2018年11月21日に稼動開始予定のスクウェア・エニックスとサンライズが贈る新作アーケードゲーム『星と翼のパラドクス』。同作でナギを演じる白石涼子さん、カズマを演じる花倉洸幸さんのインタビューをお届け。

 2018年11月21日から稼動開始予定のスクウェア・エニックスとサンライズが贈る新作アーケードゲーム『星と翼のパラドクス』。同作は、ゲームに合わせて可動するインパクト抜群の筺体はもちろんのこと、キャラクターデザインを貞本義行氏、脚本に加藤陽一氏が起用されるなど、豪華スタッフ陣が集結していることも話題を呼んでいる作品だ。

 本記事では、キャストインタビュー第2弾として、プレイヤーのパートナーとして登場する“アズワン”と呼ばれるキャラクターの中から、ナギ役の白石涼子さん、カズマ役の花倉洸幸さんのインタビューをお届け。タイプの違う少年を演じたふたりが話すキャラクターの印象や作品の魅力とは?

 なお、ファミ通.comでは、『星と翼のパラドクス』の特設サイトを公開中。すでに公開している、下記の小松未可子さん&諏訪彩花さんインタビューを始め、最新情報やキャスト&スタッフインタビューなど、本作の魅力をたっぷりお届けします。

※『星と翼のパラドクス』ファミ通.com特設サイト

白石涼子さん(しらいし りょうこ)

9月7日生まれ。奈良県出身。代表作は、『ハヤテのごとく!』シリーズ(綾崎ハヤテ役)、『BORUTO-ボルト-NARUTO NEXT GENERATIONS』(秋道チョウチョウ役)、『閃乱カグラ』シリーズ(日影役)など。文中は白石。

花倉洸幸さん(かぐら ひろゆき)

12月24日生まれ。兵庫県出身。代表作は、『文豪ストレイドッグス』(宮沢賢治役)、『グランブルーファンタジー』(トネリロ役)など。文中は花倉。

ナギ
カズマ

ナギとカズマは対照的な少年に

――最初に『星と翼のパラドクス』の企画を聞いたときの印象はいかがでしたか?

白石収録のときに「これは貞本さんのデザインですよね?」と、私からスタッフさんに聞いてしまうくらい、私は貞本さんのイラストが大好きなので、貞本さんが描かれた男の子を演じることができて、とてもうれしかったです! ただ、正直にお話すると、オーディションのときに、ナギ役を男性にするのか、女性にするのか迷っていると聞いていたので、少し諦めているところもありました(笑)。

花倉僕はナギのようなキャラクターを演じることが比較的多いので、カズマ役は「受からないだろう」と思っていました(笑)。そういう意味で、今回は地の声に近い演技でオーディションを受けて、役をいただけたので驚きました。

――演じられたキャラクターの第一印象はいかがでしたか?

花倉カズマはセリフのほとんどに“!”が付いるので、収録ではずっと叫んでいましたね。

白石ナギのセリフにも「あいつ(カズマ)は熱いやつなんですよ」というものがありました。逆に、ナギは丁寧な言葉遣いで、やさしくて、中性的なところもあるんですけど、芯はまっすぐなキャラクターですね。でも、なんだか暗くて……。そういう意味では、ナギと対象的なカズマがいることで作品のバランスが保たれているんじゃないかなと思います。

――演じる際に気をつけたところや意識されたところなどはありますか。

花倉キャラクターの中では唯一男らしい男の子だったので、汗っぽい感じで演じました。収録の際には「(カズマは)爽やかに熱いキャラクターで」というディレクションがあったので、ただうるさいだけのキャラクターにならないように意識しました。

白石たいへんだったね(笑)。

花倉じつは、収録も2日で終わる予定が3日になってしまって。セリフから、叫ぶだけのキャラクターじゃなくて、面倒見のいい子ということを感じたので、そこも気を付けました。命令口調も多いんですけど、嫌味にならない感じなんです。

