「紅莉栖は運命を感じるキャラクター」――今井麻美さんから牧瀬紅莉栖へのアツい想いも語られた、アニメ『シュタインズ・ゲート』シリーズセレクション上映会リポート

2018年10月27日、東京・シネマサンシャイン池袋にて開催された、テレビアニメ『シュタインズ・ゲート』シリーズのセレクション上映会のリポートをお届け。

 2018年10月27日、東京・シネマサンシャイン池袋にて、テレビアニメ『シュタインズ・ゲート』シリーズのセレクション上映会が開催された。

 本イベントは、10月27日、28日開催の“池袋ハロウィンコスプレフェス2018”に合わせて行われた“KADOKAWAアニメ「神回上映会」”のひとつ。イベントでは、2011年放送の『シュタインズ・ゲート』、2018年放送の『シュタインズ・ゲート ゼロ』より、“神回上映会”の名に相応しい、選りすぐりの7話を上映。また、上映の合間には、牧瀬紅莉栖/アマデウス紅莉栖役の今井麻美さん、タレントの桃月なしこさん、しらほしなつみさんによるトークショーも実施された。

 開演時間になると、司会を務めるKADOKAWAアニメ宣伝の村田麟太郎氏、牧瀬紅莉栖のコスプレをした桃月さん、阿万音鈴羽のコスプレ姿のしらほしさんが登場し、イベントはスタート。

 さっそく、『シュタインズ・ゲート』の印象を聞かれた桃月さんは、アニメをリアルタイムでは視聴しておらず、いい評判を聞いて期待値が高い状態で観たそうだが、「見始めたら止まらなかったです。約50話くらいを一気に観られるくらいおもしろかったです」と作品の魅力を熱弁。一方、昔からの大ファンだという、しらほしさんは、『シュタインズ・ゲート ゼロ』の最終回について、「鳥肌が立ちまくりでした」と興奮気味に感想を述べた。

 続いて、自身がコスプレをしているキャラクターについて、桃月さんは、紅莉栖のことを“ロングヘアー、黒ストッキング、ツンデレといった萌え要素を詰めに詰め込んだキャラクター”と紹介。さらに「アニメを観ていたときから、コスプレをするなら絶対に紅莉栖だと思っていたので、すごくうれしいです」と喜びを語った。しらほしさんもいちばん好きなキャラクターは、コスプレをしている鈴羽だそうで、その理由を「いちばん幸せになってほしいキャラクター」と説明し、村田氏や来場者の共感を得ていた。

 ここでトークパートは一旦終了し、前半の上映パートへ。前半は、“牧瀬紅莉栖の神回”と題して、『シュタインズ・ゲート ゼロ』第1話、『シュタインズ・ゲート』第22話、『シュタインズ・ゲート ゼロ』第8話、『シュタインズ・ゲート ゼロ』第22話が上映された。なお、今回のイベントで上映するエピソードを選定する際には、ゲーム版『シュタインズ・ゲート』プロデューサーの松原達也氏、脚本の林直孝氏からもアドバイスをもらっており、「絶対に紅莉栖ファンは涙する」と太鼓判を押されたとのこと。

『シュタインズ・ゲート ゼロ』第22話より。

『シュタインズ・ゲート ゼロ』第22話より。

 前半の上映パートが終わると、白衣に着替えた村田氏と桃月さんが再び登場。桃月さんは上映された『シュタインズ・ゲート』第22話について、「せっかく、ふたりの想いが通じ合ったのに、“なんでその選択肢しかないんだろう”とめちゃくちゃ切なくなるんですよね」と感想を語った。

 そして、巫女服のコスプレをした、今井さんが登場すると大きな歓声が上がった。今井さんはコスプレに関して、「私のラジオに“『シュタインズ・ゲート』の上映会はコスプレをして来るんですか?”とメールが来て、そのときは“馬鹿じゃないの”と返事していたんですけど、日が近づくにつれて、コスプレ上映会なのに私服で行ったら、顰蹙を買うのかなと不安になってきて……」と恥ずかしながら理由を説明。ちなみに衣装は、当日の会場に入る前に原宿のコスプレショップに立ち寄り、“メイクイーン+ニャン2”のメイド服(フェイリス・ニャンニャン)と柳林神社の巫女服(漆原るか)で悩んだ結果、後者を選んだとのこと。

 アニメに関する話題では、まず『シュタインズ・ゲート ゼロ』の放送が終わった心境を聞かれ、「ふつうアニメ化はうれしいものだったりするのですが、収録が始まるまでは“これで紅莉栖を演じるのは最後なのかな……”と思っていました。でも、いざ終えてみると、寂しい気持ちよりも、達成感やホッコリした気持ちが強くて、これがいい作品を作れた証なのかなとすごく感じました」(今井さん)と胸の内を明かした。しかし、その後には「できれば、また(『シュタインズ・ゲート』の新作を)作ってほしいです」と本音を吐露するひと幕も。

 また、『シュタインズ・ゲート ゼロ』の最終回に紅莉栖とアマデウス紅莉栖が登場しなかったことについて、「結果的にはうれしかったですね。最終回のアフレコ現場は“これで終わりなんだね”というような独特の空気感があるので、その場にいることができなかったのは寂しかったですが、妥協がないところがすごく好きだなと。あの状況で、回想シーンであったとしても、アマデウス紅莉栖が出てくるのは何か違うと感じていたので、放送を観て、“これでよかった”と思いましたね。非情の中に愛を感じました」とコメント。

