『ドラゴンズドグマ オンライン』“シーズン3.3”直前インタビュー「悪しき竜は過去最強クラスの竜」

2018年8月16日に“シーズン3.3”アップデートが実施される『ドラゴンズドグマ オンライン』。新たに追加されるストーリーやモンスター、コンテンツといった要素について、プロデューサー・松川美苗氏とディレクター・木下研人氏に話をうかがった。

“シーズン3.3”アップデート開幕直前インタビュー!

 カプコンがサービスを行う基本無料のオンラインオープンワールドアクション『ドラゴンズドグマ オンライン』(以下、『DDON』)では、2018年8月16日に“シーズン3.3”アップデートが実施される。本アップデートでは、“悪しき竜”との最終決戦が展開されるストーリー、遊びの幅を広げる新カスタムスキル、プレイヤーの利便性を重視したリファインといった、多数の新要素が加わる。これらの気になる要素について、プロデューサー・松川美苗氏とディレクター・木下研人氏に話をうかがった。

プロフィール

松川美苗(まつかわみなえ)

『ドラゴンズドグマ オンライン』プロデューサー

木下研人(きのしたけんと)

『ドラゴンズドグマ オンライン』ディレクター

ついに諸悪の根源である悪しき竜との決戦が始まる!

――まずは、シーズン3.3のメインストーリーの見どころを教えてください。

木下 シーズン3.2で主人公と解放軍が、城塞都市メガドを解放した際、最後にネド王子がひとりで解放軍を離れるシーンがありました。シーズン3.3では、離れていったネド王子の真の心のうちはどこにあったのか、幼い王子が秘めている本当の思いは何だったのか、という部分を中心に物語が展開されます。

――主人公たちが、アッカーシェランに連れて来られた理由は判明するのでしょうか?

松川 はい、明らかになります。主人公たちをアッカーシェランに引き入れ、その後、自ら手を下すことなく静観していた悪しき竜ですが、その理由を踏まえたうえで、すべての謎が解明し、火垂れ山で決着がつくことになります。

木下 ネド王子と悪しき竜、このふたりの存在がストーリーの見どころになります。また、ネド王子の行方を追うオーク部隊や北の盗賊団といった新たなキャラクターたちにも注目してほしいです。

――ということは、ついにシーズン3の物語が完結するんですね。

松川 じつは……シーズン3は、当初からシーズン3.4まで用意しているんです。シーズン3.4では、シーズン3の物語内にあった伏線や謎が明らかになっていきます。アップデート日はまだ明かせませんが、そう遠くないうちに実装できると思います。また、これまでのシーズンとはひと味もふた味も違った遊びを追加する予定ですので、ご期待ください。

――シーズン3.4が気になるところですが、話をシーズン3.3に戻して……。公開中のスクリーンショットの中にネド王子が笛を持っているものがありますよね。あれはいったい何なのでしょうか?

木下 あの笛は、アッカーシェラン大陸で竜力を継承するときに使っていたアイテムです。物語の核心に迫るものなので詳しくはお話できませんが、ネド王子があの笛を持ち出して、何を思い、どこに行こうとしているのかが物語のポイントになっていきます。

――かなり重要なアイテムなんですね。メインストーリーでは悪しき竜と戦えるのでしょうか?

木下 もちろん、戦えます。

――悪しき竜の強さが気になります。

木下 精霊竜ウィルミア以上に壮大で熱い戦いを用意していて、竜族の中でもトップクラスの強さを誇ります。攻撃も痛いですし、さまざまなギミックや要素を盛り込んでいるので、静観している時間が少ないと思います。

――静観している暇がない……。攻略し甲斐がありそうですね。そういえば、シーズン3.2で登場した黒騎士も強かったですよね。それよりも手ごわいのでしょうか?

木下 そうですね。ただ、メインクエストに関しては、難易度を調整しているのでソロプレイでも倒せるようにしています。悪しき竜とはウォーミッションでも戦うことになるのですが、そちらは手加減なしの強さになります。また、メインクエストはこれまでと少し違った配信スケジュールを予定しています。

――と言いますと?

