迷える死者に最高のエスプレッソを。日本語化も予定されている海外ADV『Necrobarista』を紹介【PAX WEST】

Route 59のアドベンチャーゲーム『Necrobarista』を紹介。2019年リリース予定で日本語ローカライズも予定されている。

 オーストラリアのインディースタジオRoute 59の『Necrobarista』は、“シネマティックなビジュアルノベル”を標榜するだけあって、カメラやテキストの演出がやたらとカッコいいアドベンチャーゲーム。先日シアトルで行われたゲームイベント“PAX WEST”で最新デモを遊んできたのでご紹介する。

 本作の主人公マディは、とあるカフェのオーナー。彼女のカフェには、普通のカフェにはあまり見かけない、とある特徴的な客たちが訪れる。

 ……それは死者だ。死後の世界に行く前の最後の一日を許された彼らを前に、マディは極上のエスプレッソでもてなし、話を聞いてやる。タイトル通り彼女は“ネクロマンサー”(死霊術師)であり、同時にカフェの“バリスタ”なのだ。

画面は3Dで構成され、バシッと決まったカメラワークでシーンが再生される。ちなみにマディは眼鏡っ子で職人で魔術師という、一部の人のハートをガッチリ掴みそうな属性です。

 ゲームはスタイリッシュな演出に全振りしたシーンを楽しんでもらうことに比重を置いており、基本的にはプレイヤーのクリックに合わせて自動的に話が進行する。クールな文体や音楽と見事に合っていて、これがめちゃくちゃ気持ちいい。

 そんな中でプレイヤーが干渉できる要素として入っているのが、キーワードシステム。テキスト中に時折含まれるキーワードを取捨選択していくことで、チャプター終了時にその傾向(テーマ)に応じて通常とは異なるストーリーをアンロックできたりするのだ。

キーワードはそれぞれテーマ別に分類されており、その構成によって次のシーンセレクトで通常とは異なるものを選べたりする。

 また特定のシーンでは一人称視点に切り替わり、辺りを見回せることも。ただし完全に一人称視点アドベンチャーのようになるわけではなく、視界中のものをチェックして情報を得たり物語の背景を知れるといった感じだ。

一人称視点になるシーンは誰の視点かと思ったら、ここでは新たにカフェにやってきた"客"がキョロキョロしていたものだと後で判明。凝ってますなぁ。

 デモの冒頭ではマディ一行が何らかの理由で死霊術の儀式を敢行しているらしき場面もあり、ゲーム本編でどんなストーリーが展開していくのか気になるところ。

 製品版はプレイステーション4/Nintendo Switch/PC/Macで2019年の早い時期にリリース予定とされており、日本語ローカライズと日本向けの配信も計画されている。発売前にはSteamで無料体験版でも出るようなので、PCゲーマーの人はそれをチェックしてみるのもいいかもしれない。