白石ナギは叫んだときに女々しくなってしまったらカッコ悪いなと思って、「ちゃんと男の子のナギでいなきゃ」という意識が根底にありました。カズマとは対照的に、あまり感情が表に出ないですし、収録のときには台本に書いてあるビックリマークを「意識しないで」と言われたほどでした。

――ナギは感情の起伏が少ないぶん、セリフで感情を表現する場合は難しそうですよね。

白石収録のときも、どういう感情なのかだんだん分からなくなってきて、音響監督さんと確認し合いながら収録しました。

花倉栄養ドリンクを多く飲まれていたというお話を聞きましたけど。

白石そうなんです。気合を入れようと思っていたのに、飲みすぎて気持ち悪くなっちゃって(笑)。収録の後も意識がもうろうとしながら帰りました。

――ナギとカズマはどのような関係性なのでしょうか?

白石ナギはカズマと同じ年なのに“ですます”で話します。

花倉ナギは全員に対してそうですよね。少し心の壁があるんですかね?

白石でも、名前は“カズマ”呼びなんですよ! 「カズマ! キミの力はこんなものですか?」みたいな。

花倉カズマは細かいところを気にせず、どんどん距離を詰めていくタイプなので、ナギからすると、いいときもあれば、うるさいときもあるのかなと思います。

白石でも、べつに跳ね返すこともなく、ライバルとして認め合っているいい仲という感じですね。

――演じられたキャラクターと似ている部分はありますか?

白石自分からあまりガツガツ行かないところは似ているのかなと思いますね。まっすぐだったり、意志の強いところは……どうなのかな(笑)。

花倉僕も表面上はカズマと似ているかもしれないです。ハッキリものが言える部分とかは似ていると思いますが、根っこの部分はどちらかと言うとナギに似ています(笑)。

――印象に残っているセリフはありますか?

花倉逆にビックリマークが入っていないセリフが印象に残っています。その中でも、落ち着いたトーンで故郷を思い返すようなセリフは、オーディションでも使われていて、「カズマのバックボーンにつながるセリフなのかな?」と思ったことをいまでも覚えています。

白石キャラクターとの親密度によっていろいろなボイスが聴けるようになっているのですが、あまり自分の感情を出さないナギの「あなたにまた会えると思っていませんでした」というセリフは、「こういうことを言う子なんだ」と印象的でした。そのほかには、バレンタインなど季節ごとのイベントボイスも収録したのですが、ナギたちは、そういう地球のイベントのことをあまり知らないんですよね。だから、「(バレンタインには)チョコをあげるものなんですね」みたいなセリフがあったりして、すごく新鮮でかわいいなと思いました。

花倉カズマは最初からプレイヤーとの距離が近いキャラクターですけど、本当は彼なりに最初は距離をとっているみたいで。だから、仲よくなってくると「お前といるのが楽しいんだ!」というようにさらに距離が近くなるんです(笑)。

白石暑苦しい(笑)。 でも、そういうことを快活に言ってくれるのが、カズマのいいところだよね。

白石さんはナギと会話しながらゲームに挑戦!?

――おふたりはゲームをすでにプレイされたということですが、実際にゲームを体験してみた感想を教えてください。

白石ふだん、ゲームセンターに行ったりする?

花倉家ではよくゲームで遊んでいますが、ゲームセンターに通うタイプではないですね。逆にゲームは遊ばれるんですか?

白石私はまったくと言っていいほどゲームを遊ばないので、プレイする様子を見ていたときに筺体がめちゃくちゃ動いていたので、「酔ったりしないかな?」と心配していたけど、実際に体験するとまったくそんなことなくて。むしろ、攻撃したり、飛んだりしている感覚まで伝わってきて、夢中になっちゃった!

花倉操作が2種類から選べるのもいいですね。スタンダードは簡単操作で遊べて、テクニカルはいろいろ操作が必要になる分、慣れたらより楽しいんだろうなと。

白石操作やルールは、チュートリアルで丁寧に教えてもらえるんですけど、私は考えずに操作ができるまでにはなっていなかったので、めちゃくちゃ頭を使いました(笑)。

花倉今回はCPUと対戦でしたが、これが対人戦となるともっと頭を使いそうですね。

白石あと、「味方が危ないよ」、「弾が無くなったよ」というように、ナギ(※自分で選択したパートナーのアズワン)が状況を教えてくれるんですけど、私はその報告に「マジで!」と返事したり、ナギと会話しながらプレイしていました(笑)。会話したくならなかった?