木下 これまでは、すべてのメインクエストをアップデート当日に遊べるようにしていたのですが、シーズン3.3では、悪しき竜と戦うクエストのみ、後日配信する予定です。

――なぜそういった形に?

木下 まずは、エリアの頂点かつ門番である“ウシュムガル”という敵を倒してから、悪しき竜に挑むという形にしたかったので配信型にしました。アップデートの流れとしては、悪しき竜に挑むまでのメインクエスト、エピタフロード、ウシュムガルが登場するエリアミッション、そして悪しき竜のメインクエストという感じに、週ごとにテンポよく遊ぶものがある状態にしていきます。

――悪しき竜との決戦に向けて、徐々に準備していくんですね。ちなみに今回のアップデートでは、レベルキャップの解放はあるのでしょうか?

木下 あります。シーズン3.3では、レベルキャップが100になります。今後のアップデートでレベルキャップを解放する可能性もありますが、今回はレベル100でいったん止めようと思っています。

新たな舞台、ウルテカ山岳と火垂れ山

――新フィールド“ウルテカ山岳”は、どのくらいの規模なのでしょうか? 

木下 フィールド面積は、メガドシス高地と比べるとそこまで広大ではありませんが、フィールド内には、火垂れ山という巨大な火山が存在します。

――火垂れ山は、悪しき竜との決着をつける重要な場所なんですよね?

松川 そうです。ちなみに、シーズン3.0のストーリーで映っていた火山が、火垂れ山です。皆さんの1年間の歩みが火垂れ山に集約されているので、ぜひ最後までプレイしてアッカーシェランの行く末を見届けてほしいです。

――火山からの景色もすごそうですね。

木下 素晴らしい景色ですし、「ようやくここまで来たんだな」と実感してもらえると思います。

――早くその景色を見てみたいです。シーズン3は、火山という見た目の目標があったことで旅をしている感がすごく強かったですよね。

木下 そうですね。シーズン2のフィンダムでも象徴となる大樹は用意していたんですが、魔赤島があったので目的地という感覚が薄くなっていたと思います。シーズン3では、冒険の目的地をより感じていただけるように、物語の冒頭から火山を見せるようにして、プレイヤーの皆さんに意識してもらえるように作りました。

――ウルテカ山岳へは、どうやって行くのでしょうか?

木下 まずは、シーズン3.3で実装される最初のメインクエストで行くことになります。メガド回廊の城塞都市メガド 王宮層へ繋がる道の手前にある通路を左側に行くと、ウルテカ山岳に繋がる扉があります。ちなみに、シーズン3.3の最初のメインクエストは、LV95から受注できます。

――ウルテカ山岳のダンジョン数を教えてください。

木下 強さの異なる4つのダンジョンに加え、時間制限ダンジョンを用意しています。また、エリアランクを上げるとシーズン3.2でもあった王家の隠し部屋のようなダンジョンも追加されます。

――ダンジョンの中には、火垂れ山が舞台になっているものもあるのでしょうか?

木下 あります。4つ目のダンジョンは、火垂れ山内部で遊ぶ形になります。専用のダンジョンとしてデザインされているので、ほかのダンジョンとは違った楽しみがあります。

――ちなみに、時間制限ダンジョンはこれまでと同じサイクルで解放されるのでしょうか?

松川 そうですね。エピタフロードの試練でハイオーブが多少は稼ぎやすくなっているので、シーズン3.3でも同じサイクルで実装する予定です。ハイオーブとジョブポイント用のボーナスダンジョンチケットを追加するので、これまで以上に稼ぎやすくなると思います。

2体のドラゴンが、覚者の前に立ちはだかる

――新モンスター“ウシュムガル”のコンセプトと特徴を教えてください。

松川 シーズン2.2で追加したタラスクが、シールドセージの覚者の成れの果てという設定があるように、ウシュムガルはもともとソーサラーの覚者だったという設定があります。

木下 魔法攻撃に長けていて、高威力の魔法を次々と放ってきます。さらに自身の周囲に杖を展開し、杖の対処を怠ると、その杖自体も厄介な攻撃をくり出してきます。

――どうやって攻略していけばいいのでしょうか?

