2018年10月1日に開幕した『リーグ・オブ・レジェンド』(以下、LoL)世界大会“League of Legends World Championship”(通称、Worlds)。
潜入リポートの第2弾は、LoL PARKで選手が試合を行うアリーナのほか、スタンバイルームや記者室など、ふだんは表には出ない場所を重点的にご紹介。そして、今回の取材で感じた『LoL』やライアットゲームズの魅力について触れたいと思います。
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LoL PARKの中央には、“LCK ARENA”と銘打たれたアリーナが鎮座しています。ここは、あちこちにesportsのアリーナが設けられている韓国でも初となる、楕円形のオープンブースアリーナ。選手たちの活躍を間近で見ることができ、席によっては画面の動かしかたや手の動きまでも確認できます。
立ち見席を含めた最大収容人数は約500名。客席のすぐそばにキャスター用のデスクも用意されていて、エキサイティングな観戦が楽しめました。
LoL PARKは、『LoL』ファンはもちろん、選手やメディアのことも考慮して作られていて、プレイヤーラウンジや記者室、インタビュールームなどを完備。激しい戦いがくり広げられるプロシーンを、力強くサポートしてくれています。
韓国では、こういった設備をしっかりと用意することは当たり前のようで、競技シーンに対する日本との取り組みかたの違いを実感しました。
記者室
プレイヤーラウンジ
グリーンルーム
タレントルーム
メイクアップルーム
ミニスタジオ
インタビュールーム
今回の取材では、幸いにもプレイインステージに出場するすべての選手が泊まっているホテル(ノボテル アンバサダー ソウル 龍山 )に宿泊できました。
このホテルは2017年の10月にオープンしたばかりで、室内には日本のコンセントも使える端子のほか、LANポートやUSBポート、HDMI出力の端子を完備。LoL PARKからは少し離れていますが、選手やスタッフを運ぶシャトルバスが出ていて、激戦後の体を休める場所、リラックスして練習を行う場所としては、これ以上ない環境になっていました。
ライアットゲームズのプロシーンづくりへの真摯な姿勢、これが『LoL』を確固たる地位に押し上げた要因のひとつになっていることは間違いありません。競技を行う場所やトレーニングの環境づくり、メディアへの対応など、すべてが主役である選手やコーチのことを第一に考えられています。そのことが、今回のWorldsやLoL PARKの取材を通して、再認識できました。
『LoL』が大好きなファン、プロ選手のファンへのサービス精神も旺盛で、私が個人的にWolrdsの決勝の観戦に行くようになった理由に、“試合観戦以外の楽しさを味わってしまったから”というのもあります。
DFMの活躍もあって、いまは『LoL』への注目度がかなり上がっているように感じます。最近『LoL』を始めたというプレイヤーも周りでちらほら見かけますし、5人で遊ぶのはもちろん、観戦するだけでも楽しい『LoL』の世界に足を踏み入れていただきたいです。