2018年9月20日(木)から9月23日(日)まで、千葉・幕張メッセにて開催中の東京ゲームショウ2018(20日・21日はビジネスデイ)。セガゲームスのブース内でひときわ目立っているのが、木村拓哉出演『JUDGE EYES:死神の遺言』の試遊コーナーと特設シアターだ。公開されたシアター映像は、言わば2本立てと言える内容に仕立て上げられており、前半は本作のムービーパートを中心に構成され、物語の魅力を伝えるもの。後半は、本作のシステム解説やプレイスポットの紹介などに当てられており、先に龍が如くスタジオ公式が公開していたゲームショートレーラーに『ファイティングバイパーズ』、『モーターレイド』の2作品などのプレイシーンなどを追加したものだった。今回は、とくにシアター映像の前半部分に焦点を当て、その中から筆者の気になったポイントをピックアップしてお伝えしていく。
シアター映像の気になるポイントを独断と偏見で推察!
シアター映像は先行配信版をプレイすれば観られる冒頭の映像からスタートするのだが、途中から「これって、中盤以降の映像なのでは?」と推察されるような映像が多数含まれていた。さすがに映像を観ただけで物語の全容は掴めないが、本作のストーリー展開を予想して楽しむことはできそうだった。東京ゲームショウ2018に来場してシアター映像を観る予定の方は、ぜひ下記のキーワードやセリフに注目してほしい。なお。すでに配信されている先行体験版で観られる部分の大半は割愛するので、自身の手で観てからシアター映像を観るのがベストだろう。
ポイント1:心に去来する過去。しかし彼にはどうでもいいことの“はず”だった。
ある殺人事件の裁判を主人公の八神隆之が弁護し、無罪を勝ち取る。だが、その被告人だった大久保新平が殺人事件を起こし、それを機に弁護士から探偵に転身した主人公の八神。しかし、こんなナレーションと検事たちとの会話が挿入されていたことを考えると……本作で探る事件には、この過去が大きく関係してくると推察できる。
ポイント2:夢の新薬アドデック9の誕生。その裏で暗躍する官僚と巨大企業。それは国家が仕組んだ完全犯罪。
これまでの情報では、つぎつぎに起きる猟奇殺人を追っていくストーリーが推察できたのだが、このナレーションによって政治的にキナ臭い話も加わってくることがわかる。どうやら八神は、巨大な陰謀に足を突っ込んでしまうことになるようだ……!
ポイント3:「これだけ言っても俺を逮捕するのか」
事件を追っていた八神は何らかの理由で、逮捕される(されそうになる?)模様。もしかすると、そこにも国家の陰謀が関係してくる!?
ポイント4:羽村京平の無罪
八神とも知り合いのピエール瀧演じる松金組若頭・羽村京平。彼が何らかの理由で起訴されるも、無罪を勝ち取るシーンが描かれていた。また、八神と邂逅したシーンでは羽村の「終わった事件を蒸し返すんじゃねえ」というセリフも。“事件”とはいったいどの事件を指すのか!? また、シアター映像の終盤では、彼が何者かを殺害するシーンも!
ポイント5:「お前らが無罪にしてくれた羽村は俺がワッパかけたヤツだった。……おかげでいい笑い者になってる。ありがとよ」
これは谷原章介演じる組織犯罪対策課刑事・黒岩満のセリフ。「お前ら」という言葉から、八神あるいは源田探偵事務所のメンバーが羽村の無罪判決に関わっていることが推察できる。なお、シアター映像終盤では、八神が黒岩に対して「このまま逃げ切れると思うな!」と激高するシーンも。黒岩も八神に「お前もな!」と怒鳴っていた。お互いに何かを抱えているようだが……!?
ポイント6:「あいつらに触るのはヤバい。バックに俺にも得体の知れない連中がいる」
八神が無罪を勝ち取った際の記念写真で、源田、八神とともに映っていた男性が語った言葉。“得体のしれない連中”というのは、いったいどんな組織なのだろうか?
ポイント7:仮面の男
シアター映像の要所で登場する謎の男。八神の前でその仮面を外したとき、八神はまるで知人に対するかのような雰囲気で「お前……」とつぶやく。仮面の男は誰で、どんな理由で事件に絡んでくるのだろうか……。
ポイント8:「もうお手上げ?」
シアター映像に登場した女性検事。八神とは知り合いの様子だが、八神と彼女のあいだにはどんな因縁があるのだろうか……!?
ポイント9:「俺は大久保くんと綾部の弁護人なんだ。絵美ちゃんの無念も晴らすためにも黙るわけにはいかないんだよ!」
物語が進んで行くと、八神は滝藤賢一演じる組織対策犯罪課刑事の綾部和也の弁護も引き受けるようだ。その口ぶりから察するに、大久保と綾部が何者かにハメられたことを確信しているようだが!?
と、気になるポイントを挙げてみたが、情報が断片的なので、どのようにもとれる代物。最終的にどんな物語になっていくのかはゲームを遊んだ末にわかることではあるが、いまから想像を膨らませておくと、本作を遊んだ際により楽しめそうだ。『JUDGE EYES:死神の遺言』の出展は、会場HALL5のセガゲームスブース。「シアター映像を観たい!」という方はぜひ足を運んでみよう。