『デッド オア アライブ 6』プロデューサー兼ディレクターの新堀氏に気になることを聞いてみた【gamescom 2018】

2018年8月21日~25日(現地時間)、ドイツ・ケルンメッセで開催されている欧州最大のゲームイベント“gamescom 2018”。コーエーテクモゲームスの対戦格闘ゲーム最新作『デッド オア アライブ 6』のインタビュー記事をお届け。

 2018年8月21日~25日(現地時間)、ドイツ・ケルンメッセで開催されている欧州最大のゲームイベント“gamescom 2018”にて、コーエーテクモゲームスの対戦格闘ゲーム『デッド オア アライブ 6』(以下、『DOA6』)がプレイアブル出展された。本作のプロデューサー兼ディレクターを務める新堀洋平氏にインタビューを実施した。

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コーエーテクモゲームスは、2019年初頭発売予定のプレイステーション4、Xbox One、Steam用ソフト『デッド オア アライブ 6』について、キャラクター“レイファン”および“ヒトミ”の参戦を発表し、最新情報と映像を公開した。また、新規ステージ“Forbidden Fortune”の詳細情報も公開している。

※本記事は、gamesecom会場で超最新バージョンをもとに取材しています。

『DEAD OR ALIVE 6』 ヒトミ&レイファン参戦ショートムービー

プロフィール

新堀洋平氏(しんぼりようへい)

『デッド オア アライブ 6』プロデューサー兼ディレクター

やわらかエンジンを廃止した=揺れなくなったというのは間違い!?

――本作は6月のE3でも出展されていましたが、この2ヵ月のあいだに新キャラクターなど、どんどん発表されていますね。

新堀 E3に出展していたバージョンとgamescomの出展ではかなり違います。ディエゴやリグなどもいませんでしたし。さらにヒトミとレイファンも発表しました。ステージも追加しているんです。

――ナンバリングタイトルとしては久しぶりですね。

新堀 2019年初頭発売予定なので、7年ぶりの新作となります。シリーズファンの皆様には、長くお待たせしました。

――gamescomに出展されて、手応えはいかがですか?

新堀 手応えはすごくあります。私はプロデューサーを担当するのも、ドイツに来たのも初めてなので比較はできないですが、ヨーロッパのファンやメディアの熱量は感じています。「『DOA』シリーズって、こんなに成長しているんだな」という実感が得られました。世界に受け入れられやすいデザインなのかもしれません。また、本作では“顔を殴る”演出もあるのですが海外の多くのファンから好評いただいております。もちろん、こういう痛そうな表現が苦手な方もいらっしゃいますので、痛そうな表現を緩和する機能も、今回の出展バージョンから導入しています。

――服が汚れたり、汗をかいたりと、表現にはものすごくこだわりが感じられますね。話は変わりますが、昨今はesportsがよく話題に上ります。そのあたりでも盛り上がりそうですが……。

新堀 私自身、対戦格闘ゲームは大好きですし、何らかの形でesportsに貢献していきたいです。ただ、esportsである以前に、娯楽として楽しめるものを目指しています。esportsも娯楽の一環ではありますが、『DOA』シリーズはかわいい女の子のキャラクターが多かったり、ステージにギミックがあったりと、伝統的な魅力に溢れたタイトルでもあります。

――『デッド オア アライブ エクストリーム』シリーズから入ったファンも多そうですね。

新堀 そうですね。そういった幅広いファンも多いので、まずは皆さんが楽しめることを第一に考えています。もちろんesports向けのアイデアも用意していますので、そのうちお見せします。おそらく多くの方が考えているものとは違う形だと思いますが。

――今後の続報を楽しみにしています。ところで本作には、女の子だけでなくカッコいい男のキャラクターもたくさん登場しますね。

新堀 男は男で、カッコよさを前面に押し出しています。ハヤテやハヤブサを始め、自分でも気に入っています。個性豊かなキャラクターを選べることも対戦格闘ゲームの楽しみですので。きっと、誰もが『DOA6』でお気に入りのキャラクターに出逢えると思います。

――『DOA』ならではの魅力は、どのあたりにあるとお考えですか?

新堀 打撃、投げ、ホールドという三すくみがあり、読み合いのシーンが多いことが『DOA』シリーズの強みです。それと、爆発する床や壁、落下する崖など、ステージにギミックを施した先駆け的存在でもあります。考えようによっては足枷にもなるシステムですが、シリーズならではの特徴は消したくないので、ジャマにならないようにがんばって調整しつつ組み込んでいます。

――なるほど。日本のファンが本作をプレイできる機会は、来月の東京ゲームショウでしょうか?

新堀 そうですね。日本のメディアとお話しすること自体が久しぶりですが(苦笑)。TGSでは、ようやく日本の皆さんに遊んでいただく機会を用意できます。新たにお楽しみな要素もきっと公開できると思いますので、めちゃめちゃ注目してください!

――さらに新しいキャラクターも公開されたり……?

新堀 じつは、全キャラクターのうち、まだ半分も公開していないんです。どんなキャラクターが出てくるのかはぜひご期待ください。ファンの方の中には、逆にヒヤヒヤしつつ待っている方もいるかもしれませんが、楽しみにしていただけるとうれしいです。それと、1ボタンで4連コンボを簡単に出せたりするシステムなどもあり間口を広げていますので、『DOA』や3D対戦格闘ゲーム自体が初めてという方にも、ぜひ遊んでみてほしいです。

――楽しみです。ところで、やわらかエンジンを廃止したというお話を以前お聞きしたのですが、動いている画面を見るとめちゃめちゃ揺れていますね!

新堀 誤解されている方もいるかもしれないですが、やわらかエンジンを廃止した=揺れなくなったわけではありません。弊社の技術部門が、どんどん新しい環境を構築していて、やわらかエンジンはすでに古い環境なんです。

――なるほど。逆に進化していると。よく見ると、服の布がかかっている部分と、肌が露出している部分で揺れ方が微妙に異なりますね。ものすごくリアルに見えます。揺れまくっていますし。なんというか、正直、触ってみたくなるほどで……。ああ、触りたい!

新堀 落ち着いてください! ともあれ、心配されているファンの皆様もご安心ください。

――ハァハァ。ちなみに、現在使っているエンジンには名称があるのでしょうか?

新堀 とくに名称はないですね。すごい技術ゆえにあまり注目されたくないので、海外メディアには「ただのニューエンジンだよ」と説明しています。

――ニュー……とにかくすごさは伝わりました。最後に、本作の発売を心待ちにしている日本のファンにひと言お願いします。

新堀 先ほどのニューエンジンを始め、新しい体験がいっぱい詰まった『DOA6』。皆さんが待っている要素もこれから発表していきますので、まずはTGSにて実機でご確認ください。見て楽しい、闘って楽しい本作の発売を、ぜひお楽しみに!