東京ゲームショウ2018のスクウェア・エニックスブースにて行われた『LEFT ALIVE』スペシャル生放送の模様をお届けする。

 2018年9月20日~23日の期間、千葉県・幕張メッセにて開催中の東京ゲームショウ2018(20~21日はビジネスデイ)。一般公開日最終日となる9月23日、スクウェア・エニックスブースにて行われた、2019年2月28日発売予定の『LEFT ALIVE』のスペシャル生放送の模様をお届けする。

 今回のステージでは、プロデューサーの橋本真司氏とディレクターの鍋島俊文氏、さらにMCの今立進さん(エレキコミック)が登場した。

プロデューサーの橋本真司氏(左)とディレクターの鍋島俊文氏(右)
MCを務めた今立進さん(エレキコミック)

 まずは、『LEFT ALIVE』とはどういったゲームなのか、その世界観やバックボーンを説明する世界初公開となる映像がお披露目された。本作は、『フロントミッション』シリーズの世界観を引き継いだアクションゲーム。隣国の侵攻がきっかけで街は戦火の渦に巻き込まれ、主人公たちはそこからの脱出を目指していく。その過程で戦争の背景にある謎や陰謀が徐々に明らかになっていくようだ。

極限状態で生きる人間たちのドラマが展開される。

プレイヤーによって変化する多彩な戦闘方法が公開

 主人公のひとりが、敵と戦うゲームプレイ動画が公開された。敵に取り囲まれた病院からの脱出を試みる主人公の前に敵がつぎつぎと出現し、熾烈な銃撃戦が繰り広げられるが、主人公の銃が弾切れに。通常のシューター系のゲームであれば、弾がなくなった状態で詰みなのだが、鍋島氏いわく「弾がなくなってからどうすかを楽しんでもらいたいゲーム」とのこと。弾が切れた主人公は、煙幕を使って敵の視界を遮り、その隙に通路にワイヤートラップを仕掛けて敵をせん滅していく。

銃弾が豊富にある訳ではない。積極的に使えば、あっという間に尽きてしまう。

 こういったトラップなどのアイテムは、直接手に入る訳ではなく、空き缶や布など、一見役に立たないものを組み合わせて、いろいろなものをクラフトするとのこと。敵を銃で一掃していくというよりかは、所持品や戦況に応じて、どのような戦いを展開していくか、自分なりの戦いかたを見い出して追求していくことが重要となる。

敵が赤く表示されているのは、基本の仕様ではなく、レーダー系のアイテムの効果とのこと。もちろんこれもクラフトで作ったものだ。

 プレイスタイルはまさに十人十色。道中で弾を拾いまくって的確に射撃をしていくシューターアクション、クラフトアイテムで難局を打破するトラップアクション、敵の死角を移動して気づかれないうちに暗殺するスニーキングアクションといった、プレイヤーの選択によってさまざまな戦いを楽しめるのが、『LEFT ALIVE』なのだ。

布やビンなどで投擲武器の火炎瓶を作れるようだ。

 橋本氏は、「敵とバンバン打ち合うFPSゲームばかりやっていると、思わず突っ込んでやられちゃんですよね。自分で言うのも何ですけど、考えたほうがいいゲームなんですよ」と、自身の猪突猛進なプレイスタイルを語りながら会場の笑いを誘った。

スピード感溢れるヴァンツァー戦

 本作の人型機動兵器 “ヴァンツァー”は、敵として出現するため、生身の主人公にとってはすさまじい脅威となる。真正面から戦うと、即座にやられてしまうとのこと。しかし、撃退する方法も用意されており、敵のヴァンツァーを奪って戦うことも可能なようだ。ここで、主人公が奪ったヴァンツァーで戦う様子が公開。動画内では、ハイスピードなメカバトルが繰り広げられ、歩兵のときとは違った楽しみかたがうかがえた。

歩兵戦とは打って変わり、ヴァンツァーでの戦闘は激烈。

 『フロントミッション』シリーズのヴァンツァーといえば、胴体や両腕、脚部といったパーツによるカスタマイズ要素があるのだが、本作ではあくまで敵として登場するため、そういった要素はないとのこと。

 鍋島氏は、「カスタマイズはありませんが、ヴァンツァーで遊ぶ部分にも選択の要素が入っていて、倒した敵の武器を拾って使えます。強いヴァンツァーが登場したら当然脅威ではありますが、倒せればその敵が持つ強力な武器を自分のものにできます」と語った。敵の数や戦場に応じて、どの武器を使うのかも攻略の鍵になるようだ。