木下 杖を壊すとバリアゾーンが展開されるというギミックを用意しています。敵の攻撃に合わせてタイミングよく杖を破壊してバリアゾーンを確保し、攻撃を凌ぐという立ち回りが基本になるでしょう。

――バリアゾーンは具体的にどういったものなのでしょうか?

松川 シールドセージのハンズオブゴッドのような物理的に見えるバリアです。ただし、バリアはいずれ壊れてしまうので、早めに次の杖を破壊し、安全地帯を確保する必要があります。その役目を担うのは誰か、パーティー内でそういったやり取りも生まれると思います。

――壊せないときは、ハンズオブゴッドで代用するというのもありかもしれませんね。

木下 そうですね。杖にダメージを与えてバリアゾーンを展開させることを推奨しますが、攻略バリエーションとしてはありです。

――そうなってくるとハンズオブゴッドよりも杖の破壊を優先したほうがよさそうですね。スクリーンショットでは、杖がかなり高い位置にある気がします。

木下 通常時は上空を旋回して漂っていますが、魔法詠唱時は地面に降りてきます。また、上空にいるときよりも、地面に降りてきたときのほうがダメージを与えやすくなっています。ですので、どのジョブでも破壊が可能です。

――どのジョブでも破壊するチャンスがあるのはうれしいですね。ちなみにウシュムガルという名前の由来は何なのでしょうか?

木下 ウシュムガルという名前は、神話に登場する魔物から引用しています。

――なるほど。では、続いて悪しき竜の特徴を教えてください。

木下 悪しき竜との戦闘は、4つのフェイズに分かれています。メインクエストでは、ストーリーとしての決着が着く前半2フェイズ、ウォーミッションでは、フルボリュームの4フェイズを戦い抜くことになります。悪しき竜は、暴れ狂ったような力強さと迫力をコンセプトにしており、溶岩の環境と荒れ狂う悪しき竜の組み合わせは、まさに炎獄のようなインパクトを感じてもらえると思います。

松川 いずれの攻撃も威力が高く、気の抜けないものばかりです。また、悪しき竜は怒ると各部位に強い炎をまとうようになります。炎をまとった部位に一定のダメージを与えると、炎が消えて炭化していき、すべて炭化させるとダウンを奪えるという仕組みになっています。

――ひとつずつ部位を破壊していくという立ち回りが有効そうですね。

木下 さらに、カウンターを取れる要素も用意しています。リスキーですが、腕に自信がある方はアグレッシブに戦って、より早く炭化やダメージを取るというのも楽しみにひとつになると思います。

――カウンターで積極的に攻めるか、ひとつずつじっくり破壊していくか、プレイヤーによって立ち回りが大きく変わりそうですね。

木下 悪しき竜だけではなく、火山のフィールドにも注意を払わなければなりません。悪しき竜の攻撃のなかには、火山の活動を活性化させるギミックがあり、これを処理できないと火山の環境が悪化してしまうんです。本体と火山の両方に気を配りながら戦ってもらいたいですね。

――さすが最大の敵ですね。戦うのが楽しみです。ちなみに、悪しき竜にはウィルミアのような名称がありませんよね。なぜなのでしょうか?

木下 アッカーシェランを守護していた火竜“クレス”が、黒竜に倒され、その骸から黒竜のエネルギーを使って生み出されたのが悪しき竜なんです。邪悪な存在という意味をふまえて、あえて悪しき竜という名前のない竜にしました。

――ほかにはどういったモンスターが追加されるのでしょうか?

木下 雷属性の攻撃をくり出すイービルアイの亜種“ボルトアイ”や、火山地帯に生息する炭化したエント“バーンエント”、剣と盾を装備した“スケルトンロード・アビス”、炎に包まれたキメラなど、さまざまなモンスターが追加されます。

松川 ボルトアイは、イービルアイとは違った攻略法を用意しているので楽しみにしていてください。