2018年9月27日、セガ 秋葉原3号館にて、『Fate/Grand Order Arcade』(以下、『FGOA』)の交流イベント、“Fate/Grand Order Arcade ファンミーティング 2018.9 in 秋葉原 Part.2”が開催された。
本イベントは、開発陣たちが登壇してプレイヤーたちの前でさまざまなトークをくり広げるファンミーティング。9月の始めにも秋葉原でファンミーティングを行ったが、今回で9月中に2回目の開催を迎えた。登壇したのは、本作のディレクターを務める伊神公博氏(通称・ゲームセンターいかみ氏)と、本作のマーケティングディレクターを担当する石倉正啓氏(通称・クイック石倉氏)、そして、FGO PROJECT クリエイティブプロデューサーの塩川洋介氏といった、おなじみのメンバー。
オープニングは、いかみ氏からの謝罪がスタート。前回のファンミーティングで“クー・フーリンの攻撃変えてませんか?”という質問に答えた際に、いかみ氏は、“クー・フーリンの攻撃は変わっていないし、サイレント修正もしていません”と断言していた。しかしそれでも意見が多かったことから、さらに調査を進めていくと、数値などは変わっていないものの、ほかのバグを修正した際に、新たなバグとしてクー・フーリンの挙動が変わってしまっていたのだとか。今後もこういったことがないように、しっかりと修正内容はお伝えしていくと、いかみ氏は謝罪しながらアピールしていた。
気を取り直して、まずはプレイヤーからの質問コーナーへ。まずは“『FGO』の物語で、3Dで再現したいシーンはありますか?”というもの。3人は“エルキドゥ・ティアマト”戦がどうなってしまうのか、ロンドンの空で戦うシーンはどうなるのか? など、規格外のシーンを3Dで表現したいと語る。まだ決定していないところが多すぎて、今後のアップデートに不安が残っているそうだ。ちなみに『FGOA』の物語は、『FGO』のメインストーリーを順々に追っていくとのこと。
つぎの質問は“カードが余るので、ほかの使い道がほしい”というもの。会場のプレイヤーたちに挙手をつのったところ、100枚以上カードを持っている人はほとんどで、1000枚以上というユーザーもちらほら。また、グレイルウォーでの報酬が少ないという質問も。ふたつの質問については、いかみ氏も対策を考えているところだとか。
4つ目の質問は、概念礼装“死の芸術”が弱体化されたので、“返してください”という意見(笑)。それとともに、“バランス調整は積極的に行うのでしょうか?”というご質問。弱体化した経緯についていかみ氏は、「あまりにもこの概念礼装が強すぎて、これ一択になってしまいました。いろいろなカードのバリエーションを使ってほしくて」とその理由を明かすと、石倉氏は「っていうか最初から(その強さに)気づけよ!」と激しいツッコミ! これには会場の観客たちからも「そうだそうだ!!」と大きな歓声があがり、いかみ氏も平謝り(笑)。
続いては最新情報コーナー。まずはグレイルウォーの新ステージ“炎上都市”が発表。さらに、グレイルウォーの獲得報酬アップと、物理カードを印刷する代わりに、マナプリズムへ変換できるようになった。さきほどの質問コーナーでの不満に、さっそく対応したといったところ。さらにマナプリズムを100個溜めると、10回召喚が可能になる。こちらの10回召喚は、“1ヶ月5回まで”という制限に含まれないのがポイントだ。
さらに初心者応援キャンペーンを実施。ひとり用モードのグランドオーダーとカルデアゲートでも、宝具が発動しやすくなり、サーヴァント強化アイテムが配られるほか、10回召喚ではよりいいものが出やすくなった。
そしてプレイヤー全員がお待ちかねの、新サーヴァントの発表へ。まずはジル・ド・レェ(セイバー)が発表されると観客たちからは「いやキャスター(版のジル・ド・レェ)でしょ!!」と、狂気じみたジル・ド・レェが見たかったと不満の声(笑)。しかしそれと同時に発表されたのは、ジャンヌ・ダルク(ルーラー)とあって、観客たちも「おおっー!」と大歓声に早変わり。さらに使用可能となるのが、この発表があった約30分後ということも発表され、プレイヤーたちはすぐさま筐体に向かいたい様子だった。
イベントの終わりも近づくと、塩川氏から『FGOA』新たなストーリーである“第一特異点 邪竜百年戦争オルレアン”の開発が進んでいることも発表された。今後のアップデート情報にも、ぜひ注目していこう。