東京ゲームショウ2018の最終日となる2018年9月23日にスクウェア・エニックスのブースで行われた『すばらしきこのせかい -Final Remix-』のステージイベントをリポート。

 2018年9月20日~23日(日)まで、千葉・幕張メッセにて開催された東京ゲームショウ2018。最終日となる9月23日、スクウェア・エニックスのブースでは、2018年9月27日にNintendo Switch用ソフトとして発売が予定されている『すばらしきこのせかい -Final Remix-』のステージが行われた。以下ではその模様をお届けする。

※一部画像は配信をキャプチャーしたものです。

 ステージには、『すばらしきこのせかい -Final Remix-』のディレクターを務める神藤辰也氏、主人公・ネク役の内山昂輝さん、ヨシュア役の木村良平さん、MCを務めるアルコ&ピースのおふたりが登壇。加えて、クリエイティブプロデューサー・メインアートデザイナーの野村哲也氏が“天の声”として音声のみで参加した。

スタッフTシャツを着て登場したアルコ&ピース。
神藤氏は“にゃんタン”とともにステージへ。
内山さん(左)と木村さん(右)。

 ステージは、神藤氏による『すばらしきこのせかい -Final Remix-』の紹介からスタート。2007年に発売されたオリジナル版の雰囲気はそのままに、グラフィックを高精細化し、新曲を含むBGMを多数追加、そしてJoy-Conでの操作にも対応と、生まれ変わった『すばせか』の魅力をアピールした。新たなシナリオの追加もあるなど豪華すぎる内容に、内山さんや木村さんも驚きを隠せない様子だった。そんなふたりは、オリジナル版収録時の様子を下のように振り返っていた。

内山さん「オリジナル版を収録した当時は高校生だったので、学校終わりにスタジオに向かう、みたいな感じで収録を進めていました。なので、ネクは年齢が近かったこともあり、等身大の自分が投影されたようなキャラクターだと思います」

木村さん「内山くんとは、その時“はじめまして”の状態だったんです。人気者として名前は知っていて、勇気を振り絞って「よろしくおねがいします」って言いました。そしたら、内山くんはクールな雰囲気で……「あっ」って思ったのを覚えています(笑)」

内山さん「当時は人見知りだったので……。すみません(苦笑)」

 続いて、実機でのプレイを交えつつ神藤氏がゲームを紹介していった。すると、当時の記憶が蘇ったのか、内山さん、木村さんは随所で「懐かしい!」と興奮。やり込み要素の充実ぶりに、内山さんは「自分が育てたバッジだから、愛着が湧くんですよね」と感慨深げにつぶやいていた。一方で、内山さんが演じるネクの声を聞いた木村さんは、「うっちー(内山さん)の若いころの声が聞きたいから絶対買う!」と別の意味でさらに興奮していた。

内山さん、木村さんもバトル部分をプレイ。内山さんは、バトル後のスコアランクが気になるようで、ゲーマーとしての顔を覗かせていた。一方、木村さんも必殺技での冷静なプレイを見せ、神藤氏を驚かせていた。

 話が本作オリジナルの追加シナリオ“A NEW DAY”のことに移ると、野村氏が新キャラクターのココの名前の由来について言及。「神藤から相談を受けたとき、新しい子だから“新子々(アタラシ ココ)”でいいんじゃない? って言って決まりました」というある意味驚きのエピソードを披露してくれた。ちなみに、“A NEW DAY”をプレイするには条件を満たす必要があり、ほとんどのプレイヤーがクリアー後に遊べるようになるとのこと。そのため、バトルの難易度はかなり高めに設定されているそうだ。

神藤氏が“A NEW DAY”の序盤をプレイ。冒頭で、石元丈晴が手がけた新曲が流れると、会場は大きく沸いた。野村氏がネタバレに近い発言をしそうになると、周囲からツッコミが入る場面も(笑)。
街の各エリアの繋がりがおかしくなってしまったというシブヤでくり広げられる“死神ゲーム”の“ハードモード”。謎の少女も登場し、いったどんな物語が展開されるのか。
“A NEW DAY”でのバトルでは、時間の経過とともに敵が分裂する、といった特別な条件が課せられることも。

 “A NEW DAY”のプレイの後は、事前に募集していた質問に出演者が回答するコーナーがスタート。各質問と回答は以下でご紹介。

●オリジナル版発売から11年経ちましたが、本作を発売することになった経緯は?
神藤氏「Nintendo Switchというハードウェアが本作にピッタリだったからです。ですよね?(野村氏に向かって)」

野村氏「そうですね。海外でインタビューされたときなどにも、『すばせか』をまた出してくれっていう要望が多かったんです。そういった声も受けつつ、この11年間何かしなきゃなとは思っていて。そんな中でNintendo Switchというハードが出たのでこれはチャンスだと思いました」

 神藤氏と野村氏の話を受け、木村さんも「大好きな作品です、っていまでも言われますし、本物のバッジを作ってプレゼントされたこともあります。だから、本作が出るって聞いたときすごくうれしかったです」と、『すばせか』愛を語ってくれた。

●追加シナリオはいつごろから構想を? また、シナリオの時間軸は?
野村氏「次回作への構想は11年前から神藤といっしょに考え続けていたんです。もしつぎがあるなら、こういう風にしたいねっていう像は出来上がっていました。ただ、今回もう一度『すばせか』を世に出せる機会がきたときに、その構想をそのまま乗せるわけにはいかないので、それを匂わせる何かを入れたい、ということでいまの形になりました」

神藤氏「本当にいろいろ話してましたね。(追加シナリオの)時間軸については、本編のエンディング後なので地続きのストーリーとして考えてください。“アナザーデイ”のようなパラレルワールドではなく、本編の続きになります」

 スクウェア・エニックスe-Store限定の商品や『すばせか』コラボカフェの情報とともにステージは閉幕へ。最後に、今後の展開につながる発言も聞くことができた出演者の締めのコメントをご紹介。気が早いですが、次回作、本当に待ってます!

神藤氏「皆さんの熱い想いに支えられてここまでこられました。さらに『すばせか』の世界を広げていけたらと思っているので、応援よろしくおねがいします」

木村さん「野村さんも神藤さんもお忙しい中で、『すばせか』への意識がつねにあったということは、ファンの方々がおもしろい、楽しい、って支えてくれたおかげだと思います。こうして、新たな作品を皆さんにお届けできるというのはとてもうれしいです。そして、この作品おもしろいよって言ってくださったら、また何か作ってくれるんじゃないかなって思っています」

内山さん「『すばせか』は本当に大好きなゲームで、(オリジナル版が)発売された当時は、熱狂的に遊んでいました。ファンとして、この後新宿編が出るのかな、池袋編が出るのかな、なんて思いつつの11年だったので、とてもうれしいです。発売されたらいっぱい遊ぼうと思います」

野村氏「先ほど神藤も言ってましたけど、この作品はずっとファンの方が応援し続けてくれているタイトルで、11年経ってようやく復活させられました。今回はリマスターですけれど、これをもう一度スタート地点にしよう、という思いもあります。木村さんもおっしゃられてましたが、ずっと応援していてよかったなっていう展開が今後できたらなと思っております」