空母の刷新と潜水艦の登場で『World of Warships』が変わる! 史上最大の進化を隅々まで体験

2018年9月18日、Wargamingはオンライン海戦バトル『World of Warships』のメディア向け体験会を開催した。新艦種“潜水艦”とリデザインされた“空母”の使い勝手や如何に。

 2018年9月18日、Wargamingはオンライン海戦バトル『World of Warships』(以下、WoWS)の新コンテンツ発表&メディア向け体験会を開催した。会場は池袋の“LFS 池袋 esports Arena”。

 今回発表されたのは“空母”の大幅リニューアルと、新しい艦種“潜水艦”の実装。『WoWS』が正式サービスされてから今年で3年。この期間にいろいろなアップデートが行われてきたが、今回の発表は過去最大の重大発表だ。

このアップデートが実装されたら、空母のプレイスタイルがガラリと変更になる!

 まずは『WoWS』をプレイしていない読者に、本作の基本情報を簡単に説明しよう。『WoWS』には“戦艦”と“巡洋艦”、“駆逐艦”、“空母”の4種類の艦が登場し、戦闘中に担う役割はそれぞれ異なっている。RPGにおける“戦士”や“魔法使い”などの職業と同じだ。

 この4つの艦種の中で、もっとも戦闘に影響を与える(可能性が高い)軍艦が、今回大幅リニューアルが発表された“空母”というワケ。

 つぎは重大発表その2の“潜水艦”について。前述した通り、いままでの『WoWS』は4つの艦種で戦うオンライン対戦ゲームだったが、潜水艦はまだ誰も見たことがない新しい5つ目の艦種。『WoWS』プレイヤーにとって、この発表がどれだけビッグニュースかということがわかるハズだ。

『WoWS』の戦場に潜水艦が参戦!

ゲーミングPC“ガレリア”でおなじみのサードウェーブが運営するesports施設。ガレリアの最新ゲーミングPCが約80台! さらにガラス張りの防音対戦選手席も用意。

(※編注:今回の体験会とは別に、ライターBRZRKはロシアの地で同内容を体験している。感覚の異なるふたりのリポートを読めば、潜水艦と空母について、より深く理解できるはず。下のBRZRKの記事も併せてどうぞ)

『WoWs』潜水艦がついに参戦! ひと足先にロシアでプレイしてきた

Wargamingは『World of Warshis』のプレス向けメディアツアーを、ロシア連邦サンクトペテルブルクにある新スタジオにて実施した。航空母艦のリデザインと潜水艦の詳細に迫る!

具体的にどこが変わったの? 『WoWS』プレイヤーが体験会でプレイしてきた

 発表会で新空母と潜水艦について、配られた資料を見てみると……。

 な、なるほど……よくわからん!! ということで、ここからはほぼ毎日『WoWS』をプレイしている筆者が、同じく『WoWS』を愛してやまないプレイヤー諸君のために、体験会で遊んでみた感想を紹介していこう。詳細は後述するとして、ニュー空母と駆逐艦のトピックを羅列する。

 ちなみに、今回の発表は開発中のものなので、正式版では大きな変更が入ると予想される。というか、変更されないとゲームバランスが崩れる要素が多々あるので、確実に変更されるはず。以上を踏まえて読み進めてください!!

トピック 新しい空母はこうなる!

【その1】同時に使用できる中隊はひとつ
【その2】中隊(航空機)の移動や攻撃はプレイヤーが直接操作
【その3】中隊の種類は“雷撃機”と“爆撃機”、“攻撃機”の3種類
【その4】中隊が全滅したら新しい中隊を順次発艦可能
【その5】空母本体の移動はウェイポイント指定のみ

トピック 新規艦種の潜水艦はこんな感じ!

【その1】潜水したり浮上しながら戦う
【その2】まずはハロウィンイベントで実験配備
【その3】酸素が切れると強制的に浮上
【その4】攻撃方法は魚雷のみ
【その5】水上艦からは爆雷で攻撃される

新しい空母のココがすごい!

