土壇場で開発中止が決定された幻の2Dアクションゲームが、25年の時を経て復活へ。

 Strictly Limited Gamesが、『バトルフィールド』シリーズなどで知られるDICEの幻のタイトル『HARDCORE』(プロジェクト名。最終的なタイトルとなるかは不明)を、2019年にプレイステーション4とPS Vita向けにリリースすることを発表した。

 スウェーデンのDICEといえば、ミリタリーFPS『バトルフィールド』シリーズなどで知られるゲームスタジオ。今やエレクトロニック・アーツの中核をなす同スタジオだが、『HARDCORE』は時を遡ること25年ほど前、デジタル・イリュージョンという名義の独立系スタジオだった頃のタイトルとなる。

 『HARDCORE』はメガドライブ/メガドライブCD/Amiga(コモドール製コンピューター)向けに開発されていたものの、プレイステーションなどの(当時の)新世代ハードによる3Dゲームへのトレンドの移行を察知したパブリッシャーのシグノシスが、開発終盤であるにも関わらずプロジェクトの中止を決定。以降は関係者のみが講演会などでその存在を時折語る幻のタイトルとなっていた。

 今回の発表を行ったStrictly Limited Gamesのスタッフは、「99%完成していた」という本作のオリジナルの開発データをサルベージしており、失われたタンクステージの追加開発などを行いつつ、現代のハードで動作するよう移植するとしている。

 なお『HARDCORE』はゲームジャンル的には横視点からの2Dアクションシューティングゲームとなっており、その名の通りなかなかやりごたえのありそうなハードコアな印象。トレイラーなどでは“ユーロスタイル2Dシューター”と表現されている。

[2018年9月7日午前7時]当初、「Strictly Limited Gamesは、DICEの創立メンバーのひとりであるFredrik Liljegren氏による新スタジオ」と記載しておりましたが、誤りでした。関係者各位にはお詫びして訂正します。

 ちなみに本来のパブリッシャーだったシグノシスは、『ワイプアウト』シリーズなどを成功させたのち、ソニー傘下のリバプールスタジオとなっている(2012年に閉鎖が発表)。海外メディア等では、このことが『HARDCORE』がプレイステーションプラットフォーム限定で発売されることと関連しているのではないかと見られており、もしかするといわゆる時限独占を経て他プラットフォームでの展開もありうるかもしれない。

ショップらしき画面。
タンクを操作する見下ろし型シューティングの面。どうやらこのパートは未完成だったか何かで、追加開発を行う予定だという。