花倉すごくわかります。本当にプレイヤーに向けて話しかけてくれるんですよね。

――ちなみに演じられたキャラクター以外からパートナーを選ぶとしたら、誰を選びますか?

花倉僕は、最初からシャーリー推しでした。カズマもシャーリーのことをかわいがっていますから。

白石やっぱり、演じているキャラクターが好きな相手を、好きになっちゃったりすることあるよね?

――そういうことはよくあるんですか?

白石あるあるですね!

花倉キャラクターが好きなものを好きになることもあったりしますね。話を戻して、シャーリーは少しドジなところもあるので、パートナーになったら楽しいだろうなと思いました。

白石プレイしてみて、パートナーはプレイヤーに大切なことを伝える役目なので、よく通る声の子がいいのかなと思いました。そういう意味で、ナギは感情の起伏があまりないので、ピンチなのか分からなかったりするんじゃないのかなと少し不安です(笑)。

――なるほど。声優さんならではの意見ですね。

白石だから、私は一度全員とパートナーになって声をひと通り聞いてから、パッと耳に入る声の子を選びたいなと思います。だからと言って「味方がピンチだよ」と報告されたところで、助けられるほどの腕前はないんですけどね(笑)。

――ユーザーの方にオススメしたいポイントなどはありますか?

白石とにかく爽快感がありました。トリガーを引き続けて連続攻撃をしたり、レバーとペダルで飛び回ったりしているだけでも、めちゃくちゃ気持ちよくて、ストレス発散にもなると思います。とくに、フルドライブ(高速移動)はお気に入りです!

花倉フルドライブ中には、ドリフトをして急旋回ができるのですが、これがキレイに決まるとかなり気持ちよかったです。あと、出撃するときに相棒とタッチをして一体感を楽しめるのも、うれしいですね。

白石カズマはタッチするときは拳を突き合わせるんですけど、ナギはパーでタッチなんですよ!

花倉それぞれ個性が出ていていいですよね。

――アニメーションPVも公開されていますが、感想はいかがですか?

白石情報量がすごく多かったです。街が荒廃していたりして、「何があったの!?」と気になる内容が満載でした。あと、理由がわからなかったですが、PVでもナギは暗かったですね(笑)。

花倉カズマは「ふざけんな!」と怒るシーンがあって、彼が怒るというのは珍しいことなので何があったのか気になります。

――いよいよゲームが展開されていく『星と翼のパラドクス』ですが、今後の展開で期待することはありますか?

花倉やっぱり、テレビアニメ化ですよね。

白石あんなアニメーションPVを見せられたら期待しちゃいます!

――最後にファンの方へメッセージをお願いします。

白石ようやく皆様の街へ行くことができそうで、すごくうれいしいです。私もプレイしてみて、「こんな風になっているんだ!」と驚きました。本当にゲームセンターでしか楽しめない、体験できないものなので、ナギといっしょに戦って、爽快感を味わってほしいなと思います。ふだんゲームをしない私でも勝てたので、「こういう作品は苦手かも」と思っている女性の方もぜひプレイしてみてください。

花倉おそらくユーザーの皆さんは、そうそうたるスタッフ陣の名前を見たときから、スクウェア・エニックスさんの本気度を感じていると思います。その期待を裏切らないクオリティになっていると思いますので、ぜひプレイしていただきたいですし、僕も皆さんと対戦できたらいいなと思っています。難しそうに思えるかもしれませんが、ぜひ女性の方もプレイして、ナギとカズマをパートナーとして選んでいただけるとうれしいです。カズマはアツくていい奴なのでいっしょに飛んでください。そして、たくさんの方に遊んでいただければ、皆さんの期待するさまざまな展開があるかもしれないので、応援よろしくお願いします。