武器はその場で換装して、すぐに戦闘で使用可能。

緊迫した戦場で出会う人々と、プレイヤーに迫る選択

 ここで、橋本氏も初めて見るという本邦初公開の映像がお披露目。男性主人公の前に戦場記者が現れるイベントシーンで、対話の中にも選択肢があり、それによってキャラクターの受け答えや物語の展開が変化していくとのこと。鍋島氏は、「何度も“選択”という言葉を使っていますが、本作のコンセプトが、“選択”という要素なんです。ストーリーやゲームプレイといったさまざまな場面でプレイヤーに選択してもらい、考えてもらえるようなゲームしています」と、本作における選択の重要性を語った。

主人公の前に突然現れた戦場記者。もし味方になってくれるなら頼もしそうだ。
相手を信用するかどうかは、すべてプレイヤーの手に委ねられている。

 また、“コーシカ”という通信機能を持ったAIがパートナーとして主人公に助言やアドバイスをくれるシステムがあるとのこと。動画内では、コーシカに戦場記者が本物かを調べさせたうえで、彼を信用するという選択を行ったが、実際のプレイで信用するかどうかは、プレイヤー次第だ。

 今立氏が「突如フリーのジャーナリストが来たら橋本さんはどうします? すぐ信用します?」と聞くと、橋本氏は「ちょっと裏を取ると思います」と、猪突猛進な歩兵スタイルとは違って慎重な選択をする一面も見せた。

 こういったキャラクターは、ほかにもたくさん登場し、その都度、プレイヤーは選択を迫られる。もちろんキャラクターデザインは、コジマプロダクションの新川洋司氏が手がけている。各キャラクターのデザインも注目のポイントだ。

 続いて、プレイヤーが主人公を操作する中での選択の要素も公開された。このシーンでは、敵兵士が捕らえた民間人を殺そうとしており、それを助けるか否かの選択を迫られる。

銃を向けられる民間人と敵をひっそりと覗く主人公。

 心情としては助けたいところだが、敵との戦闘に発展してしまう。弾やトラップの数を考慮した場合、果たしてそれが正解なのか、そういった葛藤があり、映像では3人の民間人の内、ふたりが殺された段階で主人公が敵兵士を攻撃した。

戦闘による体力やアイテムの消耗を考慮して立ち回る必要がある。

 時々刻々とリアルタイムに時間が進んでいくため、悩んでいるあいだに……といったイベントは、いわゆるサブクエストで、本編への直接的な関わりがない。そのため、人を助けても必ずリターンがあるとは限らず、本編に影響を与えることもないそうだ。助けるか、素通りするか、それもプレイヤー次第だ。

 鍋島氏いわく「民間人ひとりひとりにバックボーンが存在し、どういう人間なのかという設定や短い物語が用意されていて、救出するとエンディングで彼がどうなったのかという後日談が見られます。また、周回できる要素も考えています」とのこと。

人によって反応はさまざまな。素直に感謝する人もいれば、「なぜ早く助けないのか!」と文句を言う人もいるようだ。

稼動するヴァンツァーフィギュアにも注目!

 続いて限定版のパッケージ特典などの紹介が行われた。PS4版はパッケージ版とダウンロード版があり、特典として、パッケージ版には“Survival Pack”、ダウンロード版には“Tactical Pack”がついてくる。また、店舗特典では、ポストカードやPSのカスタムテーマが用意されている。PC(Steam)版の詳細は、今後発表するとのこと。

“Survival Pack”と“Tactical Pack”には、銃弾など、ゲームプレイを少しだけお助けしてくれるアイテムが入っているとのこと。

スクウェア・エニックス e-STORE限定の“ULTIMATE EDITION”は、PS4版のパッケージに加え、アートコレクション、サウンドトラック、ヴァンツァー“ヴォルク”のフィギュアが同梱。e-STORE限定かつ数量限定なのでほしい人は、早めの予約しよう! 

重厚なBOXには、主人公が所属する部隊章が刻印されている。
アートコレクションの一部をチラ見せ。
ヴォルクは、武器や間接といった細部まで稼動可能だ。

※写真は、配信映像をキャプチャーしたものです。
ヴォルクのフィギュアは、スクウェア・エニックス物販ブースにて展示も行われた。

 最後にファンや視聴者に向けてメッセージが送られた。鍋島氏は、「1年ぶりのTGSでようやくゲームのあらましをお話出来て、たいへんお待たせしました。2月の発売に向けて一生懸命作っていますのでよろしくお願いします」と語った。

 橋本氏は、「『フロントミッション』の1作目からずっと関わっているので、本作の発売はうれしいです。また、鍋島や新川さんといったスタッフのかたに参加してもらえて本当に恵まれています。かなりレベルの高い作品に仕上がっていますので、ぜひぜひお買い求めいただいて、僕みたい突っ込まずに焦らずに遊んでほしいです」とコメントし、幕を閉じた。