレイヤー諸兄はお楽しみに。
バレンタインイベント開催!
アルピエル学園にもバレンタインにちなんだシステムイベントが到来。詳細には触れられなかったが、カップルシステムが存在する『Ar:pieL』なだけに、大いに期待したいところだ。
2019年1月24日(木)以降のアップデート予定
ここからは実装予定として調整が進められているアップデート。仕様はまだ未定の部分が多いとのこと。小坂氏は開発チームのメモや運営と開発のやり取りの中から拾ってきた情報も交えて解説した。
サブキャラ育成サポートシステム
サブキャラクターとして複数のキャラクターを作成・育成すると、何らかのボーナスが発生するシステムを考案中。小坂氏としては「ほかのキャラクターのスキルが使えるようになったりするといいなー」と開発側に要望は出しているそうだが、果たして……?
“強化ソケット”実装
装備強化の画面に表示されてはいたが、まだ機能していなかった“強化ソケット”が、ついにアクティブになる。苦労が多い装備強化においてどんな効果があるのか、ぜひ期待してほしい。
PvPに3つ目のコンテンツが追加
2018年11月に実装されたばかりのPvP。まだオープンになっていない第3のコンテンツが実装予定だ。PvPというより、モンスターを相手にしたPvEで競うコンテンツになりそうとのことだ。小坂氏いわく、ほかにもサバゲー的な遊びができないかという案も出ているらしい。
カップルシステムのミニゲーム実装
カップル同士の親密度を上げられるミニゲームのシステムが追加実装される。現在は1日でも日課をやり逃すと親密度ががくっと下がってしまうが、親密度をより上げやすくなるようだ。親密度のシステム自体にも、緩和を考えているとのこと。
なお、ミニゲームの内容は、開発側とのやり取りの中の手書きのメモに、“細い棒状のものの両端をお互いにくわえるド定番のミニゲーム案の絵”が書かれていたのを見たという。モンスター討伐などとは異なる、カップルならではの内容に期待できそうだ。
新キャラも気になるけど交流もね! 学生同士の憩いの場
ステージイベントのほかにも、ハイエンドPCでレベル70のリーシャでの先行体験プレイを行えた。
間もなく実装となるリーシャだけに、学生諸君も性能のチェックに余念がない……と思いきや、かわいい各衣装での撮影に興じる人も多く、学園で幅広い楽しみかたができる『Ar:pieL』ならではの空気を感じられた。
もちろん、まじめに性能面をチェックする勤勉な人も多く見られた。リーシャは通常攻撃、スキルともに大鎌を振り回すものが多く、移動しながらの広範囲攻撃が可能だ。
近接攻撃は振り回しやすく当たりやすい性能のようで、多くの人が触り始めたらすぐに使いこなせている印象。スキルの類別に“蓄電”と“放電”の2種類があり、蓄電スキルでゲージを溜めて放電スキルをより強力にするという特徴にも、すぐに慣れていたようだ。
また、自由な時間を利用して、学生同士の交流を深める様子があちこちで見られたのも印象的だった。司会進行のみくみくみさんがその中に自然と混じっていたりと、本作のフレンドリーな雰囲気が直に感じられる時間となっていた。
体験会以外のさまざまなステージイベントでも、学生の皆さんは積極的に楽しんでくれていた模様だった。
たとえば、トークショー内の声優の皆さんに演じてほしいセリフをリクエストするコーナーでは、天野さんや堂坂さんにアイリーンのかわいいセリフを頼む始末。じつに自由に、場を楽しんでいた。
ほかに、声優陣とケバブ山地氏に会場の学生がその場でタッグを結成して挑むPvPコーナーやプレゼントの大抽選会コーナー実施。声優陣に負けないくらい、学生諸君が場を盛り上げてくれた。
『Ar:pieL』初のオフラインイベントとは思えないほど、出演者も観客も盛り上がっていた。
今後も『Ar:pieL』らしいイベントで両者が盛り上がることに期待しつつ、まずは12月27日以降のアップデートで、学生諸君にはより『Ar:pieL』を楽しんでいただきたい。