もしボイジャーのレコードを異星人として受け取ったら? 光の粒子の中で太陽系第三惑星とその文明を識るゲーム『A Light in Chorus』

宇宙探査機ボイジャーに搭載された“ゴールデンレコード”をテーマにしたゲーム『A Light in Chorus』を紹介。

 “ボイジャーのゴールデンレコード”とは、1977年に打ち上げられた宇宙探査機ボイジャーに乗せられたレコードのこと。地球やその文明についての音や画像が収録されており、いつかこれを発見した知的生命体が解読し、私達のことを知ってくれるのではないかという期待を込めて乗せられている。

 そして今回紹介するゲーム『A Light in Chorus』は、「もしあなたが異星人としてボイジャーのゴールデンレコードを見つけ、そこから地球文明を解読するとしたら?」というコンセプトのゲームだ。

 本作は独自のゲームエンジンによって構成されており、空間内のあらゆるものは光の粒子(パーティクル)の集合体として表現される。うっすらと鹿などの動物や植物、そして人類文明の痕跡が粒子として浮かび上がってくるのは非常に神秘的だ(サウンドもいい)。

 仮に異星人がゴールデンレコードの画像を記録したデータ信号部分を地球人の意図通りに復号したとしても、そこから得られる画像はあまり高精細ではないし、恐らく認知が異なるので、すぐにはっきりと理解されることはないだろう。

 それでも「これはこの星の生物ではないか?」、「この図で彼らの文明における何かの概念を伝えようとしているのでは?」という推測に至った時、粒子の集まりがなにかに見えてくるように、低解像度なそれが意味を持ったものに見えてくる瞬間があるはずだ。そんなかすかなSF的希望の美しさがここにある。

 先日サンフランシスコで行なわれたインディーゲームイベント“Day of the Devs”版のデモでは、いくつかの“ステージ”を探検することができ、動物や地球、そして数字などの解読ギミックを試すことができた。

 見た限りでは文字要素はなく、解読フェーズなども抽象的なインターフェースになっていて、説明もなくまれに「このキーを押せ」というちょっとしたガイドが出るぐらい。まぁ異星人の話なのだから、地球人の言語に依存していてもしょうがないということなのかもしれない。

 開発は2013年からじっくりと続けられており、Steamでの配信が決まっているという以外はほぼ未定。進捗が気になる人は公式サイトからメーリングリストに登録しておくか、本作の公式Twitterアカウント(@alightinchorus)をフォローするのをオススメしたい。