2018年9月20日(木)から9月23日(日)まで、千葉・幕張メッセにて開催中の東京ゲームショウ2018(20日・21日はビジネスデイ)。本稿では、発表されたばかりであり、ついにVR対応となったシリーズ最新作のプレイステーション VR用タイトル『みんなのGOLF VR』(2019年発売予定)の体験リポートをお届けする。
シリーズのよさを残しつつ、直感的な操作で誰でも簡単本格ゴルフ!
ソニー・インタラクティブエンタテインメントブースでは、『みんなのGOLF VR』の試遊が可能。試遊では、キャラクターの設定変更、そして実際に2ホールぶんのゲームプレイをPS Moveを使って遊ぶことができた。製品版ではコントローラーでも操作が可能とのことだが、やはりゲームへの没入度で言えばPS Moveを使って遊んだほうがゴルフクラブを振っている感覚に近い印象を受けるだろう。
まずはキャラクターの設定。製品版では項目ごとに細かくキャラクターの設定が変更できるが、試遊では性別は男性固定で、利き手の設定と身長を変えることが可能。そしていよいよコースへとくり出すと、視界いっぱいに広がるのは『みんなのGOLF』の世界! 大自然の中で楽しむスポーツだけあってその臨場感が感じられるほど作り込みは細かく、一人称視点の特性も相まって綺麗な景色を見渡すだけでなんだか気持ちがいい。
PS Moveを使ったゲームプレイは従来の『みんなのGOLF』とは大きく違い、コントローラーを振った速さでゴルフボールを打つ強さが決まる。また、打つ方向に関しても手首の向きを変えることでクラブのヘッドの向きが変わり、方向を調整できるという具合。このあたりは実際のゴルフと同じような感覚でとらえてもらうといいかもしれない。打つ前には素振りができ、しっかりとボールにクラブが当たる振りかたや強さを確認してから、アドレス(球を打つモード)に切り換えて打てるので、入念に素振りをして感覚を確かめることができる。
しっかりとインパクトすれば、クラブがボールに当たった瞬間にコントローラーが振動。ボールを打った感覚が手に伝わる。ボールを打つと言っても難しいといった印象はなく、しっかりと素振りで確認していれば、ミスせずにしっかりと打てたので、誰でも気軽に楽しめるといった印象だった。
ホールとホールのあいだには、女性キャディーとともに湖に行くモードもあり、こちらではゆっくりと大自然の景色を楽しめる。
今回2ホールを体験してみて感じたのは、クラブを振るときの体の捻りや手首の向きでボールの飛ぶ方向が変わるなど、体験するすべてが本格的で、シミュレーターとしてもいい完成度だった。もちろんシリーズが持つ、誰でも簡単にゴルフゲームが楽しめるよさも残されていて、コントローラーを握り、何回か素振りをすれば操作感覚がつかめてしまうほどのわかりやすさもある。まだ発表されたばかりのタイトルということで、製品版ではどんな遊びが加えられているのか、今後の続報にも注目していきたい。
(※以下は2018/09/20 19:00に追記)
試遊についていった編集者です。こんにちは。
下の写真はライターの半蔵門アラタ氏が、メディア用の別室でプレイさせてもらっているところ。ショットを打つたびにお姉さんたちが「ナイスショット~!」と言ってくれるので、むずむずしているようでした。