インディースタジオRobotalityによるタクティカルRPG『Pathway』を紹介する。本作は『Stardew Valley』などのパブリッシングで知られるChucklefishにより、2019年にPC/Mac/Linux版がリリース予定。
先日サンフランシスコで行なわれたインディーゲームイベント“Day of the Devs”で本作を遊んだ限りでは、ゲームプレイは基本的にタクティカルRPGの名作『XCOM』を踏襲しつつ、独自要素や、宇宙探索ゲーム『FTL』的な分岐選択によるローグライクなサバイバルを入れている感じだ。
戦闘はターンベースで、1ターンあたり各キャラ移動と攻撃(またはアイテムや専用アクション)の2回行動が可能。遮蔽物や距離に応じて命中率が変動する……といったあたりで、『XCOM』シリーズをプレイしたことがある人は「あー」と察しがつくのではないだろうか(ただし本作では“攻撃してから移動”ができる)。
本作の舞台となるのは1939年の中東。ナチス・ドイツが何やら不思議な秘物を探して発掘をしているらしい……というインディ・ジョーンズ的な状況下で、プレイヤーはチームを編成して各地を冒険することになる。
先に書いたようにマップは『FTL』のような進路分岐が豊富に用意されており、進んだ先では戦闘やイベントが発生。資金・ジープの燃料・弾といった物資をやりくりしながら進むというマネージメント要素もある。
デモでは能力値や特性が異なるさまざまなプレイアブルキャラクターのリストから最初の2名を選び、道中で運が良ければ追加キャラをゲットできるという仕組みになっていた。
探索や戦闘の結果で装備をゲットすることもあって、レア武器などのナイスなアイテムが手に入れば持ち替え可能。さらにキャラクターごとのスキルツリーなども用意されている。
製品版での難度や縛りプレイがどうなるのかはわからないが、HPがゼロになってKO状態になった隊員も死亡前に回復を行えば復帰させることができたり、デモ自体はそこまで難しくなかった印象。
ドット絵と現代的なエフェクトや光源処理を組み合わせたアートスタイルはなかなか美しく、壮大なBGMもグッド。ひとまずはじっくり続きを遊んでみたい感じの作品になっていたので、完成が待ち遠しい。
なお現状では英語およびドイツ語のみのローカライズが決定しているものの、関係者に話を聞いたところ、日本語ローカライズを中国語とともに高い優先度で検討しているとのこと。Chucklefishはすでに『Stardew Valley』で日本語ローカライズの実績があるので、期待してみてもいいんじゃないだろうか。