 今回のイベントでも上映された『シュタインズ・ゲート ゼロ』の第8話は、ゲーム版の内容を補完するような形になっており、ファンの間でも評価が高いが、今井さんは「本当は“紅莉栖をピックアップしてくれてうれしいです”と言うべきところだと思いますが、スタッフの皆さんが1話の収録のときから“8話がいいんですよ”とずっと話されていて、プレッシャーでしかなかったです(笑)」と当時を振り返った。収録後も「求められたものはできたかな」という思いはあったものの、内容については自分で判断できず、放送後にファンの人たちの「よかった」という反応を見て、ようやくホッとできたとのこと。

『シュタインズ・ゲート ゼロ』第8話より。

『シュタインズ・ゲート ゼロ』第8話より。

 つぎに桃月さんのコスプレを見た感想を求められると、「すばらしいと思ったのが、登壇してからずっと、紅莉栖ポーズ(※片方の手で、もう片方の肘を押さえるようなポーズ)なんですよ」(今井さん)と絶賛。また、今井さんからは、『シュタインズ・ゲート ゼロ』の収録時に紅莉栖ポーズを取っていて、ほかのキャストから指摘を受けたというエピソードも披露された。なお、ほかの作品の収録現場では、紅莉栖ポーズを取ることはなく、完全に無意識だったそうで、今井さんは「そのほうが気持ちが入りやすいと感じたのかもしれないですね」と分析していた。

 続いて、桃月さんから“今井さんにとって牧瀬紅莉栖の存在とは?”という質問が投げかけられると、今井さんは「運命を感じるキャラクター」と回答。というのも、今井さんと紅莉栖の出会いは、週刊ファミ通の記事で、紅莉栖を見て、「こういう役をやりたい」と思っていたところ、数日後に台本が届いたらしく、そういった特殊な出会いを含めて運命を感じているそう。

 そのほかにも、ふだんから通っている整体の店員さんに「牧瀬紅莉栖ですよね?」と言われたというエピソードや、先日、日本テレビで放送された『嵐にしやがれ』に紅莉栖が出演したことなどを例に挙げ、“声優・今井麻美”を代表するキャラクターのひとりになっていると感慨深そうに語っていた、

テレビ番組『嵐にしやがれ』に牧瀬紅莉栖(『シュタインズ・ゲート』)が出演! 嵐&三浦祐太朗と共演!?

人気バラエティー番組『嵐にしやがれ』の2018年10月20日(土)21時〜の放送回に、『シュタインズ・ゲート』の牧瀬紅莉栖(声:今井麻美)が登場することが発表された。

 そして、最後に今井さんは「『シュタインズ・ゲート ゼロ』は、全編暗いお話なので、“どうなっちゃうんだろう”とずっと心配していたのですが、皆さんが温かく見守ってくださって、スタッフさんのがんばりで本当にいい作品に仕上がったと思います。私たちがいい作品に出演するためにできるのは、祈ることだけなので、そういう意味でも本当に恵まれた役者人生を歩めているなと再確認できる機会になりました」と応援してくれるファンに感謝の気持ちを伝えた。

 なお、ファミ通.comでは、今井さんが『シュタインズ・ゲート』や紅莉栖の想いを語るインタビューを掲載中なので、ぜひこちらもチェックしてほしい。

『シュタインズ・ゲート』シリーズで牧瀬紅莉栖役を演じる今井麻美さんが語る、紅莉栖との出会いや制作の裏側

週刊ファミ通9月27日号(2018年9月13日発売)に掲載された“数々の証言とともにすべてを総括する『シュタインズ・ゲート』特集”。同特集に掲載された今井麻美さん(牧瀬紅莉栖役)へのインタビューをお届けする。

『シュタインズ・ゲート ゼロ』第8話より。

『シュタインズ・ゲート ゼロ』第8話より。

 その後には、上映パート後半戦として、『シュタインズ・ゲート ゼロ』第23話、『シュタインズ・ゲート』第23話(※通常版)、『シュタインズ・ゲート』第24話が上映された。トークパートに入り、後半戦の感想を求められた、しらほしさんは「神回という言葉以外が見当たらないです……」と感極まった様子でコメントしていた。

 また、『シュタインズ・ゲート』の思い出を聞かれると、東京ゲームショウ2017の『シュタインズ・ゲート』ブースでルカ子のコスプレをしていたそうで、そのときから「鈴羽のコスプレをやりたい!」と思っていたことを明かし、アパレルブランド“R4G”のモデルや今回のイベントで鈴羽として出演できた喜びを語った。ちなみに、つぎにコスプレをしてみたいラボメンは、桐生萌郁とフェイリスとのこと。

 そして、村田氏が今回のイベントを振り返りながら、「つぎの機会があれば、また(今回とは違う)おもしろいエピソードをつないだ神回上映をやってみたいと思いますので、引き続き『シュタインズ・ゲート』の応援をよろしくお願いします!」と締めくくった。

『シュタインズ・ゲート ゼロ』第23話より。

『シュタインズ・ゲート ゼロ』第23話より。



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