2018年9月20日(木)から9月23日(日)まで、千葉・幕張メッセにて開催中の、東京ゲームショウ2018(20日・21日はビジネスデイ)。開催2日目となる21日、KONAMIブースでは野球タイトルスペシャルステージが開催された。その模様をリポートする。

 2018年9月20日(木)から9月23日(日)まで、千葉・幕張メッセにて開催中の、東京ゲームショウ2018(20日・21日はビジネスデイ)。開催2日目となる21日、KONAMIブースでは野球タイトルスペシャルステージが開催された。その模様をリポートする。

清水久嗣アナウンサー(左)と、谷渕弘氏(右)

 ステージには、『実況パワフルプロ野球2018』にも出演しているアナウンサーの清水久嗣氏とKONAMI『パワプロ』シリーズを統括するエグゼクティブプロデューサー谷渕弘氏が登壇。まずは、NPBと共催する“eBASEBALLパワプロプロリーグ”についての紹介が行われた。

 これは、『実況パワフルプロ野球2018』を使用した、『パワプロ』シリーズ初となる報酬制のリーグ戦。今年7月にその構想が発表され、すでにオンライン予選、オフラインの地区選考会(西日本・東日本)が行われており、2018年9月29日(土)には、プロ野球12球団が、自身の球団に所属する選手を獲得する“eドラフト会議”が予定されている。

 報酬総額1200万円と、日本のesportsでは大掛かりなリーグ戦となる本大会。オンライン予選で上位になった選手たちが集って戦った地区選考会では、強豪プレイヤーが集まる“死の組”が生まれたり、予選リーグの3名全員が1勝1敗で横並びになったりしたというエピソードなども披露された。

「地区選考会を通過したプレイヤー36名の中には、“パワプロチャンピオンシップ”2016、2017で優勝したプレイヤーもいます。このあと公式サイトでプロフィールが見られるようになる予定ですので、見ていただければと」(谷渕氏)

 今回は、そうして選ばれた36名のドラフト候補者の中から代表して2名の選手が登壇することに。

選手を紹介する短いPVのようなものが流された。

 ひとり目は、パワプロチャンピオンシップ2017で福岡ソフトバンクホークス代表としての出場経験もある、さんらいく選手。予選ではナイスピッチ率65パーセント、防御率1.89という好成績を収めたということで“精密投手プレイヤー”と紹介されていた。

 そして、ふたり目は……

 すでに『スプラトゥーン2』でプロゲーマーとして活躍している、たいじ氏。『スプラトゥーン2』の世界大会で優勝経験もあるたいじ氏は、なんと『パワプロ』歴2ヶ月でのチャレンジで、みごと予選を通過しeドラフト候補者の座を勝ち取ったのだという。

 司会の清水氏から意気込みを聞かれると、それぞれ「ホークス志望ではありますが、どこに指名されてもがんばりたいと思います」(さんらいく氏)、「これまでのプロ経験をいかしてがんばりたい」(たいじ氏)とコメント。

 さんらいく氏は以前からプロゲーマー・たいじ氏をよく知っていたらしく、「シンプルに以前から見ていてファンだったので知っていました(笑)。雲の上の人だったので、直に会うと緊張しますね」とはにかんだ。

 また、たいじ氏は「じつは僕も、自分の配信しているときにさんらいくさんからコメントをもらって、あれ? さんらいくって名前、ランキングで見たことあるなあ、って(笑)」と、お互いの存在を認識していたエピソードを明かした。

さんらいく選手
たいじ選手

 予選時で『パワプロ』歴2ヶ月、現在4ヶ月というたいじ氏が『パワプロ』を始めたきっかけを聞かれると「ゲーム屋さんでたまたま買って、遊んだらめちゃくちゃおもしろくて(笑)。もともと野球をやっていたので、野球は大好きというのもありましたし」と答えていた。

 ちなみに、ふたりとも志望球団は福岡ソフトバンクホークス。好きな理由を問われると「『パワプロ』をやって、これまでホークスしか使ったことない。そのくらいホークスに入りたい気持ちが強い」(さんらいく氏)、「単純にチーム強いというのもありますが、柳田(悠岐)選手と工藤(公康)監督が好きで、工藤監督は現役時代から見ていたので、ずっと好きですね」(たいじ氏)と回答。

 最後に今後の意気込みを聞かれ、「eBASEBALL パワプロ・プロリーグはまだまだ注目度は低いと思うけど、みなさんが注目してくれるような熱い試合をしたい。応援よろしくお願いします」(さんらいく氏)、「eドラフト候補の36名に選ばれましたが、周りはこれまでの大会で実績もある人も多い。僕はパワプロでは始めたばっかりですので、がんばりたいと思います。よろしくおねがいします」(たいじ氏)と語った。

eドラフト会議目前! 見どころは“再現度”?

