『ペルソナ』シリーズの最新作RPG『ペルソナQ2 ニュー シネマ ラビリンス』(以下、『PQ2』)。当記事では、(こちらのレビューで紹介した通り)“骨太”な冒険が楽しめる本作に挑むうえで、押さえておきたい冒険の準備事項や戦闘のコツを解説していく。いざ冒険に旅立つ前の最終チェックとして役立てていただけたら幸いだ。
まずは装備を整えよう
本作では、複数の映画世界(シアター)の中に広がる迷宮と、拠点となる映画館を往復しながら物語を進めていく。まずは映画館にある各種施設を利用し、戦いに備えるところから始めよう。
●“ショップ”で装備やアイテムを購入!
絶対に買っておくべきアイテムは“カエレール”。これは、迷宮を探索中に一瞬で映画館へ帰ることができる優れもの。強敵との戦闘を経て、パーティーが壊滅寸前に陥ったときや、SPが尽きかけて戦闘の継続が厳しいときなどに使おう。
また、ペルソナ使いたちの武器防具、特殊な効果を持つアクセサリーなどを購入すれば、そのキャラクターの攻撃力や防御力が上昇。攻撃力が上がれば総攻撃のダメージもアップするので、手強い敵との戦闘を有利に進めるには、武器防具の新調は必須だ。探索中に敵を倒して新たな素材を持ち帰ることで、新しい装備が店に並ぶこともあるので、こまめにショップに通うことが肝心。
こうした装備のほか、本作では各キャラクター固定のメインペルソナに加え、“サブペルソナ”をひとり1体ずつ自由に装備できるので、サブペルソナの吟味も忘れずに。装備する際は、メインペルソナの所持スキルや属性と被るともったいないので、能力をバラけさせるようにしよう。
●“ベルベットルーム”でペルソナを生み出す
シャドウを倒して手に入れたペルソナを、ベルベットルームで“合体”させると、新たなペルソナが得られる。素材にしたペルソナは消えてしまうが、いったん登録しておいたペルソナは対価を払えば再び召喚可能なので、積極的に合体を試していこう。合体の際に一部のスキルを継承できるため、火炎と電撃など、複数の属性を持つペルソナも生み出せるのが魅力だ。
そのほかにも、ニンテンドー3DSのすれちがい通信を使えば、サブペルソナをほかのプレイヤーと交換することも可能。これも活用できれば冒険がいっそうスムーズに進むだろう。
探索と戦闘の基礎を覚えよう
迷宮の各フロアは、一歩一歩進んでいくことで、歩いたマスに自動的に色が付いていく。扉やギミックの位置は、自分でアイコンを置く必要があるので、こまめにマッピングして地図を完成させていこう。この作業を怠ると、後でマップのつながりやギミックの位置がわからなくなりがちで、探索に手間取ってしまう。
さらに、迷宮内には宝箱のほか、素材やアクセサリーが手に入る“オタカラスポット”も点在する。ここで素材を集め、ショップで換金することも忘れないようにしたい。
そして探索中には、敵との戦闘も待ち受ける。戦闘で大切なのは、とにかく敵の弱点を突くこと。弱点を突かれた敵はダウンし、必ず行動順がそのターンの最後に回り、確率で行動不能になることがある(※ボスや特殊な敵は除く)。そのため、敵より先に行動して弱点を突く=その敵からダメージを受けないということになり、優位に立った状態のまま戦闘を進められるのだ。
さらに、敵の弱点を突いた味方は“BOOST!”状態になる。BOOST時の特徴は以下の通り。
1. つぎの行動の際のスキル消費コストがゼロになり、一部のスキルは威力が上昇。
2. 行動順が速くなり、先手を取りやすくなる。
3. BOOST状態中に敵から攻撃を受けると、BOOST状態が解除される。
基本的には1、2の利点を活かして、再び敵の弱点を突いたり、パワーアップしたスキルで大ダメージを狙ったり、補助系のスキルを使って味方をサポートしたりと、戦況に応じた戦術を取ることが重要。3のケースは、ダウンさせていない敵から攻撃を受けてしまうと起こる。これは、味方のガード系スキルを使ったり、敵を状態異常にすることで、ある程度防止できるだろう。
また、弱点を突いた際に、控えの仲間が“追撃”を提案してくることもある。この提案を受けると、敵を必ずダウンさせられるのが心強い。そのほか、追撃よりもさらに強力な“協力技”も存在し、こちらは“特別上映”と呼ばれる、いわゆるクエスト的な要素をクリアーすると特定の仲間が会得する。特別上映の数は、物語が進むごとに増えていくので、これらも積極的にクリアーしていくと戦闘がさらにラクになるはずだ。
さらに、“列”(敵から狙われやすい代わりに後列の敵にも物理攻撃を行える“前列”と、敵から狙われにくくなるが相手の前列にしか物理攻撃ができない“後列”)も、覚えておきたい概念。HPが消耗してピンチになった味方を後列に下げるなど、隊列の入れ替えもうまく行うことで、戦闘不能に陥る事態を少しでも減らそう。
これらの要素を駆使すれば、きっと歯応えのあるゲームプレイとともに、相応の達成感が味わえるに違いない。もし、どうしても敵に勝てないようなときは、難易度を“EASY”や“SAFETY”に変更してもいい。難易度は映画館内であればゲーム中に何度でも変更できるし、これによって物語の展開が変わるようなことはない。数多の試練を乗り越え、エンディングを目指そう!
なお、週刊ファミ通2018年12月13日号(2018年11月29日発売)では、敵の弱点、入手できるペルソナの一覧など、各種データが充実した攻略記事を掲載している。開発者へのインタビューも、プレイに役立つアドバイスなどが必読の内容なので、ぜひチェックしてほしい!(詳しくはこちら)