4年前から『リーグ・オブ・レジェンド 』(以下、LoL)の世界大会“League of Legends World Championship”(通称、Worlds)の決勝を自腹で観戦&リポートしてきた私、堤教授ですが、今回はなんとオフィシャルな記者としてプレインステージのリポートができることに! 今回も『LoL 』のプレイヤー目線、ファン目線で、会場の韓国LoL PARKをご紹介させていただきます!!
ちなみに、韓国は4年前にもWorldsの舞台になったことがあります。そのときの決勝のリポートはこちら。
※関連記事観客動員40000人以上! 優勝賞金約1億円!! 超スケールの“League of Legends 2014 World Championship”決勝戦観戦リポート
(初日を終えた時点で、日本代表のDetonation Focus Meにインタビューを実施しています。そちらも併せてどうぞ)
まずは、Worldsという大会について軽くご紹介を。
Worldsは、3つのステージで構成されています。プレイインステージを勝ち抜くとグループステージ、グループステージを勝ち抜くとノックアウトステージへと上がっていき、ノックアウトステージの頂点に立ったチームには『リーグ・オブ・レジェンド』最大の栄光である“サモナーズカップ”が与えられ、2018年の世界チャンピオンとなるわけです。
所属するリーグやそこで残した成績によっては、グループステージから参加するチームもあります。日本のチームは、まだ世界で実績を残せていないため、プレイインテージから参加することになります。
Worldsは、年ごとに異なる国で開催されるのが慣例となっていて、今年は韓国が舞台。プレイインステージは、完成したばかりのアリーナ、LoL PARKで行われます。
LoL PARKは、文字通り『LoL』のために生まれた施設で、先月にオープンしたばかり。Worlds 2018が、この施設のこけら落としにもなっています。
ここからは、LoL PARKの施設やブースなどを大量の写真とともに紹介していこうと思います。
LoL PARKがあるのは、ソウルの中心地にあるグランソウルというビルの3階。
LoL PARKがあるフロアへのエスカレーターの天井は電光掲示板になっています。ドット絵になった『LoL』のチャンピオンたちがコミカルに動いてかわいい!
入り口付近には、Worlds限定のグッズが展示されていました。ほとんどの商品は、海外のライアットゲームズのサイトから通信販売で購入できます。
ライアットゲームズ通販サイト(英語ページ)https://na.merch.riotgames.com/en/promos/2018/worlds
ウィンドブレーカー&Tシャツ
女性向けのボンバージャケット
チャンピオンアッシュのフィギュア。色違いの限定版は人気が高く、すぐに売り切れになっていました。左にあるピンズも今大会限定のアイテムです。
会場では大会限定商品以外のアイテムも売っていて、たくさん衝動買いしてしまいました……。会場では60000ウォン(日本円で約6000円)以上買い物すると、ポスターがおまけでついてきます。
会場の入口。カメラを片手にうろついていると、運よくコスプレ美女たちの歓迎を受けられました。小道具までしっかりと作り込まれていて、会場内でもひときわ輝きを放っていました。
スレイヤージンクス
プールパーティフィオラ
プールパーティゾーイ
会場内では、タリヤ(左)とヤスオ(右)のコスプレをした美女もいらっしゃいました。衣装の完成度にも驚きましたが、あまりにも美しすぎる……。
入場時には、カバンの中を見せ、金属探知機のチェックをパスする必要があります。再入場時にも同じチェックがあり、セキュリティは万全!
Predatorのゲーミングデバイスが体験できるブースでは、応援ボードの作成やタトゥーシールが貼ってもらえるコーナーもありました。
笑顔でタトゥーシールを貼られているのは、LJLでの韓国選手の通訳でおなじみのスイニャンさん。今回の取材では、韓国語のできない日本の記者たちを力強くリードしてくださっています。ありがとうございます!
通路には“Path of Victory(勝利への道)”という巨大な彫刻が飾られていました。これは、2018年のLCK(韓国リーグ) Spring Final(King-zone DragonXとAfreeca Freecsの一戦)から着想を得た彫刻だそうで、バロンナッシャーを巡る5対5の集団戦が描かれています。すごい迫力です……!