 そして、2018年9月29日に行われる“eドラフト会議”の会場は東京・品川プリンスホテルになることが決定。「実際のプロ野球でドラフト会議が行われる会場のお隣でやります(笑)」(谷渕氏)

※品川プリンスホテルは、プロ野球のドラフト会議が行われるグランドプリンスホテル新高輪から約500メートルほど。

 eドラフトの会場は、12球団が着席する12個のテーブルが用意され、本物のドラフト会議にそっくりに作られるとのこと。候補者36名を12球団で指名するので全3順。1、2順めは一斉指名制で、3巡目はうウェーバー制での指名が行われる。1、2巡目で指名が重複すると抽選になり、実際のドラフト同様にくじ引きが行われるという。選手たちはそれぞれ希望球団はあるが、球団としてはやはり勝利を目指すため、志望球団以外からの指名も出ることだろう。そこで生まれるドラマも見どころだ。

 

eドラフトでは、12球団をモチーフとした専用ユニフォームが初披露される。esports用に作られた、各球団の特徴をとらえたユニフォームになっているそうだ。
「球団の方々が、eドラフトに非常に乗り気になっていただけて、えっ、この方が!? と、僕が驚くくらいの方にも来ていただける。さらに元プロ野球選手、マスコットも来られるということで、噂によれば、マスコットがくじ引きを担当するかもしれない」(谷渕氏)
eドラフト会議には、東京ヤクルトスワローズ前監督の真中満氏と、東京ヤクルトスワローズやメジャーリーグでも活躍し、現在はBCリーグの福島ホープスで監督と球団代表を務める岩村明憲氏が解説を務めることも発表。「真中前監督はドラフト会議でいろいろと伝説を作られた方なので……」(谷渕氏)。

 最後に、谷渕プロデューサーは、「不安がないと言ったら嘘になりますが、楽しみのほうが大きいですね。eBASEBALLもそうですが、こういった試みで野球全体が盛り上がってくれればと思います。今年は日本シリーズが終わってもeBASEBALLがあるぞ! と(笑)」とコメントし、期待感を語った。

これで終わりかと思いきや……

 という、谷渕氏の締めのコメントで舞台が暗転し、ステージは終了……と、思った瞬間!

えっなになに。
『プロ野球スピリッツ』!!
2019!!!
プ、『プロスピ』だぁあ~!!!!

 『プロ野球スピリッツ』シリーズ最新作の発売がサプライズ発表! 画面には広島カープの菊池涼介選手と福岡ソフトバンクホークスの松田宣浩選手が映し出され、実写と見間違えるほどリアルに描かれた最新映像が紹介された。

 谷渕氏は

「来年は『プロスピ』15周年ということで、新作を発表します。お待たせしました!」

 と、宣言。

 家庭用ゲーム機向けとしては、2015年以来新作が発売されていなかったシリーズだけに、新作を待ち望む声も多く集まっていたようで「もう、毎年、毎日のように『プロスピ』を作らないの? と聞かれ続け、ようやく発表することができます(笑)」という逸話を公開しながら笑顔を見せた。

 映像を見た清水アナも「私は実際におふたりに取材させていただいたことがありますが、菊池選手のひげの感じ、100点です。松田選手の襟足の感じ、120点です!」と太鼓判。

『プロスピ』シリーズはモーションキャプチャーと選手を360度から撮影して生み出すリアルな映像が特徴なだけに、それがプレイステーション4に初登場するという新作では、いままで以上にリアリティーを増した映像が楽しめそうだ。

 谷渕氏は「今年の甲子園は熱く盛り上がりましたが、彼らの中からプロ入りした選手が、この『プロスピ』に入るということもあると思います。ただいま鋭意制作中でして、間に合うかはわかりませんが、皆さんもし『プロスピ』への要望などございましたらどしどしお送りください」と、このサプライズ発表を締めた。

「“『パワプロ』のスペシャルステージ”ではなく、“野球タイトル”スペシャルステージとなっていたのは、こういう理由があったんですね!」(清水氏)。「じつはそうなんです(笑)」(谷渕氏)

<『プロ野球スピリッツ』シリーズ最新作ティザーサイト>