【その1】同時に使用できる中隊はひとつ
 いままでのすべての空母は、複数の中隊を同時に発艦させ、戦場のあちこちに飛ばして索敵や攻撃が可能だった。そのため、ゲーム画面はほかの艦種と異なり、まるでRTSのような雰囲気。しかし、新しい空母はアクションゲームに様変わりする。

 今度の空母は、中隊を発艦させたら全滅するか帰還するまで、選択したひとつを使い続けるようになる。発艦させた中隊はマウスとキーボードで操作するため、プレイ感覚はアクションゲームのよう。ほかの艦種と同じように楽しめるようになる。

アメリカTier10空母“ミッドウェイ”の中隊は12機編成だった。

【その2】航空機(中隊)の移動や攻撃はプレイヤーが直接操作
 飛行中はマウスとキーボードで航空機を好きな方向に飛ばせる。いままでは半自動で行っていた索敵を、プレイヤー自らが行う感覚だ。そして、肝心な攻撃方法は、雷撃機や爆撃機、攻撃機で使用する武器こそ異なるが、操作はどれも似ている。

 まず、敵艦に接近して左クリックすると攻撃準備体制に入る。そしてもう一度左クリックすると、魚雷や爆弾を投下して攻撃。攻撃の際は中隊を編成している全航空機で行うのではなく、3機のみが攻撃していた。

 具体的に雷撃機で説明しよう。敵艦に接近して左クリックすると、中隊の中の数機だけが飛行高度を下げて魚雷発射準備に入る。そして扇状のガイドラインに敵艦を合わせて再び左クリックすると、ガイドに沿って魚雷が投下される。

 魚雷を撃ち終わった3機の航空機は、その時点で中隊から離脱。攻撃は中隊を構成する航空機がなくなるまで何回でも行えるので、12機編成のミッドウェイの場合は合計4回もしつこく攻撃し続けられるという仕組みだ。

魚雷を投下すると、緑色のガイドラインに沿って進んでいく。黄色い部分は当たり判定がないエリア。

【その3】中隊の種類は“雷撃機”と“爆撃機”、“攻撃機”の3種類
 航空機の種類は“雷撃機”と“爆撃機”、“攻撃機”の3種類。雷撃機と爆撃機はこれまで通りで、“戦闘機”が“攻撃機”に置き換わった。

 攻撃機の武器はHEロケット弾。特徴は3種類の中で攻撃範囲がもっとも広く、重装甲の敵に対してはダメージが低い。おもな用途は、装甲が薄くて機動力の高い駆逐艦や軽巡洋艦などへの攻撃だろう。

雷撃機は強力な魚雷を発射して攻撃する。避けられる可能性も高い。

爆撃機の武器は爆弾。HE爆弾を使用すれば火災を発生させることも可能。

攻撃機は広範囲にHEロケット弾をばら撒いて攻撃する。

【その4】中隊が消えたら新しい中隊を順次発艦可能
 前述したように、中隊を編成する航空機は攻撃のたびに減っていく。もちろんそれだけでなく、敵の対空砲火でも少しずつ落とされてしまう……。では、操作できる航空機がなくなったらどうするか?

 なんと、新しい空母はつぎつぎと中隊を発艦させられるのだ。いままでの空母は中隊を帰還させ、さらに整備が必要だった。全滅させられた場合も、新しい中隊が発艦できるまでに時間がかかっていたが、体験会でプレイした新空母は数秒も待たずに発艦できた。現段階では予備機体数の概念がなさそうなので、この仕様だったのかもしれない。

 さすがに無限に航空機を生み出す空母はありえないので、今後どのように変更されるか要注目。

空母の甲板をよく見ると、航空機がびっしり並んでいる。いつでも発艦準備が整っているということか?