彫刻の隣のエリアには、LCKで活躍するチームのユニフォームと選手の3Dフィギュアがズラリと飾られています。フィギュアは髪型や顔立ちまでしっかりと作り込まれていました。来年からは、LoL PARKでLCKの試合も行われます。
今回の大会に合わせて公募されたファンアートが飾られているコーナー。イラストだけでなく、コスプレ写真の作品もあったのが印象的でした。
LoL Park内には、さきほど紹介したグッズのショップのほか、PCバン(日本で言うネットカフェのようなもの)やビルジウォーター(『LoL』の世界・ルーンテラの地方のひとつ)という名前のカフェも併設されていて、試合を観戦する以外の楽しみかたも用意されています。ソウルの中心地にこういった施設があるのは、本当にうらやましいですね。
こちらがPCバン。ライアットゲームズ自身が運営する世界で2ヵ所目のPCカフェとなっています。
座席は、『LoL』を小文字で書いたときの形と似ているということで101席用意されているそう。5対5でのゲーミングに最適化された座席配置になっていて、最新鋭のパソコンとデバイス、チェアで遊べます。
あちこちにコンセプトアートなどが飾られていて、『LoL』の世界にどっぷりと浸れます。
屋内でタバコを吸えないことが多い韓国ではめずらしく、喫煙ルームもありました。
カフェ・ビルジウォーターでは、お手頃価格で軽食やドリンクが提供されていました。今後、周辺の社会人や学生向けにランチを提供する計画も進んでいるそう。
さまざまな背景を持つ人々が行き交う街、ビルジウォーターをイメージした飲食スペース。カフェを彩っているステンドグラスは、港町としての雰囲気を演出してくれます。
会場内を散策していたところ、なんと日本人の女性ふたり組と遭遇。遠路はるばる日本代表チーム・DetonatioN FocusMe(以下、DFM)の応援に駆けつけたとのことでした。しかも、その隣には、かつてLJLでSCARZのミッドレーナーとして活躍していた韓国人選手、Searchさんの姿が!
Seachさんは、わざわざ海外までDFMの応援にくる彼女たちの行動力に感銘を受け、Twitterでのコンタクトを通して韓国でのガイド役を引き受けたそう。こんなチャンスはめったにないので、大会に出場するDFMの面々と、かつてしのぎを削っていたSearchさんに、いくつか質問をぶつけてみました(質問部分では敬称を省略させていただきます)。
いろいろなコーナーを回りつつ、DFMの試合を待っていたSearchさんと女性ふたり。彼女たちは、LJLの観戦にも頻繁に行っているそうで、Searchさんは日本にいたころから彼女たちのことをご存知だったとのこと。女性たちは、この会場でも応援ボードを用意して熱心に応援していらっしゃいました。
――まさかお会いできるとは思いませんでした!
Search もともと、今年はWorldsのノックアウトステージを見に行く予定だったんです。それに、かずーた(DFMのKazuコーチのこと)も応援したいとも思っていて、そんなときにLJL時代のファンの方が韓国にいらっしゃるということで、お手伝いもできていいな、ということでチケットを手に入れました。いろいろな意味で、今日(お話をうかがったのは10月1日)の観戦が楽しみでした。
――なるほど。ズバリ! DFMは勝てると思いますか?
Search 彼らの実力なら、最低でも2勝はできると思います。
――その理由は?
Search DFMの選手たちは韓国サーバーのソロキューでもトップクラスのランクにいますし、個人個人の実力に関しては十分。さらに、Kazuのコーチングも含めた場合、世界的に見てもDFMは決して弱いチームではなく、しっかりと戦っていけるレベルに到達していると思います。だから、最低でも2試合は勝てるんじゃないかと予想しています。
LJL時代から変わらず、とても日本語が上手なSearchさん。突然話しかけたにも関わらず、LJL時代のことなどもアレコレとお話してくださって、すごく楽しい時間が過ごせました。ありがとうございます!
そうこうしているあいだに、会場では開幕のリハーサルがスタート。コスプレガールズも集合し、ゾンビヌヌ&ウィルンプも登場! 次回のリポートでは会場内の様子や記者室などを詳しく紹介していこうと思います!!