【その5】空母本体の移動はウェイポイント指定のみ
 新しい空母はプレイヤーがつねに航空機中隊の操作を行っているため、空母本体はWASDキーで自由に操作できない。移動させる場合はMキーでマップ画面を開き、ウェイポイントを指定して航行させるだけになった。

 敵艦の射程で狙われない限りはいままでの操作と同じなので、この変更はさほど困惑しないだろう。

プレイ中は中隊の操作で忙しいので、空母本体をいじっているヒマはない! さっさとウェイポイントを設定したら戦闘に専念しよう。

戦場を3次元に動ける新しい艦種“潜水艦”

【その1】潜水したり浮上しながら戦う
 いままでの4つの艦種は水面上を航行するので、移動は2次元で行ってきた。5種類目の潜水艦はEキー・Qキーで潜水・浮上が可能。潜行中は酸素を消費し続けるため、ずっと潜っていられるわけではない。周囲の安全を確認したら、浮上して酸素を充填する必要がある。

 なお、潜行の深度は5段階用意されており、深く潜るほど酸素の消耗が激しい。その代わりに敵艦から見つかりにくくなるので、うまく戦うためには深度設定がカギになりそうだ。

水中をふよふよと優雅に航行する潜水艦。コレが『WoWS』とは思えない、新しい感覚です!

【その2】まずはハロウィンイベントで実験配備
 まったく新しい艦種なので、いきなり対人戦には投入しない。まずは毎年恒例のハロウィンイベントで使えるようになる。今後の開発はユーザーからのフィードバックが重要とのことなので、『WoWS』プレイヤーの皆さんはハロウィンイベントを遊びまくってください!

ハロウィンイベントではおなじみの、おどろおどろしいデザインの潜水艦“Lazarus_Centurino”。

【その3】酸素が切れると強制的に浮上
 潜行しすぎて酸素が切れるとどうなるか? いきなり撃沈したりしないのでご安心を。酸素がゼロになると自動的に急浮上して、再び酸素が充填されるまで潜れなくなる。

 ほかの艦種に比べてHPが低いため、敵がウヨウヨいる海域で浮上したら、どちらにせよすぐ撃沈してしまうことになりそう。

深度計の左側にあるのが酸素の残量。ゼロになると勝手に浮上してしまう。

【その4】攻撃方法は魚雷のみ
 潜水艦は魚雷で敵艦を攻撃する。深度が深すぎると攻撃できないので、攻撃時は水面付近まで浮上しなければならない。潜水艦の種類によって、魚雷発射管の位置や数、射角が異なるのがおもしろかった。

 潜水艦の種類によっては後方に発射管がついており、敵に背を向けながら魚雷を撃てるタイプも存在。なお、魚雷を発射するときも若干の酸素を消費しているようだった。

後方に魚雷を撃てる潜水艦がおもしろい。不用心に追いかけてくる敵に命中させろ!

【その5】水上艦からは爆雷で攻撃される
 水中を潜行していても安全ではない。水中聴音を持っている駆逐艦や巡洋艦には発見されるし、爆雷で攻撃される可能性も高いそうだ。体験会ではそのような敵艦がいなかったが、ハロウィンイベントではおそらく登場するのでは?

浮上中は敵艦の主砲に狙われてしまう。なお、火災が発生したときに潜行しても消火できなかった。

ハロウィンイベントで『WoWS』が生まれ変わる!

 駆け足で新しい空母と潜水艦を紹介してきた。くり返しになるが、以上の情報は開発段階のものをプレイした感想なので、正式版では大きく変更される可能性が高い! さすがに無限に航空機を出してくる空母が登場したら、バランスブレイカーどころの騒ぎじゃ済まない……というのはプレイヤーなら誰もが理解できるはず。

 『WoWS』が今後、どのように進化していくのか楽しみに待ってほしい。まずは、10月に開催予定のハロウィンイベントに実装される潜水艦を使って、AIが操作する敵艦を撃沈しまくろう!!

体験会が終わった後の率直な感想は「日本語版でもっと遊びたい!」だった(体験会ではロシア語版クライアントだったので)。ハロウィンイベントが楽しみだ。